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鴨長明の肖像写真
肖像画:菊池容斎『前賢故実 鴨長明』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

鴨長明の名言

鴨長明|1155ごろ〜1216年|日本(平安時代末〜鎌倉時代)|随筆家・歌人

京都・下鴨神社の神官の家に生まれた。和歌や琵琶にすぐれ、後鳥羽院に認められて和歌所の寄人となったが、望んだ神社の役職につけず出家。晩年は京都郊外の日野山に一丈四方(約3メートル四方)の小さな庵を結んで暮らした。大火・飢饉・地震などの災害と無常を見つめた随筆『方丈記』の作者で、日本三大随筆の一つに数えられる。

のせている言葉:10こ(出典あり 10)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(10こ)
  1. 行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…
  2. よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久…
  3. 朝に死し、夕べに生まるるならい、ただ水の泡にぞ似…
  4. 知らず、生まれ死ぬる人、いずかたより来たりて、い…
  5. 宝あれば恐れ多く、貧しければ嘆き切なり。
  6. 人を頼めば身他の奴となり、人をはぐくめば心恩愛に…
  7. 世に従えば身苦し。従わねば狂えるに似たり。
  8. それ三界は、ただ心一つなり。
  9. 魚は水に飽かず。魚にあらざればその心を知らず。鳥…
  10. 一期の楽しみは、うたた寝の枕の上にきわまり、生涯…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

行ゆく川かわの流ながれは絶たえずして、しかももとの水みずにあらず。

出典:『方丈記』冒頭(1212年)

出典について『方丈記』の書き出し。Wikisource所収の『國文大觀』本文で確認した。旧字・旧かなは読みやすく直した。

意味と背景

現代語訳:流れていく川の流れは絶えることがなく、それでいて、そこを流れる水はもとの水ではない。川は同じに見えても、中身は刻々と入れ替わっている。人の世も同じで、変わらないものは何一つないという無常観を、誰もが知る景色で示した名文。

座右の銘にするなら・面接での答え方

毎日同じように見える部活の練習も、昨日の自分と今日の自分は違うと思うようにしています。変わり続けることを恐れず、少しずつ成長していく。そんな意味でこの言葉を胸に置いています。

2出典あり#人生#自然#心
よどみに浮うかぶうたかたは、かつ消きえかつ結むすびて、久ひさしくとどまることなし。

出典:『方丈記』冒頭(1212年)

出典について『方丈記』冒頭の二文目。一般に流布する本文では「久しくとどまりたるためしなし」。ここでは『國文大觀』本文に従った。

意味と背景

現代語訳:流れのよどんだ所に浮かぶ泡は、消えたかと思えばまたできて、長くそのままでいることはない。続けて「世の中の人と住まいもこれと同じだ」と言う。人の命も家も、泡のようにはかないものだと見つめている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

大切にしていた物をなくした時、この言葉で、形あるものはいつか消えると受け止められました。だからこそ物より、人との思い出や身につけた力を大事にしたいと思っています。

朝あしたに死しし、夕ゆうべに生うまるるならい、ただ水みずの泡あわにぞ似にたりける。

出典:『方丈記』冒頭(1212年)

出典について『方丈記』冒頭部。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:朝に誰かが死に、夕方に誰かが生まれる。この世のならわしは、ただ水の泡のようなものだ。昔よく知っていた人は二、三十人のうち一人か二人しか残っていない、という実感から出た言葉で、命の入れかわりの速さを表している。

座右の銘にするなら・面接での答え方

同窓会で、たった数年で皆の環境が大きく変わっていることに驚きました。この言葉のように人の世は移り変わります。だからこそ、会える時に会い、話せる時に話すことを大切にしています。

知しらず、生うまれ死しぬる人ひと、いずかたより来きたりて、いずかたへか去さる。

出典:『方丈記』冒頭(1212年)

出典について『方丈記』冒頭部。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:私には分からない。生まれては死んでいく人は、どこから来て、どこへ去っていくのか。また、仮の宿にすぎない家のために、誰のために心を悩ませ、何のために見た目を喜ばせるのか、と続く。人生の根本の問いを率直に投げかけている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

進路に悩んだ時、「そもそも何のために生きるのか」を考えるきっかけになった言葉です。答えはすぐ出なくても、問い続けることで自分の大事なものが見えてきました。考えることをやめない姿勢の原点です。

5出典あり#お金#心#幸せ
宝たからあれば恐おそれ多おおく、貧まずしければ嘆なげき切せつなり。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』の、世の中の生きにくさを並べた部分。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:財産があれば失う心配が多く、貧しければ嘆きが切実になる。お金があってもなくても悩みは尽きないということ。お金に振り回されない心の持ち方こそ大切だと気づかせてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

お金があれば悩みは消えると思っていましたが、この言葉で考えが変わりました。大切なのは額より使い方と心の持ち方です。アルバイト代も、目的を決めて貯金と自己投資に分けて使うようにしています。

人ひとを頼たのめば身み他ほかの奴やっことなり、人ひとをはぐくめば心こころ恩愛おんあいにつかわる。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』の、世の中の生きにくさを並べた部分。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:人に頼れば自分の身はその人の言いなりになり、人を養えば心は愛情にしばられる。頼っても頼られても自由ではいられない、という人間関係の難しさを冷静に見つめた言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

何でも親に頼っていた自分を変えたくて、この言葉を選びました。一人暮らしを始め、自分でできることを増やしたことで、かえって家族と対等に感謝し合える関係になれたと感じています。

世よに従したがえば身み苦くるし。従したがわねば狂くるえるに似にたり。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』の、世の中の生きにくさを並べた部分の結び。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:世間に合わせれば自分が苦しい。合わせなければ、変わり者扱いされる。どこに住み、どう生きれば、少しでも心安らかにいられるのか、と続く。周りに合わせるか自分を通すか、という今も変わらない悩みを言い当てている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

周りに合わせすぎて疲れた経験から、この言葉に強く共感しました。全部合わせるのでも全部逆らうのでもなく、譲れることと譲れないことを分けて考えるようにしたら、気持ちが楽になりました。

それ三界さんがいは、ただ心こころ一ひとつなり。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』後半、庵での暮らしを語る部分。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:そもそもこの世界は、ただ心ひとつで決まるものだ。心が安らかでなければ、立派な牛馬や宝物も、宮殿も意味がない、と続く。小さな庵の暮らしを自分で愛せる、という長明の幸福論の核になる言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

狭い部屋で一人暮らしを始めた時、最初は不満ばかりでした。この言葉を知り、好きな本と植物を置いて自分の居場所にしたら、毎日帰るのが楽しみになりました。幸せは心の持ち方しだいだと実感しています。

魚さかなは水みずに飽あかず。魚さかなにあらざればその心こころを知しらず。鳥とりは林はやしをねがう。鳥とりにあらざればその心こころを知しらず。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』後半。続けて「閑居の気味もまたかくの如し。住まずして誰かさとらむ」と結ぶ。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:魚は水の中にいて飽きることがないが、魚でなければその気持ちは分からない。鳥は林を求めるが、鳥でなければその気持ちは分からない。静かな暮らしの良さも、実際に住んでみなければ分からない。人の幸せは外から判断できない、という意味。

座右の銘にするなら・面接での答え方

地元に残ると決めた時、もったいないと言われました。でも自分にとっての幸せは自分にしか分かりません。この言葉は、人と比べず自分に合った生き方を選ぶ勇気をくれました。

10出典あり#幸せ#自然#人生
一期いちごの楽たのしみは、うたた寝ねの枕まくらの上うえにきわまり、生涯しょうがいの望のぞみは、折々おりおりの美景びけいに残のこれり。

出典:『方丈記』(1212年)

出典について『方丈記』後半、庵での暮らしを語る部分。『國文大觀』本文で確認した。

意味と背景

現代語訳:一生の楽しみは、うたた寝する枕の上にきわまり、生涯の望みは、その時々の美しい景色を見ることに残っている。大きな成功や財産ではなく、ささやかな昼寝や景色に幸せを見いだす、長明の到達した心境。

座右の銘にするなら・面接での答え方

忙しい毎日でも、帰り道の夕焼けを見る時間を大切にしています。この言葉を知って、幸せは大きな出来事ではなく小さな瞬間の積み重ねだと思えるようになりました。心の余裕を忘れないための言葉です。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/鴨長明

ほかの日本の偉人の名言

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