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ワシントンの肖像写真
肖像画:ギルバート・スチュアート『ジョージ・ワシントンの肖像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

ワシントンの名言

ジョージ・ワシントン|1732〜1799年|アメリカ|軍人・政治家(初代アメリカ大統領)

イギリスの植民地だったバージニアの農園主の家に生まれ、独立戦争で大陸軍の総司令官として戦い抜いた。独立後は憲法制定会議の議長を務め、初代大統領に選ばれた。2期8年で自ら退任して権力にしがみつかない前例を作り、「建国の父」として今もアメリカで最も尊敬される人物の一人。

のせている言葉:17こ(出典あり 14・実は言っていない 3)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(17こ)
  1. 良心という、胸の中の小さな天の火を、絶やさぬよう…
  2. 自分の評判を大切にするなら、立派な人と付き合え。…
  3. できないことは引き受けるな。そして約束は必ず守る…
  4. 下手な言い訳をするくらいなら、何も言い訳しない方…
  5. 戦争に備えることは、平和を守る最も有効な手段の一…
  6. 自由は、ひとたび根づけば、またたく間に育つ植物で…
  7. 誰にでも礼儀正しく、しかし親しく付き合うのは少数…
  8. 本当の友情はゆっくり育つ植物であり、逆境の衝撃に…
  9. 規律は軍隊の魂である。規律があれば、少ない兵も恐…
  10. 国に尽くせる持ち場であれば、どんな持ち場も名誉あ…
  11. 早く起きよ。習慣にしてしまえば、それは慣れて、楽…
  12. 平凡な者を大勢集めるより、優れた者を少数そろえる…
  13. すべての国に対して信義と正義を守り、すべての国と…
  14. 友の真心をはかる本当の物差しは、言葉ではなく行い…
  15. うそはつけません。ぼくが、この小さな斧でやったの…
  16. 政府とは理性でも雄弁でもない。力である!
  17. 神と聖書なしに、世界を正しく治めることは不可能で…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

1出典あり#心#生き方
良心という、胸の中の小さな天の火を、絶やさぬよう努めよ。

原文(英語)Labour to keep alive in your Breast that Little Spark of Celestial fire Called Conscience.

出典:『交際と会話における礼儀と品位ある振る舞いの規則』第110条(1740年代年)

出典について少年時代のワシントンが手で書き写した110条の礼儀作法の最後の条(英語版Wikisource)。もとは16世紀フランスのイエズス会の作法集で、ワシントンの作ではなく、彼が書き写して身につけた言葉。

意味と背景

人の心には、正しいことと間違ったことを見分ける小さな火のような良心がある。それを消さないように、毎日大切に守り育てよという意味。10代のワシントンが写した作法の最後を締めくくる言葉で、彼の誠実な人柄の土台になったとされる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

ごまかせば楽になる場面で、この言葉を思い出して正直に話したことがあります。小さな火は放っておくと消えてしまうので、日ごろから大事にしたいと思っています。仕事でも、自分の良心に恥じない判断を続けることを約束します。

2出典あり#友情#生き方
自分の評判を大切にするなら、立派な人と付き合え。悪い仲間といるより、一人でいる方がましだ。

原文(英語)Associate yourself with Men of good Quality if you Esteem your own Reputation; for 'tis better to be alone than in bad Company.

出典:『交際と会話における礼儀と品位ある振る舞いの規則』第56条(1740年代年)

出典について少年時代のワシントンが書き写した作法集の第56条(英語版Wikisource)。もとはフランスのイエズス会の作法集。

意味と背景

人は付き合う相手によって評価され、また影響も受ける。だから自分を高めてくれる人と付き合い、悪い誘いに乗るくらいなら一人でいる方がよい、という意味。友だち選びが人生を左右することを、少年のワシントンは書き写して学んだ。

座右の銘にするなら・面接での答え方

高校の時、勉強に真剣な友人と過ごすようになってから成績が上がりました。誰と時間を過ごすかで自分が変わると実感しています。無理に周りに合わせるより、尊敬できる人との縁を大切にしていきたいと考えています。

3出典あり#仕事#生き方
できないことは引き受けるな。そして約束は必ず守るよう気をつけよ。

原文(英語)Undertake not what you cannot Perform but be Carefull to keep your Promise.

出典:『交際と会話における礼儀と品位ある振る舞いの規則』第82条(1740年代年)

出典について少年時代のワシントンが書き写した作法集の第82条(英語版Wikisource)。もとはフランスのイエズス会の作法集。

意味と背景

その場の勢いで何でも引き受けると、守れずに信用を失う。だから自分にできることだけを約束し、約束したことは必ず果たせという意味。信頼は大きな約束ではなく、守られた小さな約束の積み重ねで生まれることを教えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

頼まれると断れず、締め切りを守れなかった反省から、引き受ける前に「本当にできるか」を考えるようにしました。約束を守る人だと思われることが一番の財産だと思います。仕事でも、できる約束を確実に守る人でありたいです。

下手な言い訳をするくらいなら、何も言い訳しない方がはるかによい。

原文(英語)It is better to offer no excuse than a bad one.

出典:めいのハリエット・ワシントンへの手紙(1791年10月30日)

出典について大統領在任中に、めいに宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

失敗した時に苦しい言い訳を重ねると、かえって信用を失う。言い訳をせずに認める方が、相手に誠実さが伝わるという意味。忙しい大統領の職務の合間に、若いめいへ人付き合いの心得を書き送った、おじらしい助言である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

遅刻した時に電車のせいにしたら、かえって先生の信頼を失いました。それからはまず「すみません」と認め、次にどうするかを話すようにしています。言い訳より改善策を語れる人であることを、仕事でも大切にしたいです。

戦争に備えることは、平和を守る最も有効な手段の一つである。

原文(英語)To be prepared for war is one of the most effectual means of preserving peace.

出典:第1回年次教書(議会への演説、1790年1月8日)

出典について初代大統領として議会に向けた最初の年次教書の一節。英語版Wikiquoteに載っている。古代ローマの「平和を欲するなら戦争に備えよ」という考えを受け継いでいる。

意味と背景

攻められても守れる備えがあれば、相手はうかつに手を出せず、結果として平和が保たれるという考え。生まれたばかりのアメリカが外国に侮られないよう、大統領として国の守りを整える必要を議会に訴えた言葉である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら「備えあれば争いなし」という広い意味で使いたい言葉です。トラブルが起きてから慌てるより、起こりそうなことを先に想定して準備する方が、結果的に平穏に済みます。仕事でも準備を何より大事にしています。

自由は、ひとたび根づけば、またたく間に育つ植物である。

原文(英語)Liberty, when it begins to take root, is a plant of rapid growth.

出典:ジェームズ・マディソンへの手紙(1788年3月2日)

出典についてのちの第4代大統領マディソンに宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

自由という考えは、一度人々の心に根を下ろすと、植物のように勢いよく広がっていくという意味。新しい憲法が各州で認められていく様子を見ながら、ワシントンは自由の国づくりがいったん動き出せば止まらないという希望を語った。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘としては、良い習慣や考えも最初に根づかせるのが一番大変だ、という意味で使えます。クラスで朝の読書を始めた時、最初の数週間を乗り越えたら自然に広がりました。始めの一歩を丁寧に支える人でありたいです。

7出典あり#友情#生き方
誰だれにでも礼儀れいぎ正しく、しかし親しく付き合うのは少数の人とせよ。

原文(英語)Be courteous to all, but intimate with few

出典:おいのブッシュロッド・ワシントンへの手紙(1783年1月15日)

出典について法律を学ぶため都会に出たおいに宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

誰に対しても丁寧に接することは大切だが、心を許す深い付き合いは、よく人柄を見極めた少数の人に限れという助言。都会で多くの人に出会うおいが、誘いに流されて道を誤らないよう、人付き合いの心得を説いた手紙の言葉である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

大学に入ってたくさんの人と知り合った時、この言葉を思い出しました。誰にでも感じよく接しつつ、本音で話せる友人は時間をかけて作るようにしています。職場でも全員を尊重しながら、信頼関係は丁寧に築いていきたいです。

8出典あり#友情#励まし
本当の友情はゆっくり育つ植物であり、逆境の衝撃しょうげきに耐たえて初めて、その名にふさわしいものになる。

原文(英語)true friendship is a plant of slow growth, and must undergo and withstand the shocks of adversity, before it is entitled to the appellation

出典:おいのブッシュロッド・ワシントンへの手紙(1783年1月15日)

出典について「誰にでも礼儀正しく」と同じ手紙の続き。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

すぐに意気投合した相手が本当の友とは限らない。苦しい時を一緒に乗り越えて、初めて友情は本物になるという意味。自由は「すぐ育つ植物」と書いたワシントンが、友情は「ゆっくり育つ植物」と書いているのも面白い対比である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

部活で一番つらい時期を一緒に過ごした仲間とは、今も強い信頼でつながっています。この言葉の通り、友情は時間と苦労の中で育つものだと思います。職場の仲間とも、困った時に支え合える関係をじっくり築いていきたいです。

規律は軍隊の魂たましいである。規律があれば、少ない兵も恐おそるべき力となり、弱い者も勝利を得て、すべての者が尊敬を得る。

原文(英語)Discipline is the soul of an army. It makes small numbers formidable; procures success to the weak, and esteem to all.

出典:バージニア連隊の隊長たちへの指示書(1759年7月29日)

出典について若き日のワシントンがバージニア連隊の指揮官として出した指示書の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

人数や力が足りなくても、決まりを守ってまとまって動ける集団は強いという意味。のちに寄せ集めの大陸軍を率いて大国イギリスと戦ったワシントンは、まさにこの規律の力で兵を一つにまとめ、独立を勝ち取った。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人数の少ない部活でしたが、時間と約束を全員で守ることで強豪校と互角に戦えました。小さなチームほど規律が力になると実感しています。仕事でも基本のルールを大切にし、チームの力を最大にできる人でありたいです。

10出典あり#仕事#生き方
国に尽つくせる持ち場であれば、どんな持ち場も名誉めいよあるものだ。

原文(英語)Every post is honorable in which a man can serve his country.

出典:ベネディクト・アーノルドへの手紙(1775年9月14日)

出典について独立戦争中に部下の将校に宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

目立つ役でも地味な役でも、みんなの役に立つ仕事である限り、どれも等しく誇れるものだという意味。役職や持ち場の大小に不満を持つ部下に向けて、どこにいても全力を尽くすことの尊さを説いた言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

文化祭で裏方の照明係になった時、最初は残念に思いましたが、この言葉で考えが変わりました。照明が決まった瞬間の拍手は忘れられません。どんな役割でも誇りを持って取り組めることが、私の強みです。

11出典あり#健康#時間#努力
早く起きよ。習慣にしてしまえば、それは慣れて、楽しく、健康によく、得にもなる。

原文(英語)Rise early, that by habit it may become familiar, agreeable, healthy, and profitable.

出典:孫のジョージ・ワシントン・パーク・カスティスへの手紙(1798年1月7日)

出典について晩年のワシントンが、大学生の孫(妻マーサの孫)に宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

早起きは最初はつらいが、習慣にしてしまえば自然になり、気持ちよく、体にもよく、一日を有効に使えて得をするという意味。毎朝早く起きて農園を見回ったワシントン自身の生活から出た、孫への実感のこもった助言である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

受験期に朝型に切りかえ、朝の1時間を暗記にあてたら成績が伸びました。最初の1週間はつらくても、習慣になると楽になります。社会人になっても朝の時間を大切にし、余裕を持って仕事を始める人でありたいです。

12出典あり#リーダー#仕事
平凡へいぼんな者を大勢集めるより、優れた者を少数そろえる方が、はるかによい。

原文(英語)It is infinitely better to have a few good men than many indifferent ones.

出典:陸軍長官ジェームズ・マクヘンリーへの手紙(1798年8月10日)

出典について退任後、再び軍の指揮を頼まれたワシントンが陸軍長官に宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

人数をそろえることより、一人ひとりの質が大事だという意味。将校を選ぶにあたって、数合わせのために力不足の人を入れるより、本当に信頼できる人を少数選ぶべきだと助言した。組織づくりの基本として今も通じる考え。

座右の銘にするなら・面接での答え方

グループ課題で、人数より一人ひとりの責任感が結果を決めると学びました。私自身も「数のうちの一人」ではなく、任せて安心と言われる一人になりたいと思っています。入社後は、少数でも頼られる存在を目指します。

すべての国に対して信義と正義を守り、すべての国と平和と調和を育め。

原文(英語)Observe good faith and justice towards all Nations; cultivate peace and harmony with all.

出典:告別の辞(1796年9月)

出典について大統領を退く際に国民に向けて新聞で発表した「告別の辞」の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

どの国にも誠実で公正な態度をとり、争いではなく平和な関係を築けという、国民への遺言のような言葉。ワシントンは特定の国と深く結びつきすぎず、すべての国と公平に付き合うことが、若い国を守る道だと考えた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

クラスで派閥ができた時、どのグループとも公平に話すよう心がけた経験と重なる言葉です。特定の人とだけ付き合うより、誰にでも誠実に接する方が信頼されます。職場でも部署や立場を問わず公平な人でありたいです。

14出典あり#友情#仕事#言葉
友の真心をはかる本当の物差しは、言葉ではなく行いである。

原文(英語)actions, not words, are the true criterion of the attachment of his friends

出典:ジョン・サリヴァン少将への手紙(1779年12月15日)

出典について独立戦争中に部下の将軍に宛てた手紙の一節。英語版Wikiquoteに載っている。

意味と背景

口では味方だと言う人は多いが、本当に支えてくれるかは、困った時の行動で分かるという意味。戦争中に多くの人の言葉と行いの違いを見てきたワシントンらしい言葉で、人を見る時も自分が信頼される時も、行いこそが大事だと教える。

座右の銘にするなら・面接での答え方

引っ越しの時、口では「手伝うよ」と言った人より、黙って来てくれた友人に心から感謝しました。私も言葉より行動で応える人でありたいです。仕事でも約束を口にするだけでなく、結果で示せるよう努めます。

15実は言っていない#生き方#家族#言葉
うそはつけません。ぼくが、この小さな斧おのでやったのです。

原文(英語)I cannot tell a lie, I did it with my little hatchet.

出典:パーソン・ウィームズ『ワシントンの生涯』(1806年版)の逸話(英語版Wikiquote「Spurious」)

本当の出どころ少年ワシントンが父の大切な桜の木を切ったと正直に告白したという有名な「桜の木」の話は、ワシントンの死後に牧師メイソン・ロック・ウィームズが書いた伝記で初めて登場した。ほかに裏づけがなく、作り話と考えられている。

意味と背景

正直であることの大切さを子どもに教える話として、アメリカでも日本でも長く語り継がれてきた。しかし実際には、偉人の子ども時代を美しく描くために伝記作家が作った逸話で、ワシントン本人の言葉ではない。

この言葉の使い方

正直さを語る時の定番の話ですが、面接で使うなら「実は後から作られた話だった」と添えると印象的です。「作り話でも正直の大切さは本当。私自身も失敗を隠さず報告してきた」と自分の体験につなげると説得力が出ます。

16実は言っていない#言葉#リーダー
政府とは理性でも雄弁ゆうべんでもない。力である!

原文(英語)Government is not reason, it is not eloquence,—it is force!

出典:1902年の雑誌記事が初出(英語版Wikiquote「Spurious」)

本当の出どころワシントンの言葉として政治の議論でよく引かれるが、確かめられる最も古い例は1902年の宗教雑誌の記事で、告別の辞などワシントンの文書にはない。ワシントンの死後100年以上たってから現れた言葉。

意味と背景

政府は話し合いや説得ではなく、最後は強制する力で動いている、だから政府の力には注意せよ、という主張に使われる言葉。本当らしく聞こえるが、ワシントン本人の手紙や演説にこの言い回しは見つかっていない。

この言葉の使い方

座右の銘には向きません。政治の主張を強めるために建国の父の名前が借りられた例として覚えておくとよいでしょう。面接では「主張に都合のよい名言ほど出典を確かめる」という姿勢を語る材料になります。

17実は言っていない#言葉
神と聖書なしに、世界を正しく治めることは不可能である。

原文(英語)It is impossible to rightly govern the world without God and the Bible.

出典:告別の辞には無い(英語版Wikiquote「Spurious」)

本当の出どころ告別の辞の言葉として紹介されることがあるが、そこにはない。英語版Wikiquoteによれば、1836年ごろの短い形に、1893年に禁酒運動家のハワード・H・ラッセルが「正しく」「聖書」を書き足して今の形になった。

意味と背景

国を治めるには信仰が欠かせないという主張。ワシントンは告別の辞で宗教と道徳の大切さを語ってはいるが、この言い回しは後の時代に少しずつ言葉が足され、本人の名前で広まったものである。

この言葉の使い方

座右の銘には向きません。言葉は人から人へ伝わるうちに書き足されていくという例として使えます。仕事でも伝言は原文で確認するようにしている、という話につなげると、慎重さと正確さが伝わります。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョージ・ワシントン

ほかの海外の偉人の名言

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