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肖像画:ジャック=ルイ・ダヴィッド『テュイルリー宮殿の書斎のナポレオン』(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ナポレオンの名言 ナポレオン・ボナパルト|1769〜1821年|フランス(コルシカ島生まれ)|軍人・フランス皇帝
地中海のコルシカ島に生まれ、フランス革命後の混乱の中で軍人として頭角を現した。1804年に皇帝となり、ヨーロッパの大部分を支配したが、ロシア遠征の失敗やワーテルローの戦いでの敗北により失脚し、大西洋の孤島セントヘレナで亡くなった。身分によらず能力で人を登用する考えや、現在の民法の手本となった「ナポレオン法典」を残した。
のせている言葉:24こ(出典あり 7・伝承・出典未確認 13・実は言っていない 4)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(24こ) 「それは不可能です」と君は書いてくるが、そんな言… 崇高と滑稽は、一歩しか離れていない。 兵士諸君、あのピラミッドの頂から、四千年の歴史が… 本当の征服、後悔を残さない唯一の征服は、無知を征… 歴史の真実とは、一般に何だろうか。皆が合意した作… 私は60回戦ったが、最初から知っていたこと以外、… 私の方針は「出世の道は才能ある者に開かれている」… 負けることを恐れる者は、必ず負ける。 世界を動かしているのは、人の想像力である。 国を導くには、明るい見通しを示すしかない。リーダ… せっかちは成功の大きな妨げだ。何でも乱暴に扱う人… 最も危険な瞬間は、勝利の瞬間である。 できることをすべてやるのが人間だ。やりたいことを… 勇気だけは、偽ることができない。偽善から逃れられ… あの遠い地で何をしようか。そうだ、回想録を書こう… 君は毎日食事をしないのか? ならば毎日働くべきだ… 能力も、機会がなければ何の意味もない。 敵が間違いを犯しているときは、決してじゃまをする… ワーテルローは私の40の勝利の記憶を消し去るだろ… 良いスケッチ一枚は、長い演説にまさる。 私はエルバ島を見るまでは有能だった。(Able … どの兵士も、背嚢の中に元帥の杖を入れている。 一頭のライオンに率いられた羊の群れは、一頭の羊に… イギリスは商店主の国だ。
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
「それは不可能です」と君は書いてくるが、そんな言葉はフランス語ではない。 原文(フランス語) « Ce n'est pas possible », m'écrivez-vous : cela n'est pas français.
出典:ル・マロワ将軍への手紙(1813年7月9日)
出典について 本人の手紙にある。日本で有名な「余の辞書に不可能という文字はない」は、この手紙の言葉を意訳・誇張した形で、本人が「辞書」と言ったわけではない。「不可能は愚か者の辞書にしかない言葉だ」という形も後世の別の言い回し。
意味と背景 部下の将軍が「それは無理です」と書いてきたことに対し、フランス人なら不可能などと言うな、と叱咤した言葉。日本では「余の辞書に不可能という文字はない」として、どんな困難もやり遂げる強い意志の象徴になっている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 「無理」と言う前に方法を探すことを心がけています。文化祭の準備で予算が足りず無理だという声が出たとき、地元の商店に協賛をお願いして回り、足りない分を集められました。できない理由より、できる方法を考えたいです。
崇高すうこう と滑稽こっけい は、一歩いっぽ しか離はな れていない。原文(英語) From the sublime to the ridiculous is but a step.
出典:ロシア遠征の失敗を語って(1812年12月10日)。プラット神父の記録
出典について 同席したプラット神父が記録した本人の言葉(1842年の歴史書に引用)。原文はフランス語で、ここに載せたのはWikiquote掲載の英訳。
意味と背景 モスクワまで攻め込んだ大遠征が、冬の寒さで惨めな退却に変わったことを語った言葉。偉大で立派に見えるものも、ほんの一歩踏み外せば笑い物になる。栄光と失敗が紙一重であることを、身をもって知った皇帝の実感がこもっている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 うまくいっている時ほど気を引き締めるための言葉です。部活で連勝が続いて油断した直後、格下と思っていた相手に大敗しました。それ以来、勝った試合ほど反省点を書き出し、慢心しないよう心がけています。
兵士諸君、あのピラミッドの頂から、四千年の歴史が君たちを見下ろしている。 原文(英語) From the heights of these pyramids, forty centuries look down on us.
出典:エジプト遠征中、ピラミッドの戦いの前の兵士への言葉(1798年7月21日)
出典について 養子ウジェーヌ・ド・ボアルネ将軍の自伝に、本人の兵士への言葉として記録されている。原文はフランス語で、英訳には「私たちを」「君たちを」の両方の形がある。
意味と背景 何千年もの歴史を背負ったピラミッドを前に、今日の戦いも歴史に残るのだと兵士を奮い立たせた言葉。自分たちの行いが長い歴史の一部になるという誇りを持たせる、リーダーの演出のうまさが光る。
座右の銘にするなら・面接での答え方 自分たちの仕事が後に残ることを意識して取り組んでいます。卒業制作で後輩が使う部室のマニュアルを作ったとき、何年も読まれるものだと思って丁寧に書きました。長い目で見た誇りが、良い仕事を生むと感じています。
本当の征服せいふく 、後悔こうかい を残さない唯一ゆいいつ の征服せいふく は、無知を征服せいふく することだ。 原文(英語) The true conquests, the only ones that cause no regret, are those made over ignorance.
出典:1797年11月26日の言葉として、近年の伝記『Napoleon: A Life』p.157 に引用
出典について 本人の言葉として、日付つきで伝記に引用されている。原文はフランス語で、ここではWikiquote掲載の英訳を載せた。
意味と背景 領土を奪う戦争の勝利は、いつか恨みや後悔を生む。だが知らないことを学んで乗り越える勝利だけは、誰も傷つけず後悔もない、という意味。エジプト遠征に多くの学者を連れて行ったナポレオンの学問好きな一面が表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 人と競うより、自分の知らないことに挑む勝負を大切にしています。苦手だった歴史を克服しようと、毎日年表を一枚ずつ作ったら、テストで学年上位に入れました。誰も傷つけない勝ち方が一番気持ちいいです。
歴史の真実とは、一般いっぱん に何だろうか。皆みな が合意した作り話である。 原文(英語) What then is, generally speaking, the truth of history? A fable agreed upon.
出典:ラス・カーズとの会話(1816年11月20日)。ラス・カーズ『セントヘレナ日記(Mémorial de Sainte-Hélène)』第4巻 p.251
出典について 流刑先のセントヘレナ島で、そばにいた伯爵ラス・カーズが書き留めた本人の言葉。原文はフランス語。ただし同じ考えはナポレオン以前からあり、1758年に哲学者エルヴェシウスが、作家フォントネルの言葉として「歴史は作り話にすぎない」と紹介している。
意味と背景 歴史として語られることは、本当に起きたことそのものではなく、後の人々がそういうことにしておこうと合意した物語だ、という皮肉。勝者や語り手によって歴史は作られる。自分の歴史的評価を気にした晩年の皇帝らしい言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 一つの見方だけで物事を判断しないようにしています。歴史の授業で同じ出来事を日本と他国の教科書で比べたら書き方が全く違い、驚きました。以来、ニュースも複数の立場から読むようにしています。
私は60回戦ったが、最初から知っていたこと以外、何も学ばなかった。 原文(英語) I have fought sixty battles and I have learned nothing which I did not know at the beginning.
出典:グールゴー将軍『セントヘレナ日記』1817年12月25日の記述
出典について 流刑地で一緒にいたグールゴー将軍の日記に書き留められた本人の言葉。原文はフランス語で、ここでは英訳を載せた。
意味と背景 戦争の本当の原則は最初から分かっていて、60回戦っても新しく学ぶことはなかった、という言葉。自信過剰とも読めるが、基本の原則こそがすべてで、それを確実に実行することが難しいのだ、という意味にも受け取れる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 基本を確実にやり切ることを大切にしています。サッカー部で新しい戦術ばかり追いかけていましたが、結局勝敗を分けたのはパスと声かけという基本でした。最初に習ったことを最後まで大事にしたいと思っています。
私の方針は「出世の道は才能ある者に開かれている」だった。生まれや財産に関係なく。 原文(英語) My maxim was, la carrière est ouverte aux talents, without distinction of birth or fortune.
出典:侍医バリー・オミーラ『Napoleon in Exile, or A Voice from St. Helena』(1822)
出典について セントヘレナで主治医を務めたオミーラの記録にある本人の言葉。「才能ある者に道は開かれる」の部分はフランス語のまま記録されている。
意味と背景 家柄や財産ではなく、能力のある人が出世できる仕組みを作った、と自分の政治を振り返った言葉。貴族の生まれでない兵士も将軍になれたナポレオンの軍は、この考えで強くなった。今の実力主義の考え方の元の一つ。
座右の銘にするなら・面接での答え方 肩書きや出身ではなく、実力と努力で評価される場で働きたいと考えています。アルバイトでも入った順番ではなく仕事ぶりで役割が決まる店で、半年でシフトリーダーを任されました。公平な場で力を出し切りたいです。
負けることを恐おそ れる者は、必ず負ける。 原文(英語) He who fears being conquered is certain of defeat.
出典:『Political Aphorisms, Moral and Philosophical Thoughts』(1848) p.146
出典について 死後に編まれた語録集にある言葉で、元の手紙や会話の日時・場面は示されていない。原文はフランス語。
意味と背景 負けたらどうしようと怖がっていると、思い切った判断ができず、結局は負けてしまう、という意味。戦いでもスポーツでも試験でも、恐れが一番の敵になる。勝つためには、まず負けへの恐れを捨てることだと教えている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 本番で守りに入らないための言葉です。ピアノの発表会で間違えるのを怖がって縮こまった演奏をし、かえってミスを重ねた経験があります。次の発表会では失敗してもいいと思い切り弾いたら、一番良い演奏ができました。
世界を動かしているのは、人の想像力である。 原文(英語) Imagination governs the world.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集(フランス語版を英訳したもの)にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 人を動かし、世の中を変えるのは、理屈よりも人々の心に描かれるイメージや夢だ、という意味。勲章や儀式、英雄の物語を使って人々の心をつかんだナポレオンらしい言葉。良くも悪くも、想像力の力を知り尽くしていた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 人の心に絵を描けるように話すことを心がけています。クラスの合唱コンクールで、練習を嫌がる人がいたとき、優勝した日の教室の様子を具体的に話したら、皆の目の色が変わりました。想像させる力は大きいと感じています。
国を導くには、明るい見通しを示すしかない。リーダーとは希望を配る人である。 原文(英語) One can lead a nation only by helping it see a bright outlook. A leader is a dealer in hope.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 人々をついて来させるのは命令や恐れではなく、この先は良くなるという希望だ、という意味。リーダーの一番の仕事は、皆に明るい未来を見せ続けることだという考え。今も経営者や監督の心得としてよく引用される。
座右の銘にするなら・面接での答え方 チームに先の楽しみを見せることを意識しています。部活が負け続けて雰囲気が暗かったとき、キャプテンとして小さな目標を立てて達成するたびに皆で喜ぶようにしたら、練習に活気が戻りました。希望を配れる人でありたいです。
せっかちは成功の大きな妨さまた げだ。何でも乱暴に扱あつか う人は何も得られないか、決して熟さない青い実しか手にできない。 原文(英語) Impatience is a great obstacle to success; he who treats everything with brusqueness gathers nothing, or only immature fruit which will never ripen.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 結果を急いで物事を乱暴に進めると、何も得られないか、得られても未熟で役に立たないものになる、という教え。果物が熟すのを待つように、物事には時間をかけるべき段階がある。電撃的な作戦で知られる人物の、意外な慎重さが見える。
座右の銘にするなら・面接での答え方 焦らず育てることを大切にしています。後輩の指導で、すぐに結果を求めて厳しくしすぎたら、後輩が部活をやめかけました。それからは一人ひとりのペースに合わせるようにし、半年後には頼れる戦力に育ってくれました。
最も危険な瞬間しゅんかん は、勝利の瞬間しゅんかん である。 原文(英語) The moment of greatest peril is the moment of victory.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 勝ったと思った瞬間、人は気がゆるみ、守りが手薄になる。だから勝利の時こそ一番危ないのだ、という戦場の知恵。日本の「勝って兜の緒を締めよ」と同じ考えで、成功した後の油断を戒める言葉として使える。
座右の銘にするなら・面接での答え方 うまくいった時こそ確認を怠らないようにしています。試験で手応えがあった時ほど見直しをするようにしたら、ケアレスミスを何度も見つけられました。勝ちを確信した瞬間に気を抜かないことを心がけています。
できることをすべてやるのが人間だ。やりたいことをすべてやれるなら、それは神だろう。 原文(英語) To do all that one is able to do, is to be a man; to do all that one would like to do, would be to be a god.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 やりたいことを何でも実現できるのは神だけで、人間にできるのは、自分にできることを全部やり切ることだ、という意味。限界を嘆くより、できる範囲で全力を尽くすことこそ人間らしい立派さだと教えている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 できることを全部やり切ることを目標にしています。志望校の判定が厳しかったとき、できることを書き出して一つずつ潰していきました。結果は第二志望でしたが、やり切ったので後悔はなく、今の学校で全力を出せています。
勇気だけは、偽いつわ ることができない。偽善ぎぜん から逃のが れられる唯一ゆいいつ の徳である。 原文(英語) Courage cannot be counterfeited. It is one virtue that escapes hypocrisy.
出典:語録集『Napoleon: In His Own Words』(1916)
出典について 本人の言葉を集めた語録集にあるが、元の場面や日時は示されていない。
意味と背景 優しさや正直さは見せかけでごまかせても、勇気だけは本当の場面で行動に出るかどうかで分かってしまう、という意味。戦場で多くの兵士を見てきた将軍の、人を見る目が表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 言葉ではなく行動で勇気を示したいと思っています。電車で具合の悪そうな人がいたとき、誰も声をかけない中で思い切って駅員さんを呼びました。勇気はごまかせないからこそ、いざという時に動ける人でいたいです。
あの遠い地で何をしようか。そうだ、回想録を書こう。仕事は時という大鎌かま だ。 原文(英語) Whatever shall we do in that remote spot? Well, we will write our memoirs. Work is the scythe of time.
出典:流刑先へ向かう英国軍艦ベレロフォン号の上で(1815年8月)
出典について Wikiquoteの本人の言葉の欄にあるが、出典の要確認(fix cite)の印がついており、記録した文献が示されていない。
意味と背景 ワーテルローで敗れ、遠い島へ流される船の上で、そこで何をするかと問われての言葉。「時という大鎌」とは、何もしなければ重くのしかかる長い時間を、仕事が刈り取ってくれるという意味。絶望の中でもやることを見つける強さが見える。
座右の銘にするなら・面接での答え方 つらい時ほど打ち込むことを見つけるようにしています。けがで部活を休んでいた2か月、ただ落ち込むのではなく、チームの試合分析ノートを作りました。そのノートが復帰後に役立ち、つらい時間が意味のある時間に変わりました。
君は毎日食事をしないのか? ならば毎日働くべきだ。 原文(英語) "Do you not eat every day?" said the Emperor to him; "Yes, Sire." "Well, then, you ought to work every day."
出典:ラス・カーズ『セントヘレナ日記』(1824年英訳)
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。ラス・カーズの日記に、毎日は勉強しないと打ち明けた伯爵の息子トリスタンへの言葉として書かれている。
意味と背景 毎日食べるのと同じように、働くことや学ぶことも毎日続けるべきだ、という教え。怠けがちな少年を、身近なたとえでたしなめた。流刑の島でも一日も休まず口述筆記を続けたナポレオンらしい、勤勉さの勧め。
座右の銘にするなら・面接での答え方 毎日少しずつでも続けることを大事にしています。資格の勉強を、気が向いた日だけでなく毎日15分と決めてやったら、半年で合格できました。ご飯を食べるのと同じように、学ぶことを生活の一部にしています。
能力も、機会がなければ何の意味もない。 原文(英語) Ability is nothing without opportunity.
出典:1985年のユーモア本『Have You Ever Noticed?』に引用
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。出典は1985年のユーモア本で、本人がいつ言ったかは確かめられない。
意味と背景 どれほど才能があっても、それを発揮する場や機会がなければ宝の持ち腐れだ、という意味。機会は待つだけでなく、自分でつかみに行くものだという教えとしても使われる。能力ある者に道を開いたナポレオンの方針とも重なる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 機会を自分から取りに行くことを心がけています。プログラミングを独学していましたが、使う場がなかったので、学校の行事の申し込みフォームを作ると申し出ました。それがきっかけで情報委員を任されました。
敵が間違まちが いを犯しているときは、決してじゃまをするな。 原文(英語) Never interrupt your enemy when he is making a mistake.
出典:2002年の名言集『The Military Quotation Book』p.93
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。出典は2002年の名言集で、元の発言は確かめられない。
意味と背景 相手が自ら不利な方向に進んでいるなら、口を出さずに見守るのが賢い、という戦略の知恵。慌てて動くより、じっと待つ方が得なこともある。ユーモアの効いた言葉として、ビジネスやスポーツの世界でも好まれている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 焦って動かず、状況を見極めることを大事にしています。ディベートの大会で相手が論点をずらし始めたとき、すぐ反論せずに最後まで言わせてから矛盾を指摘したら、審査員の評価が上がりました。待つことも作戦だと学びました。
ワーテルローは私の40の勝利の記憶きおく を消し去るだろう。だが何ものにも消せないもの、永遠に生き続けるもの、それは私の民法典だ。 原文(英語) Waterloo will wipe out the memory of my forty victories; but that which nothing can wipe out is my Civil Code. That will live forever.
出典:1922年の歴史の本『The Story of World Progress』p.437 に引用
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。出典は1922年の歴史教科書による引用で、元の発言の場面は示されていない。セントヘレナでの言葉として知られる。
意味と背景 戦争の勝利は一度の大敗で忘れられてしまうが、人々の暮らしを支える法律は永遠に残る、という意味。実際にナポレオン法典は世界中の民法の手本になり、日本の民法にも影響を与えた。本当に残る仕事とは何かを考えさせる言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 目先の勝ち負けより、後に残るものを作りたいと思っています。生徒会で行事の成功より、来年の役員が困らない引き継ぎ資料作りに力を入れました。翌年、後輩から助かったと言われ、残る仕事の意味を実感しました。
良いスケッチ一枚は、長い演説にまさる。 原文(フランス語) Un bon croquis vaut mieux qu'un long discours.
出典:1968年の本『L'Arche de Noé』p.48 に引用
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。出典は1968年の本で、本人の発言の記録は確かめられない。「百聞は一見にしかず(一枚の絵は千の言葉に値する)」の元とされることもあるが、その根拠もない。
意味と背景 長々と言葉で説明するより、地図や図を一枚見せた方がずっとよく伝わる、という意味。作戦地図を重視した軍人らしい考え。今のプレゼンテーションで、文字より図を使えという教えとしても通用する。
座右の銘にするなら・面接での答え方 説明するときは図を一枚添えるようにしています。アルバイトの新人研修で、言葉だけで手順を教えても覚えてもらえなかったので、作業の流れを一枚の図にしたら、すぐに覚えてもらえました。見せる工夫を大事にしています。
私はエルバ島を見るまでは有能だった。(Able was I ere I saw Elba) 原文(英語) Able was I ere I saw Elba.
出典:1848年、アメリカの新聞にボルチモアの読者「J.T.R.」の作として載った回文
本当の出どころ ナポレオンの言葉ではない(Misattributed)。前から読んでも後ろから読んでも同じになる英語の回文で、ナポレオンは英語をほとんど話さなかった。1848年の新聞の言葉遊びが最古。
意味と背景 ナポレオンが最初に流されたエルバ島を題材にした英語の言葉遊び。「エルバ島を見るまでは力があった」という意味になるため本人の嘆きのように語られるが、実際は後世の人が作った回文。言葉の面白さを楽しむ例として知られる。
この言葉の使い方 座右の銘ではありませんが、言葉遊びの面白さと出典確認の大切さを教えてくれた例です。英語の授業で回文を調べた際、ナポレオンの言葉ではないと知り、有名人の名前がついた言葉も一度調べる習慣がつきました。
どの兵士も、背嚢はいのう の中に元帥げんすい の杖つえ を入れている。 原文(英語) Every soldier carries a Marshal's baton in his knapsack.
出典:実際はフランス国王ルイ18世(1824年没)の言葉
本当の出どころ ナポレオンの言葉ではない(Misattributed)。ナポレオン失脚後に王位についたルイ18世の言葉だとする研究がある。能力主義のナポレオン軍のイメージと重なり、彼の言葉と誤解された。
意味と背景 どんな一兵卒にも、努力しだいで最高位の元帥にまで出世する可能性がある、という意味。身分ではなく能力で出世できることを示した言葉で、ナポレオン軍の気風を表すとされてきたが、言ったのは別の王だった。
この言葉の使い方 今の立場に関係なく、上を目指せると信じています。アルバイトで入ったお店で、社員の仕事を観察して覚え、提案を続けたら、学生ながら店舗の売上会議に呼ばれるようになりました。言葉の作者はルイ18世です。
一頭のライオンに率いられた羊の群れは、一頭の羊に率いられたライオンの群れに勝る。 原文(英語) An army of sheep led by a lion is better than an army of lions led by a sheep.
出典:ナポレオンの記録になし。古くからのことわざの一つ(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ナポレオンの言葉として紹介されるが、英語版Wikiquoteによれば、これは古くからあることわざの一つで、アレクサンドロス大王をはじめ多くの将軍や政治家の言葉とされてきた。ナポレオンの言葉としたのは20世紀の伝記である。
意味と背景 集団の強さは、メンバー一人ひとりの能力よりも、それを率いるリーダーの力で大きく変わるという意味。リーダーの役割の重さを語る言葉として、会社やスポーツの場面でよく使われる。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、リーダーを任された時の自覚として。面接では、目立った実力者がいないチームを、役割分担や声かけでまとめて結果を出した経験を話すとよい。ナポレオンではなく古いことわざだと知っていると安心。
イギリスは商店主の国だ。 原文(英語) England is a nation of shopkeepers.
出典:アダム・スミス『国富論』(1776年)などに先例(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ナポレオンがイギリスをばかにして言った言葉として有名だが、これより前から使われていた表現である。英語版Wikiquoteによれば、経済学者アダム・スミスが1776年の『国富論』で「商店主の国」という言い方を使っており、ナポレオンの言葉かどうかは疑わしい。
意味と背景 戦士や貴族の国ではなく、商売で生きる人の国だという、イギリスを見下した言い方として知られる。しかし実際には、商売と経済の力こそがイギリスを強くしたともいえ、見方によってはほめ言葉にもなる。
この言葉の使い方 座右の銘には向かないが、「相手を見下した言葉が、実は相手の強みを言い当てていた」という話は面接の雑談で使える。商売や経済に関心がある人なら、経済の力の大切さを語るきっかけにして、出どころがアダム・スミスに先例があることも添えたい。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ナポレオン・ボナパルト
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