トップ / 人物から / ソローの名言
写真:Benjamin D. Maxham(1856年)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ソローの名言 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー|1817〜1862年|アメリカ|作家・思想家
米国の作家・思想家。マサチューセッツ州のウォールデン池のほとりに自分で小屋を建て、2年あまり自給自足に近い暮らしをした記録『ウォールデン 森の生活』で知られる。奴隷制や戦争に抗議して税を払わず投獄された経験から『市民の反抗』を書き、ガンディーらに影響を与えた。
のせている言葉:17こ(出典あり 13・実は言っていない 4)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(17こ) 大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。 私が森へ行ったのは、思慮深く生きたかったからだ。… 私たちの人生は、細かいことに切り刻まれて浪費され… 自信を持って夢の方向へ進み、思い描いた人生を生き… 空中に城を建てたとしても、その苦労はむだにはなら… ある人が仲間と歩調を合わせないのは、別の太鼓の音… 愛よりも、お金よりも、名声よりも、私に真実を与え… ある物の値段とは、それと引き換えに差し出さねばな… 人は、手放しておけるものが多いほど豊かである。 あなたの人生がどんなに貧しくても、それに向き合っ… 物事は変わらない。変わるのは私たちの方だ。 偏見を捨てるのに、遅すぎるということはない。 天国は、私たちの頭の上だけでなく、足の下にもある… 成功はたいてい、成功を探すのに忙しすぎない人にや… 熱意を失った人ほど年老いた人はいない。 たいていの人は静かな絶望の中で生き、心の中の歌を… 幸せは蝶のようなものだ。追いかけるほど逃げていく…
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。 原文(英語) The mass of men lead lives of quiet desperation.
出典:『森の生活(ウォールデン)』第1章「経済」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。よく出回る「…そして心の中の歌を歌わないまま墓に入る」という続きは後から付け加えられたもので、ソローの原文にはない。
意味と背景 多くの人は、本当にしたいことをあきらめ、世間の決まりに従って、表には出さない絶望を抱えたまま暮らしている、という意味。ソローは続けて「あきらめと呼ばれるものは、確定した絶望だ」と書き、自分の生き方を自分で選ぶよう呼びかけた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 周りに合わせるだけの毎日に、どこか物足りなさを感じていた時にこの言葉に出会いました。今は小さくても自分で選んだ目標を持って過ごしています。仕事でも、やらされるのではなく、自分の意思で取り組める人でありたいです。
私が森へ行ったのは、思慮しりょ 深く生きたかったからだ。人生の本質的な事実だけに向き合い、人生が教えるものを学べるかどうか確かめたかった。そして死ぬ時に、自分は生きていなかったと気づくことのないように。 原文(英語) I went to the woods because I wished to live deliberately, to front only the essential facts of life, and see if I could not learn what it had to teach, and not, when I came to die, discover that I had not lived.
出典:『森の生活(ウォールデン)』第2章「どこに住み、何のために生きたか」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 ソローは2年余り、ウォールデン湖のほとりに自分で小屋を建てて一人で暮らした。その理由は、余計なものをそぎ落とし、本当に大切なことだけに向き合って、心から生きたと言える人生を送りたかったからだ、と語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 スマホを置いて一週間の自然体験に参加した時、本当に大切なものが見えた気がしました。この言葉の通り、余計なものを減らすと生き方がはっきりします。仕事でも、本質的なことに力を注げる人でありたいと考えています。
私たちの人生は、細かいことに切り刻まれて浪費ろうひ されている。簡素に、簡素に、簡素に! 原文(英語) Our life is frittered away by detail. … Simplicity, simplicity, simplicity!
出典:『森の生活(ウォールデン)』第2章「どこに住み、何のために生きたか」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。この後に「簡素化せよ、簡素化せよ(Simplify, simplify)」とも書いている。
意味と背景 人は数えきれないほどの用事や物に追われ、人生をこま切れにして使い果たしている。だから用事は二つ三つに減らし、生活をもっと簡単にせよ、という呼びかけ。今の「断捨離」や「ミニマリスト」の考え方の先がけとも言える言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 予定を詰め込みすぎて何もかも中途半端になった時、この言葉で生活を見直しました。やることを減らしたら、一つひとつに集中できるようになりました。仕事でも、本当に大事なことを見極めて取り組む人でありたいです。
自信を持って夢の方向へ進み、思い描えが いた人生を生きようと努める人は、ふだんは思いもよらない成功に出会うだろう。 原文(英語) if one advances confidently in the direction of his dreams, and endeavors to live the life which he has imagined, he will meet with a success unexpected in common hours.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。よく出回る「自信を持って夢の方向へ進め!思い描いた人生を生きよ」という命令の形は、英語版Wikiquoteによれば原文を言いかえたもので、ソロー自身は森での「実験で学んだこと」として書いている。
意味と背景 森での暮らしという実験を通してソローが学んだこととして書いた言葉。夢に向かって自信を持って進み、思い描いた生き方をしようと努めれば、普通では考えられないような成功に出会える、という意味。夢を信じて行動する人への励まし。
座右の銘にするなら・面接での答え方 周りに無理だと言われた留学を、自分で計画を立てて実現できた経験があります。この言葉の通り、夢に向かって動けば思わぬ道が開けます。仕事でも、目指す姿を思い描き、それに向かって自信を持って進みたいです。
空中に城を建てたとしても、その苦労はむだにはならない。城はそこにあるべきものなのだ。さあ、その下に土台を築こう。 原文(英語) If you have built castles in the air, your work need not be lost; that is where they should be. Now put the foundations under them.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 「空中の城」は、かなわない夢や空想のたとえ。ソローは、夢を描くこと自体は間違いではなく、むしろ夢は高い所にあるべきだと言う。大切なのは、その夢の下に現実の土台を一つずつ築いていくことだ、という前向きな教えである。
座右の銘にするなら・面接での答え方 大きな夢を笑われたこともありますが、この言葉に励まされました。夢は高く持ち、そこへ向かう土台として毎日の勉強や資格取得を積み重ねています。仕事でも、大きな目標と日々の地道な努力の両方を大切にしたいです。
ある人が仲間と歩調を合わせないのは、別の太鼓たいこ の音を聞いているからかもしれない。その人には、自分に聞こえる音楽に合わせて歩かせよう。 原文(英語) If a man does not keep pace with his companions, perhaps it is because he hears a different drummer. Let him step to the music which he hears, however measured or far away.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 周りと同じペースで進まない人がいても、それはその人が別のリズムを聞いているからかもしれない。無理に周りに合わせず、自分に聞こえる音楽に従って歩けばよい、という意味。人と違う生き方を認め、それぞれのペースを尊重する言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 周りより就職活動の始まりが遅れて焦りましたが、この言葉で自分のペースで準備しようと思えました。人と違うことは悪いことではありません。職場でも、それぞれのやり方やペースを尊重し合えるチームを作りたいです。
愛よりも、お金よりも、名声よりも、私に真実を与あた えてほしい。 原文(英語) Rather than love, than money, than fame, give me truth.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 豪華な料理とワインが並ぶ食卓でも、誠実さと真実がなければ、空腹のまま帰ることになる、とソローは続ける。人生で一番大切なのは、愛や富や名声よりも、うそのない真実に生きることだ、という強い信念が表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 見栄を張って話を盛るより、正直に話す方が人間関係が長続きすると実感しています。この言葉の通り、真実に勝るものはないと思います。仕事でも、都合の悪いことも含めて正直に伝えられる人でありたいと考えています。
ある物の値段とは、それと引き換か えに差し出さねばならない「人生」の量である。 原文(英語) the cost of a thing is the amount of what I will call life which is required to be exchanged for it, immediately or in the long run.
出典:『森の生活(ウォールデン)』第1章「経済」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 物の本当の値段は、お金の額ではなく、それを手に入れるために働いて費やす人生の時間で測るべきだ、という意味。ソローは、平均的な家を買うには労働者の人生の10〜15年が必要だと計算し、本当にそれだけの価値があるのかと問いかけた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 欲しい物を買う前に「これは何時間分のアルバイトか」と考えるようにしたら、本当に必要な物だけを選べるようになりました。お金は人生の時間そのものだと思います。仕事でも、時間の価値を意識して働きたいです。
人は、手放しておけるものが多いほど豊かである。 原文(英語) a man is rich in proportion to the number of things which he can afford to let alone.
出典:『森の生活(ウォールデン)』第2章「どこに住み、何のために生きたか」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 たくさん持っている人が豊かなのではなく、なくても平気でいられるものが多い人こそ本当に豊かだ、という意味。ソローは農場を買う寸前までいきながら、持たずにその景色を楽しむ方を選んだ。持たない自由の豊かさを語る言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 流行の物を次々に欲しがっていた頃より、なくても困らない物を手放した今の方が気持ちが軽いです。この言葉の通り、持たない豊かさもあると思います。物にとらわれず、心の豊かさを大切にして働きたいです。
あなたの人生がどんなに貧しくても、それに向き合って生きなさい。避さ けたり、悪口を言ったりしてはいけない。 原文(英語) However mean your life is, meet it and live it; do not shun it and call it hard names.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。この後に「貧しくても自分の人生を愛せ」と続く。
意味と背景 自分の人生が思い通りでなくても、目をそらしたり不満ばかり言ったりせず、正面から受け止めて生きよ、という意味。ソローは続けて、救貧院の窓にも金持ちの家と同じように夕日が輝くと書き、どんな境遇にも喜びはあると語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 家庭の事情でアルバイトと勉強を両立した時期がありましたが、文句を言わず向き合ったことで強くなれました。この言葉の通り、どんな境遇でも自分の人生を大切にしたいです。仕事でも、与えられた環境で前向きに頑張ります。
物事は変わらない。変わるのは私たちの方だ。 原文(英語) Things do not change; we change.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「結び」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 新しい服や新しい友を次々に求めなくても、古いものに戻ってみれば、変わったのは物ではなく自分の見方だと分かる、という意味。周りの状況を変えようとするより、自分の心や見方を変える方が、人生はずっと豊かになると教えている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 嫌いだった科目も、学ぶ目的が分かってから面白く感じるようになりました。科目は変わらず、変わったのは自分です。この言葉の通り、見方を変えれば世界が変わります。仕事でも、自分から変われる柔軟な人でありたいです。
偏見へんけん を捨てるのに、遅おそ すぎるということはない。原文(英語) It is never too late to give up our prejudices.
出典:『森の生活(ウォールデン)』第1章「経済」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 どんなに昔からの考え方ややり方でも、証拠なしに信じてよいものはない。今日みんなが正しいと言っていることも、明日には間違いと分かるかもしれない、という意味。ソローは続けて「年寄りができないと言うことも、やってみればできると分かる」と書いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 「自分は文系だから数字は苦手」と思い込んでいましたが、実際にやってみると意外とできました。思い込みを捨てるのに遅すぎることはないと実感しています。仕事でも、固定観念にとらわれず挑戦し続けたいです。
天国は、私たちの頭の上だけでなく、足の下にもある。 原文(英語) Heaven is under our feet as well as over our heads.
出典:『森の生活(ウォールデン)』「冬の湖」(1854年)
出典について 『森の生活』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 冬に凍った湖の氷に穴を開けると、その下には夏と変わらない穏やかな水の世界が広がっていた。その光景を見たソローが、すばらしい世界は遠い空の上だけでなく、足もとの身近な自然の中にもあると感じて書いた言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 近所の公園を毎朝散歩するようになって、季節ごとの小さな変化に感動するようになりました。この言葉の通り、幸せは身近なところにあると思います。仕事でも、日常の中に喜びを見つけられる人でありたいと考えています。
成功はたいてい、成功を探すのに忙いそが しすぎない人にやって来る。 原文(英語) Success usually comes to those who are too busy to be looking for it.
出典:ソローの著作になし(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ソローの名言として広まっているが、英語版Wikiquoteによれば著作に見つからない。1942年のアメリカの鉄道員向けの雑誌に、作者名なしで似た文が載っている。
意味と背景 成功ばかりを追い求めるより、目の前の仕事に夢中で打ち込んでいる人のところに、成功は自然とやって来る、という意味。働く人を励ます言葉として親しまれているが、ソローの死後80年ほどたってから現れた作者不明の言葉である。
この言葉の使い方 結果を気にしすぎず目の前のことに打ち込んだ時の方が、良い成果が出た経験があります。ただこの言葉はソロー本人のものではないので、紹介する時は作者不明と添えます。目の前の仕事に夢中になれる人でありたいです。
熱意を失った人ほど年老いた人はいない。 原文(英語) None are so old as those who have outlived enthusiasm.
出典:ソローの著作になし(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ソローの言葉として1886年と1894年の本で紹介されたのが早い例だが、英語版Wikiquoteによれば、ソローの著作の中には見つからない。
意味と背景 人を本当に老けさせるのは年齢ではなく、何かに夢中になる心を失うことだ、という意味。年を取っても熱意を持ち続ける人は若々しい。ソローらしく聞こえるため、彼の死後まもなく本人の言葉として紹介され始めたが、出典は確かめられていない。
この言葉の使い方 70歳を過ぎても趣味の写真に夢中な祖父は、誰よりも若々しく見えます。熱意こそ若さの源だと思います。ただこの言葉はソローの著作にないので、紹介する時は「ソローの言葉とされる」と伝えます。
たいていの人は静かな絶望の中で生き、心の中の歌を歌わないまま墓に入る。 原文(英語) Most men lead lives of quiet desperation and go to the grave with the song still in them.
出典:ソロー『ウォールデン』(1854年)の一文に、後から別の文が付け足されたもの(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ 前半の「たいていの人は静かな絶望の生活を送っている」はソローの『ウォールデン』(1854年)に実際にある文だが、「心の中の歌を歌わないまま墓に入る」という後半は本人の文ではなく、後から付け足されたものである。英語版Wikiquoteはこの全体を誤った引用としている。
意味と背景 多くの人は本当にやりたいことを胸にしまったまま、あきらめて日々を過ごしてしまうという意味。だからこそ、自分の中の「歌」、つまり夢や願いを表に出して生きようと呼びかける言葉として使われる。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、やりたいことを先送りしないための言葉として。面接では、ずっと気になっていたことに思い切って挑んだ経験を話すとよい。前半だけがソローの本当の言葉だと知っていれば、正確に紹介できる。
幸せは蝶ちょう のようなものだ。追いかけるほど逃に げていくが、ほかのことに心を向けていると、そっと肩かた にとまる。 原文(英語) Happiness is like a butterfly: the more you chase it, the more it will elude you, but if you turn your attention to other things, it will come and sit softly on your shoulder.
出典:ソローの著作になし。1848年のニューオーリンズの新聞が最古(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ソローの言葉として広まっているが、ソローとの結びつきは裏づけがない。英語版Wikiquoteによれば、調査サイトが見つけた最も古い例は1848年6月、米国ニューオーリンズの新聞『デイリー・クレセント』に「L」という署名で載った文である。
意味と背景 幸せを手に入れようと必死に追いかけると、かえって遠ざかってしまう。目の前のことに打ちこんでいるうちに、幸せは自然にやってくるという意味。幸せを目的にしすぎない生き方をすすめている。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、結果ばかり追わず目の前のことに集中する心がけとして。面接では、評価を気にせず目の前の仕事に打ちこんでいたら、後から認められた経験を話すとよい。作者は新聞の匿名の投稿者だという話も面白い。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%BC
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