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斎藤茂吉の肖像写真
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/)

斎藤茂吉の名言

斎藤茂吉|1882〜1953年|日本|歌人・精神科医

山形県の農家に生まれ、東京の精神科医・斎藤紀一の養子となった。精神科医として病院長を務めるかたわら、正岡子規の流れをくむ短歌結社「アララギ」の中心となり、第一歌集『赤光』で歌壇に衝撃を与えた。「実相観入」という写生の考えを唱え、『万葉秀歌』などで万葉集の魅力を広く伝えた。文化勲章を受章。

のせている言葉:3こ(出典あり 3)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(3こ)
  1. 要は繰返して読み一首一首を大切に取扱って、早読し…
  2. 万葉集の傑作といい秀歌と称するものも、地を洗って…
  3. 後代の歌人等は、渾身を以て自然に参入してその写生…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

要ようは繰返くりかえして読よみ一首いっしゅ一首いっしゅを大切たいせつに取扱とりあつかって、早読はやよみして以もって軽々かるがるしく取扱とりあつかわれないことを望のぞむのである。

出典:『万葉秀歌』序(1938年8月29日付)

出典について青空文庫『万葉秀歌』の本文で確認。

意味と背景

大事なのは、繰り返し読んで一首一首を大切に味わうことで、急いで読み飛ばして軽く扱わないでほしい、という読者へのお願い。茂吉は、忙しい人は電車の中や寝る前に一、二首ずつ読んでもよいと言いつつ、数より深さを大切にする読み方をすすめた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

量より一つ一つを丁寧に味わいたい人の座右の銘です。面接では、本を何冊も読むより、一冊を繰り返し読んで深く理解するようにしてきたと話し、仕事でも一つ一つを丁寧に扱う姿勢を伝えるとよいでしょう。

万葉集まんようしゅうの傑作けっさくといい秀歌しゅうかと称しょうするものも、地ちを洗あらって見みれば決けっして魔法まほうのごとく不可思議ふかしぎなものでなく、素直すなおで当あたり前まえな作歌さっかの常道じょうどうを踏ふんでいるのに他ほかならぬ。

出典:『万葉秀歌』序(1938年)

出典について青空文庫『万葉秀歌』の本文で確認(「という、その最も積極的な例を示すため」と続く部分の前まで)。

意味と背景

万葉集の名歌といわれるものも、よく調べてみれば魔法のような不思議なものではなく、素直で当たり前の歌の作り方の基本を踏んでいるだけだ、という意味。だから茂吉は、助詞一つ動詞一つにこだわる細かい解説を書いた。名作の秘密は基本の徹底にあるという考え。

座右の銘にするなら・面接での答え方

基本を大切にしたい人の座右の銘になります。面接では、すごいと言われる先輩の仕事を観察したら、特別な技ではなく基本を丁寧に積み重ねていると気づいた経験を話し、自分も基本を徹底したいと伝えると説得力があります。

後代こうだいの歌人等かじんらは、渾身こんしんを以もって自然しぜんに参入さんにゅうしてその写生しゃせいをするだけの意力いりょくに乏とぼしかった。

出典:『万葉秀歌』(巻一の歌の評釈)(1938年)

出典について青空文庫『万葉秀歌』の本文で確認。万葉の大きな歌に後の時代の歌人が及ばなかった理由を述べた部分。

意味と背景

後の時代の歌人たちは、全身全霊で自然の中に入りこみ、それをありのままに写し取るだけの気力が足りなかった、という意味。万葉の歌の大きさと単純さは、自然と一体になって写生する力から生まれたと茂吉は考えた。茂吉の「写生」の考えがよく表れた言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

全力で対象に向き合う姿勢を大切にしたい人に合う言葉です。面接では、写真や絵、研究などで、対象をじっくり観察し、全身で向き合うことで良い成果が出た経験を話すと、この言葉らしい答えになります。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/斎藤茂吉

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