一本の矢はたやすく折れるが、三本束ねれば容易には折れない。
出典:「三矢の訓え」。毛利元就の「三子教訓状」(1557年)には矢の話はない
本当の出どころ毛利元就が死の床で三人の息子に矢を折って見せたという「三本の矢」の話は有名だが、作り話とされる。元就が1557年に三人の息子に書いた「三子教訓状」は兄弟の結束を説いているが、矢の話は出てこない。また長男の隆元は元就より先に亡くなっており、臨終に三人がそろうことはありえなかった。江戸時代の「前橋旧蔵聞書」の、多くの子に矢の束を示した話が変化したとみられる。
意味と背景
一人ひとりの力は弱くても、力を合わせれば簡単には崩れない強さになるという教え。兄弟や仲間の団結の大切さを伝える話として、今も学校やスポーツチームでよく使われている。
この言葉の使い方
座右の銘にするなら、チームワークを大切にする心がけとして。面接では、一人では難しかった課題を仲間と協力して乗り越えた経験を話すとよい。実際の「三子教訓状」には矢の話がないことも知っていると、話に深みが出る。

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