肖像画:作者不詳『至聖先賢半身像 孔子』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)論語の名言
論語(孔子)|前551頃〜前479年|中国(春秋時代・魯)|思想家(儒家の祖)・古典
孔子は春秋時代の魯の国の人で、仁(人を思いやる心)と礼を中心に、よい人間と政治のあり方を説いた。各地を回って仕官を求めたが用いられず、晩年は弟子の教育に力を注いだ。『論語』は孔子と弟子たちの言葉を、孔子の死後に弟子やその門人がまとめた本で、全20篇。日本には古くから伝わり、寺子屋や藩校の教科書として読み継がれてきた。
のせている言葉:37こ(出典あり 35・実は言っていない 2)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(37こ)
- 学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠…
- 巧言令色、鮮なきかな仁。
- 吾日に吾が身を三省す。
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿かれ。
- 吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にし…
- 故きを温めて新しきを知る、以て師と為るべし。
- 学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆…
- 之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す…
- 義を見て為ざるは、勇無きなり。
- 朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。
- 君子は義に喩り、小人は利に喩る。
- 賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に…
- 父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一…
- 君子は言に訥にして、行いに敏ならんことを欲す。
- 徳は孤ならず、必ず隣有り。
- 之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を…
- 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
- 憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず。
- 三人行えば、必ず我が師有り。
- 君子は坦かに蕩蕩たり、小人は長えに戚戚たり。
- 逝く者は斯くの如きか、昼夜を舎かず。
- 後生畏るべし。
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからざる…
- 歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知る。
- 知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。
- 過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。
- 己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ。
- 人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り。
- 君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む。
- 過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。
- 其の身正しければ、令せずして行わる。
- 速やかならんと欲すれば則ち達せず。
- 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。
- 剛毅木訥、仁に近し。
- 工其の事を善くせんと欲すれば、必ず先ず其の器を利…
- 聞いたことは忘れる。見たことは覚える。やったこと…
- 最大の栄光は一度も倒れないことではなく、倒れるた…
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。人知らずして慍みず、亦た君子ならずや。
現代語訳学んだことを折にふれて復習し身につけるのは、なんとうれしいことか。友が遠くから訪ねてくるのは、なんと楽しいことか。人に認められなくても腹を立てない人こそ、立派な人ではないか。
原文(漢文)子曰:「學而時習之,不亦說乎?有朋自遠方來,不亦樂乎?人不知而不慍,不亦君子乎?」
出典:『論語』学而第一 第1章(Wikisource の章番号 一之一)
出典について『論語』の冒頭、全20篇の最初の章。孔子の言葉(子曰)として本文にある。
意味と背景
『論語』の一番はじめの言葉。学ぶ喜び、仲間と語り合う喜び、評価されなくても平気でいられる心の強さという三つがそろっている。勉強は覚えて終わりではなく、何度も使って自分のものにした時に本当の喜びになる、という考えが込められている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
面接なら「資格の勉強で、覚えた内容を実際の業務で使えた時が一番うれしかった経験から、この言葉を選びました。学び続けることと、すぐに評価されなくても腐らないことを大事にしています」と、学びを実際に使った具体例を添えると伝わる。
巧言令色、鮮なきかな仁。
現代語訳口先がうまく、顔つきを取りつくろう人には、本当の思いやりはほとんどない。
原文(漢文)子曰:「巧言令色,鮮矣仁。」
出典:『論語』学而第一 第3章(一之三)
出典について学而篇の本文に孔子の言葉としてある。陽貨篇にも同じ言葉が重ねて出てくる。
意味と背景
お世辞やうまい言い回し、愛想のいい表情ばかりの人は、心の中の誠実さが欠けていることが多いという戒め。孔子は話し上手より、言葉は少なくても行いで示す人を高く評価した。人を見る時の目安にも、自分を省みる鏡にもなる言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
営業職の面接なら「口のうまさで売るのではなく、お客様の困りごとを正直に聞くことを大切にしたいので、自分への戒めとしてこの言葉を座右の銘にしています」と言えば、誠実さを売りにできる。
吾日に吾が身を三省す。
現代語訳わたしは毎日、何度も自分を振り返る。人のために考えて真心を尽くさなかったことはないか。友との付き合いで信義に欠けなかったか。教わったことを復習せずに人に伝えていないか。
原文(漢文)曾子曰:「吾日三省吾身:爲人謀而不忠乎?與朋友交而不信乎?傳不習乎?」
出典:『論語』学而第一 第4章(一之四)
出典について『論語』の本文にあるが、言ったのは孔子ではなく弟子の曾子(曾参)。「孔子の言葉」と紹介されることがあるので注意。
意味と背景
孔子の弟子・曾子の言葉。「三省」は三つのことを振り返るとも、何度も振り返るとも読まれる。人のために誠実だったか、友に嘘をつかなかったか、身についていないことを教えていないか。一日の終わりの反省の型として今も使える。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「毎日寝る前に、今日の仕事で手を抜いたところ、約束を守れなかったところ、分かったふりをしたところの三つをメモで振り返っています」と、実際の習慣とセットで話すと、言葉だけでない説得力が出る。
過ちては則ち改むるに憚ること勿かれ。
現代語訳間違えたら、ためらわずにすぐ改めなさい。
原文(漢文)子曰:「君子不重則不威,學則不固。主忠信,無友不如己者,過則勿憚改。」
出典:『論語』学而第一 第8章(一之八)
出典について学而篇の本文にある孔子の言葉の最後の一句。子罕篇にもほぼ同じ文がある。
意味と背景
人は誰でも間違える。大事なのは、間違いに気づいた時に体面を気にしてごまかさず、すぐに直すこと。「改めるのを恥ずかしがるな」という点に重みがある。ミスを隠すほど傷が広がる、という仕事の現場にもそのまま通じる教えである。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「アルバイトで発注ミスをした時、すぐ店長に報告して損を最小限にできた経験があり、間違いは早く認めて直すことを大事にしています」と話せば、失敗談を前向きな強みに変えられる。
吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず。
現代語訳わたしは十五歳で学問を志し、三十歳で自分の足で立ち、四十歳で迷わなくなり、五十歳で天から与えられた役目を知った。六十歳で人の言葉を素直に聞けるようになり、七十歳では思うままにふるまっても道を外れなくなった。
原文(漢文)子曰:「吾十有五而志于學;三十而立;四十而不惑;五十而知天命;六十而耳順;七十而從心所欲,不踰矩。」
出典:『論語』為政第二 第4章(二之四)
出典について為政篇の本文にある孔子の言葉。「志学」「而立」「不惑」「知命」「耳順」「従心」という年齢の呼び名の元になった。
意味と背景
孔子が晩年に自分の一生を振り返った言葉。四十歳を「不惑」と呼ぶのはここから来ている。ただし孔子自身も四十までは迷っていたということでもあり、人は年齢を重ねながら少しずつ成長していくものだ、という温かい見方が読み取れる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
三十歳前後の転職面接なら「三十にして立つという言葉のとおり、これまでの経験を土台に、自分の判断で仕事を回せる人になりたいと思って応募しました」と、年齢の節目と志望理由を結びつけて使える。
故きを温めて新しきを知る、以て師と為るべし。
現代語訳昔のことをよく学び直して、そこから新しい意味を見つけ出せる人なら、人の先生になれる。
原文(漢文)子曰:「溫故而知新,可以爲師矣。」
出典:『論語』為政第二 第11章(二之十一)
出典について為政篇の本文にある孔子の言葉。四字熟語「温故知新」の出どころ。
意味と背景
「温故知新」の元になった言葉。古い知識をただ覚えるだけでも、新しいものに飛びつくだけでもなく、過去をじっくり学び直すことで今に役立つ発見をする。それができて初めて人に教える資格がある、と孔子は言っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「前職で過去十年分のクレーム記録を読み直し、同じ原因の問い合わせを減らす案を出しました。古い記録から新しい改善を見つけるのが得意です」と、温故知新を実際にやった話にすると印象に残る。
学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし。
現代語訳学ぶだけで自分で考えなければ、ぼんやりして身につかない。考えるだけで学ばなければ、独りよがりで危うい。
原文(漢文)子曰:「學而不思則罔,思而不學則殆。」
出典:『論語』為政第二 第15章(二之十五)
出典について為政篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
知識を入れることと、自分の頭で考えることは車の両輪だという教え。教科書を丸暗記しても使えず、逆に本も読まずに考え込んでも思い込みにはまる。受験勉強でも仕事でも、インプットとアウトプットの釣り合いを取る大切さを二千年以上前に言い当てている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
受験生なら「問題集を解くだけでなく、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できるまで考えるようにしています」と、学ぶ・考えるの両方をやっている勉強法と一緒に話すとよい。
之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。
現代語訳知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとする。それが本当に知るということだ。
原文(漢文)子曰:「由,誨女知之乎!知之爲知之,不知爲不知,是知也。」
出典:『論語』為政第二 第17章(二之十七)
出典について為政篇の本文にある孔子の言葉。弟子の子路(由)に向けて言ったもの。
意味と背景
知ったかぶりをしがちな弟子の子路に、孔子が教えた言葉。自分が何を知らないかをはっきりさせることが、本当の知の出発点になる。ソクラテスの「無知の知」と並べて紹介されることも多い、東西に共通する考え方である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「分からないことを分からないと早めに言うことが、チームに迷惑をかけない一番の方法だと考えています」と述べ、新人時代に質問をためらわなかった具体例を添えると、素直さと責任感の両方が伝わる。
義を見て為ざるは、勇無きなり。
現代語訳正しいと分かっていながら行動しないのは、勇気がないということだ。
原文(漢文)子曰:「非其鬼而祭之,諂也。見義不爲,無勇也。」
出典:『論語』為政第二 第24章(二之二四)
出典について為政篇の本文にある孔子の言葉の後半。前半は「自分の祖先でない霊を祭るのはへつらいだ」という内容。
意味と背景
何が正しいかを頭で分かっているだけでは足りず、実際に動いて初めて意味がある、という教え。困っている人を見て見ぬふりをする、間違いに気づいても黙っている。そうした小さな場面でこそ勇気が試されている、と気づかせてくれる言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「部活でいじめに近い雰囲気に気づいた時、先輩として声をかけて止めた経験があり、この言葉を大事にしています」と、自分が実際に一歩踏み出した場面を語ると、行動力のアピールになる。
朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。
現代語訳朝に人として生きる本当の道を聞いて悟ることができたなら、その日の夕方に死んでもかまわない。
原文(漢文)子曰:「朝聞道,夕死可矣!」
出典:『論語』里仁第四 第8章(四之八)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
真理を知ることへの強い願いを表した言葉。それほどまでに「道」を求める気持ちが大切だということで、死を勧めているわけではない。何歳になっても学ぶ価値はある、今日学んだことが人生を満たす、という意味で受け取ることもできる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「それほど夢中になれる学びを持ちたいという意味で選びました。社会人になっても毎朝三十分、専門書を読む習慣を続けています」と言えば、大げさな言葉を地に足のついた習慣に落とし込める。
君子は義に喩り、小人は利に喩る。
現代語訳立派な人は物事を正しいかどうかで判断し、つまらない人は得か損かで判断する。
原文(漢文)子曰:「君子喻於義,小人喻於利。」
出典:『論語』里仁第四 第16章(四之十六)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
同じ出来事でも、人によって「それは正しいか」と考えるか「自分に得か」と考えるかが分かれる。孔子は利益そのものを否定したのではなく、判断の一番上に何を置くかを問うた。渋沢栄一の『論語と算盤』も、この義と利の釣り合いを考えた本である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「目先の売上より、お客様にとって正しい提案かを先に考えるようにしています。結果として長いお付き合いにつながった経験があります」と話せば、義と利の両立という視点を示せる。
賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる。
現代語訳すぐれた人を見たら自分もそうなろうと思い、そうでない人を見たら自分にも同じところがないか振り返る。
原文(漢文)子曰:「見賢思齊焉,見不賢而內自省也。」
出典:『論語』里仁第四 第17章(四之十七)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
周りのどんな人からも学べるという考え方。手本になる人はまねをし、困った人を見ても悪口で終わらせず「自分は大丈夫か」と振り返る材料にする。人を責めるより自分を磨く方向へ気持ちを向ける、穏やかで実用的な知恵である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「尊敬する先輩の報告の仕方をまねる一方、ミスが続く人を見た時は自分も確認を省いていないか点検するようにしています」と、良い例と悪い例の両方から学んだ話をすると具体的になる。
父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼る。
現代語訳親の年齢は知っておかなければならない。一つには長生きを喜ぶため、一つには老いを心配するために。
原文(漢文)子曰:「父母之年,不可不知也。一則以喜,一則以懼。」
出典:『論語』里仁第四 第21章(四之二一)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
親が年を重ねることには、元気でいてくれる喜びと、残された時間が減っていく心配の両方がある。その両方を忘れないことが親を大切にする第一歩だ、という教え。親の年齢をすぐに言えるか、と自分に問いかけたくなる言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「親の年齢を意識するようになってから、月に一度は電話するようになりました」と家族への思いを話す場面で使える。仕事の面接より、作文やスピーチで家族への感謝を述べる時に向いた言葉である。
君子は言に訥にして、行いに敏ならんことを欲す。
現代語訳立派な人は、口は重くても、行動はすばやくありたいと願う。
原文(漢文)子曰:「君子欲訥於言而敏於行。」
出典:『論語』里仁第四 第24章(四之二四)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
大きなことを言うより、黙って先に動く人を孔子は好んだ。言葉が行動を追い越すと、約束を守れない人になってしまう。「有言実行」とは逆の方向に見えるが、言葉より実行を重く見るという点では同じ根を持っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
話すのが得意でない人に向く言葉。「口数は多くありませんが、頼まれたことは期限より早く仕上げることを心がけています」と言えば、控えめな性格を「行動で示す強み」として前向きに伝えられる。
徳は孤ならず、必ず隣有り。
現代語訳徳のある人は決して孤立しない。必ず共感して集まってくる仲間がいる。
原文(漢文)子曰:「德不孤,必有鄰。」
出典:『論語』里仁第四 第25章(四之二五)
出典について里仁篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
正しいことを続けていると、一時は一人に見えても、やがて理解してくれる人が現れるという励まし。損をしても誠実でいようとする人の背中を押してくれる。地道な善い行いは、見ている人が必ずいるという安心も与えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「ボランティアを一人で始めた時は不安でしたが、続けるうちに仲間が十人に増えました」という経験と結びつけると、この言葉を身をもって確かめた人として話せる。
之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。
現代語訳知っている人は、それを好きな人にかなわない。好きな人は、それを楽しんでいる人にかなわない。
原文(漢文)子曰:「知之者,不如好之者,好之者,不如樂之者。」
出典:『論語』雍也第六(Wikisource の章番号 六之十八。伝統的な数え方では第20章)
出典について雍也篇の本文にある孔子の言葉。章の数え方は本によって違い、日本の多くの本では第20章とされる。
意味と背景
知識として知っているより、好きでやっている人のほうが伸びる。さらに、心から楽しんでいる人には誰もかなわない。勉強でもスポーツでも仕事でも、上達の一番の近道は楽しめるところまで持っていくことだ、と教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「最初は義務だったプログラミングが、作ったものを人に使ってもらえる楽しさに変わってから一気に伸びました」と、知る→好き→楽しむの三段階を自分の経験でたどると説得力が増す。
知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
現代語訳知恵のある人は水を好み、思いやりのある人は山を好む。知恵のある人は動き、思いやりのある人は静か。知恵のある人は人生を楽しみ、思いやりのある人は長生きする。
原文(漢文)子曰:「知者樂水,仁者樂山。知者動,仁者靜。知者樂,仁者壽。」
出典:『論語』雍也第六(Wikisource の章番号 六之二一)
出典について雍也篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
流れて形を変える水は、状況に応じて動く知恵のたとえ。どっしり動かない山は、落ち着いた思いやりのたとえ。どちらが上というより、人には二つのタイプがあり、それぞれに良さがあるという見方として読むと味わい深い。
座右の銘にするなら・面接での答え方
自己紹介で「自分は山のタイプで、すぐには動かない代わりに周りを落ち着かせる役回りが多いです」と、自分の性格を山か水かで説明すると、教養と自己分析の両方を見せられる。
憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず。
現代語訳分かろうとして苦しんでいない者には教えない。言いたいことが言えずにもどかしがっていない者には手を貸さない。一つの隅を示して残り三つの隅を考えてこない者には、繰り返し教えない。
原文(漢文)子曰:「不憤不啟;不悱不發。擧一隅不以三隅反,則不復也。」
出典:『論語』述而第七 第8章(七之八)
出典について述而篇の本文にある孔子の言葉。「啓発」という言葉の元。
意味と背景
「啓発」の語源になった言葉。教える側が全部を先回りして与えても身につかない。学ぶ人が自分で考え、行き詰まってもがいている時こそ、ひと言の助けが生きる。教え方の極意であると同時に、学ぶ側の姿勢も問うている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
教育や指導に関わる仕事の面接なら「後輩には答えをすぐ教えず、まず考えさせてから、詰まったところだけ手を貸すようにしています」と話すと、この言葉を実践している姿が伝わる。
三人行えば、必ず我が師有り。
現代語訳三人で行動すれば、その中に必ず自分の先生がいる。良い人の良いところは見習い、良くないところは自分の戒めとして改める。
原文(漢文)子曰:「三人行,必有我師焉。擇其善者而從之,其不善者而改之。」
出典:『論語』述而第七(Wikisource の章番号 七之二一。伝統的な数え方では第21章または第22章)
出典について述而篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
どんな集まりにも学ぶ相手はいる、という謙虚な姿勢を示した言葉。先生は教室にだけいるのではなく、同級生や後輩、時には反面教師からも学べる。人から学ぼうとする気持ちさえあれば、毎日が勉強の場になるということだ。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「年下のアルバイト仲間からSNSの使い方を教わり、店の集客に生かしました」のように、立場や年齢に関係なく学んだ話と組み合わせると、柔軟さと謙虚さを示せる。
君子は坦かに蕩蕩たり、小人は長えに戚戚たり。
現代語訳立派な人はいつも心が広くゆったりしている。つまらない人はいつもくよくよしている。
原文(漢文)子曰:「君子坦蕩蕩,小人長戚戚。」
出典:『論語』述而第七(Wikisource の章番号 七之三六。伝統的な数え方では第36章または第37章)
出典について述而篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
やましいところのない人は、人の目や損得を気にせずのびのびしていられる。逆に、自分の利益ばかり考える人は、いつも何かを失う不安に追われる。心の落ち着きは、正しく生きていることから生まれるという見方である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「ミスをしても隠さず報告するようにしてから、気持ちが楽になり仕事に集中できるようになりました」と、正直さが心の余裕につながった経験として語ると、この言葉の中身が伝わる。
逝く者は斯くの如きか、昼夜を舎かず。
現代語訳過ぎ去っていくものは、この川の流れのようなものか。昼も夜も休むことがない。
原文(漢文)子在川上曰:「逝者如斯夫!不舍晝夜。」
出典:『論語』子罕第九 第17章(九之十七)
出典について子罕篇の本文にある。孔子が川のほとりで言った言葉。
意味と背景
川の流れを見ながら、時がとどまらずに過ぎていくことを語った言葉。過ぎた時間は戻らないというはかなさとも、休まず流れ続ける水のように努力を続けよという励ましとも読める。『方丈記』の冒頭を思わせる、東アジアに共通する感覚である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「時間は戻らないので、やると決めたことはその日のうちに手をつけるようにしています」と、時間の使い方の工夫と結びつけると、ただ感傷的な言葉ではなく行動の指針として伝えられる。
後生畏るべし。
現代語訳若い人はおそれ敬うべきだ。これからの人が今の自分たちに及ばないとどうして言えようか。ただ、四十、五十になっても名が聞こえてこないなら、おそれるに足りない。
原文(漢文)子曰:「後生可畏,焉知來者之不如今也?四十、五十而無聞焉,斯亦不足畏也已!」
出典:『論語』子罕第九 第23章(九之二十三)
出典について子罕篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
若者には無限の可能性があるから、年長者は見くびってはいけないという言葉。後半では、年を取っても努力しなければ評価されないとも言っていて、若者への期待と戒めが一つになっている。先輩・後輩の両方に向けた言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
管理職の面接なら「後生畏るべしの気持ちで、新人の意見も会議で必ず一度は聞くようにしています。新人の提案で作業時間が半分になったこともあります」と話すと、部下を伸ばす姿勢が伝わる。
三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからざるなり。
現代語訳大軍であっても、その総大将を奪い取ることはできる。しかし、ひとりの人間であっても、その志を奪うことはできない。
原文(漢文)子曰:「三軍可奪帥也,匹夫不可奪志也。」
出典:『論語』子罕第九 第26章(九之二十六)
出典について子罕篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
どんなに強い力でも、一人の人間が心に決めた志までは奪えない、という言葉。地位や財産は失うことがあっても、自分で選んだ目標や信念は自分だけのもの。周りに反対されても夢をあきらめたくない人を支えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「家族に反対されても看護師の夢は変わらず、働きながら学費をためて学校に入りました」のように、志を貫いた具体的な道のりと一緒に語ると、言葉の強さが本人の強さとして伝わる。
歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知る。
現代語訳寒い季節になって初めて、松や柏(ヒノキの類)が最後まで葉を落とさないことが分かる。
原文(漢文)子曰:「歲寒,然後知松柏之後凋也。」
出典:『論語』子罕第九 第28章(九之二十八)
出典について子罕篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
暖かいうちはどの木も青々としているが、寒くなると常緑の木だけが緑を保つ。人も同じで、苦しい時にこそ本当の強さや誠実さが分かるというたとえ。つらい時期を乗り越えようとする人や、困った時に支えてくれた友を思う時に響く言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「会社の業績が落ちた年に辞めずに残り、立て直しに関われたことが一番の財産です」と、逆境で踏ん張った経験と結びつけると、粘り強さを伝える言葉として生きる。
知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。
現代語訳知恵のある人は迷わない。思いやりのある人は思い悩まない。勇気のある人はおそれない。
原文(漢文)子曰:「知者不惑,仁者不憂,勇者不懼。」
出典:『論語』子罕第九 第29章(九之二十九)
出典について子罕篇の本文にある孔子の言葉。憲問篇にも似た言葉がある。
意味と背景
知・仁・勇という三つの徳を、それぞれ心の状態で言い表した言葉。よく知っていれば迷わず、人を思っていれば悩みに振り回されず、勇気があれば不安に負けない。どれか一つを伸ばすだけでも、心はずっと軽くなる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「三つのうち自分に一番足りないのは勇気だと思い、苦手な人前での発表を自分から引き受けるようにしてきました」と、弱点を補う努力の話にすると、謙虚さと成長意欲が見える。
過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。
現代語訳やり過ぎは、足りないのと同じようによくない。
原文(漢文)子貢問:「師與商也孰賢?」子曰:「師也過,商也不及。」曰:「然則師愈與?」子曰:「過猶不及。」
出典:『論語』先進第十一(Wikisource の章番号 十一之十五。伝統的な数え方では第16章)
出典について先進篇の本文にある。弟子の子貢に、子張(師)と子夏(商)のどちらがすぐれているかと聞かれた時の孔子の答え。
意味と背景
「子張はやり過ぎ、子夏は足りない。では子張のほうが上か」と聞かれ、孔子は「どちらも同じだ」と答えた。熱心すぎることも、ちょうどよさを外れている点では不足と変わらない。何事もほどほどが大事だという「中庸」の考えを表す。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「以前は資料を作り込みすぎて締め切りを守れないことがありました。今は相手に必要な量を先に確かめるようにしています」と、やり過ぎの失敗から学んだ話にすると、自分を客観視できる人だと伝わる。
己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ。
現代語訳自分がされたくないことは、人にしてはいけない。
原文(漢文)子貢問曰:「有一言而可以終身行之者乎?」子曰:「其恕乎!己所不欲,勿施於人。」
出典:『論語』衛霊公第十五(Wikisource の章番号 十五之二十三)。顔淵第十二 第2章にも同じ句がある
出典について衛霊公篇の本文にある孔子の言葉。顔淵篇でも弟子の仲弓に同じ句を語っている。
意味と背景
「一生守り続けられる一言はありますか」と聞かれた孔子が「それは恕(思いやり)だろう」と答え、この言葉を続けた。相手の立場に立って考えるという、もっとも基本で、もっとも難しい教えである。世界中の宗教や思想にも似た言葉がある。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「接客で自分がされて嫌だった対応を書き出し、それをしないチェック表を作りました」と、思いやりを仕組みにした具体例を添えると、ありふれた言葉でも自分ならではの答えになる。
人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り。
現代語訳遠い先のことまで考えておかない人には、必ず身近な心配ごとが起こる。
原文(漢文)子曰:「人無遠慮,必有近憂。」
出典:『論語』衛霊公第十五(Wikisource の章番号 十五之十一。伝統的な数え方では第12章)
出典について衛霊公篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
目の前のことだけで動いていると、すぐ足元で困りごとが起きる。先を見通して準備しておけば、慌てずにすむという教え。テスト前の一夜漬けや、締め切り直前の徹夜を思い出す人も多いだろう。計画の大切さを短く言い切った言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「受験では一年前から月ごとの計画を立て、直前に慌てることがありませんでした」と、計画を立てて実行した経験と組み合わせると、先を読んで動ける人という印象を与えられる。
君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む。
現代語訳立派な人は原因を自分に求め、つまらない人は原因を他人に求める。
原文(漢文)子曰:「君子求諸己,小人求諸人。」
出典:『論語』衛霊公第十五(Wikisource の章番号 十五之二十。伝統的な数え方では第21章)
出典について衛霊公篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
うまくいかない時、人のせいや環境のせいにするのは簡単だが、それでは何も変わらない。まず自分にできることはなかったかと考える人が成長する、という教え。責任を全部背負えという意味ではなく、自分が変えられる部分に目を向けよということだ。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「チームの成績が悪かった時、メンバーを責める前に自分の指示の出し方を見直し、伝え方を変えて結果が出ました」と話せば、リーダーとして自分を省みる力を示せる。
過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。
現代語訳間違えても改めないこと、それこそを本当の間違いという。
原文(漢文)子曰:「過而不改,是謂過矣。」
出典:『論語』衛霊公第十五(Wikisource の章番号 十五之二十九。伝統的な数え方では第30章)
出典について衛霊公篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
失敗そのものは誰にでもあるので問題ではない。本当の失敗は、間違いに気づきながら直さないことだ、という言葉。失敗を責めるのではなく、その後どうするかに目を向けさせてくれる。失敗を恐れて動けない人を励ます言葉でもある。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「失敗は直せば失敗でなくなると考え、ミスをした日は原因と対策を一行でもノートに書いて二度と繰り返さないようにしています」と、具体的な習慣と合わせて話すとよい。
其の身正しければ、令せずして行わる。
現代語訳上に立つ人の行いが正しければ、命令しなくても人は動く。行いが正しくなければ、命令しても人は従わない。
原文(漢文)子曰:「其身正,不令而行;其身不正,雖令不從。」
出典:『論語』子路第十三 第6章(十三之六)
出典について子路篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
リーダーシップの本質を短く言った言葉。人は命令の言葉ではなく、命令する人の姿を見て動く。上の人が決まりを守らなければ、どんな指示も空回りする。部長でも部活のキャプテンでも、まず自分が手本になることが一番の指導になる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「キャプテンになってから、誰よりも早く練習に来て片付けも最後までやりました。注意しなくても遅刻が減りました」と、手本を見せて周りが変わった経験を話すと、この言葉そのものになる。
速やかならんと欲すれば則ち達せず。
現代語訳急いで結果を出そうとすると、かえって目的に届かない。目先の小さな利益にとらわれると、大きな仕事は成しとげられない。
原文(漢文)子夏爲莒父宰,問政。子曰:「無欲速,無見小利。欲速,則不達;見小利,則大事不成。」
出典:『論語』子路第十三 第17章(十三之十七)
出典について子路篇の本文にある。莒父の長官になった弟子の子夏が政治について尋ねた時の孔子の答え。
意味と背景
町の長官になった弟子に向けた政治の心得。早く成果を見せようと焦ったり、すぐ手に入る小さな得に飛びついたりすると、本当に大事なことが成しとげられない。「急がば回れ」に近い考え方で、長い目で物事を進める大切さを教えている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「新しい職場では最初の三か月は成果を焦らず、仕事の流れと人を覚えることに使いたいと考えています」と、入社後の姿勢を語る場面で使うと、落ち着いて長く働ける人だと伝わる。
君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。
現代語訳立派な人は人と仲よく調和するが、むやみに同調はしない。つまらない人はすぐ同調するが、本当に調和することはない。
原文(漢文)子曰:「君子和而不同,小人同而不和。」
出典:『論語』子路第十三 第23章(十三之二十三)
出典について子路篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
仲がいいことと、何でも賛成することは違う。自分の意見を持ったうえで相手を尊重するのが「和」、空気に流されて合わせるのが「同」。本当のチームワークとは、言うべきことを言い合いながらもまとまることだと教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「会議では反対意見でも一度は口に出し、決まった後は全力で協力するようにしています」と話すと、協調性と自分の考えを持つことの両方をアピールできる。グループ面接の後の質問にも合う。
剛毅木訥、仁に近し。
現代語訳意志が強く、くじけず、飾り気がなく、口数が少ない。そういう人は仁に近い。
原文(漢文)子曰:「剛毅木訥,近仁。」
出典:『論語』子路第十三 第27章(十三之二十七)
出典について子路篇の本文にある孔子の言葉。
意味と背景
「剛」は意志の強さ、「毅」はくじけない心、「木」は飾らない素朴さ、「訥」は口が重いこと。器用で話がうまい人より、不器用でもまっすぐな人のほうが本当の思いやりに近い、という孔子の人の見方がよく表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「器用ではありませんが、決めたことを最後までやり通すのが取り柄です。高校三年間、雨の日も新聞配達を続けました」と、自分の素朴な粘り強さを語る時に、この四字は心強い裏付けになる。
工其の事を善くせんと欲すれば、必ず先ず其の器を利くす。
現代語訳職人が良い仕事をしようとするなら、必ず先に道具を研いでおく。
原文(漢文)子貢問爲仁。子曰:「工欲善其事,必先利其器。居是邦也,事其大夫之賢者,友其士之仁者。」
出典:『論語』衛霊公第十五(Wikisource の章番号 十五之九。伝統的な数え方では第10章)
出典について衛霊公篇の本文にある。弟子の子貢に、仁を行う方法を聞かれた時の答え。
意味と背景
良い仕事には良い準備が要るというたとえ。孔子はこのあと「その国のすぐれた役人に仕え、思いやりのある人を友とせよ」と続け、人を磨く道具は良い師と友だと言っている。準備と環境づくりの大切さを、職人の姿で分かりやすく伝えた言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方
「本番の前に道具と段取りを整えるのが自分の流儀です。営業では訪問前に必ず相手の会社の資料を三つ読みます」と、準備の具体的な中身を話すと、仕事の丁寧さが伝わる。
聞いたことは忘れる。見たことは覚える。やったことは分かる。
原文(英語)I hear and I forget. I see and I remember. I do and I understand.
出典:孔子ではなく『荀子』儒效篇の「不聞不若聞之,聞之不若見之,見之不若知之,知之不若行之」が元とされる
本当の出どころ英語版Wikiquoteは「Misattributed」に入れ、元は荀子(孔子より約二百年後の儒家)の『荀子』だとしている。英語圏で教育の標語として広まる中で孔子の言葉にされた。荀子の原文も「聞くより見る、見るより知る、知るより行う」という順番の話で、英語の形とは少し違う。
意味と背景
体験して学ぶことの大切さを言った言葉として、学校や研修でよく引かれる。考え方そのものは儒家の伝統に沿っているが、孔子ではなく荀子の文が英語で言い換えられたもの。出典を示すなら「荀子」とするのが正確である。
この言葉の使い方
教育や研修の場で使うなら「荀子の言葉が元になった考え方ですが」と前置きすると、出典まで調べる人という印象になる。「実際に手を動かして覚える」自分の学び方の話につなげると自然である。
最大の栄光は一度も倒れないことではなく、倒れるたびに起き上がることにある。
原文(英語)Our greatest glory is not in never falling, but in rising every time we fall.
出典:ゴールドスミス『世界の市民』(1760〜61年)(英語版Wikiquote「Oliver Goldsmith」)
本当の出どころ孔子の言葉として広まっているが、『論語』にはない。英国の作家オリバー・ゴールドスミスが1760年から書いた『世界の市民』の一節で、架空の中国人旅行者が英国を語るという設定の作品だったため、のちに孔子の言葉と思われるようになった。
意味と背景
失敗しないことよりも、失敗してもあきらめずに立ち上がることに本当の価値があるという意味。日本のことわざ「七転び八起き」と同じ心を表しており、つまずいた人を励ます言葉として人気がある。
この言葉の使い方
座右の銘にするなら、失敗から立ち直る支えとして。面接では、大きな失敗をした後にどう立て直したかを具体的に話すとよい。「孔子の言葉とされるが、実は18世紀の英国の作家の作品」と紹介すると、話が印象に残る。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/論語
ほかの古典・古代の思想家の名言
人物の絵のうち写真でないものはAIで作ったイラストで、本人の写真・肖像画ではありません。肖像写真の出典は「出典の決め方」のページにまとめています。