写真:1922年撮影(八木とみ 提供)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ)八木重吉の名言
八木重吉|1898〜1927年|日本|詩人・英語教師
東京府南多摩郡(今の町田市)の農家に生まれた。東京高等師範学校を出て兵庫・千葉で英語の教師をしながら、キリスト教の信仰に支えられた短く素朴な詩を書いた。生前の詩集は『秋の瞳』だけで、結核のため29歳で亡くなった。死後に『貧しき信徒』が出て、澄んだやさしい言葉が多くの人の心をとらえた。
のせている言葉:8こ(出典あり 8)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(8こ)
- 私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私…
- この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋…
- 秋はあかるくなりきった この明るさの奥に しずか…
- どこにか「ほんとうに美しいもの」はないのか それ…
- 花がふってくると思う 花がふってくるとおもう こ…
- こころが美しくなると そこいらが 明るく かるげ…
- 日をまともに見ているだけで うれしいと思っている…
- 虫が鳴いてる いま ないておかなければ もう駄目…
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私には、ありません。この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。
出典:詩集『秋の瞳』序(1925年)
出典について青空文庫『秋の瞳』の本文で確認。
意味と背景
私は友がいなくては耐えられない。けれど私には友がいない。だからこの貧しい詩を、読んでくださるあなたの胸に捧げます。どうか私をあなたの友にしてください、という生前唯一の詩集の序文。孤独と、人とつながりたいという切実な願いが、飾らない言葉で語られている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
人とのつながりを大切にしたい人に響く言葉です。面接では、新しい環境で自分から声をかけるのは勇気がいるが、心を開いて話しかけることで友人ができた経験を話し、人とのつながりを自分からつくれる人でありたいと伝えるとよいでしょう。
この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋の美くしさに耐えかね 琴はしずかに鳴りいだすだろう
出典:詩「素朴な琴」(詩集『貧しき信徒』)(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。詩集は没後の刊行。
意味と背景
この秋の明るさの中に、素朴な琴を一つ置いたなら、秋のあまりの美しさに耐えきれず、琴はひとりでに静かに鳴り出すだろう、という詩。誰も弾かないのに琴が鳴るほどの美しさ、という想像で、澄みきった秋の空気と心の震えを表した重吉の代表作。
座右の銘にするなら・面接での答え方
美しいものに素直に感動できる心を大切にしたい人に合う詩です。面接では、自然や芸術に心を動かされる感性を大切にしていると話し、その感受性を人の心に届くものづくりに生かしたいと伝えると印象に残ります。
秋はあかるくなりきった この明るさの奥に しずかな響があるようにおもわれる
出典:詩「響」(詩集『貧しき信徒』)(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。「素朴な琴」のすぐ後に置かれた詩。
意味と背景
秋はすっかり明るくなった。この明るさの奥に、静かな響きがあるように思われる、という短い詩。目に見える明るさの向こうに、耳をすまさないと聞こえない響きを感じ取っている。静かな心でいる時にだけ気づける美しさを描いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
表面の奥にあるものに耳をすませたい人の座右の銘になります。面接では、相手の言葉の奥にある気持ちに耳を傾けるよう心がけてきたと話し、接客や相談の仕事でその姿勢を生かしたいと伝えるとよいでしょう。
どこにか「ほんとうに美しいもの」はないのか それが敵であつてもかまわない 及びがたくてもよい ただ在るといふことが分りさへすれば
出典:詩「うつくしいもの」(詩集『秋の瞳』)(1925年)
出典について青空文庫『秋の瞳』の本文で確認(原文は語の間に空白がある表記)。
意味と背景
どこかに本当に美しいものはないのか。それが敵であってもかまわないし、手が届かなくてもいい。ただ、それがこの世に在ると分かりさえすれば、という詩。自分のものにしなくてもいいから、本物の美しさが存在すると信じたい、という純粋な願い。
座右の銘にするなら・面接での答え方
本物を求め続けたい人の座右の銘になります。面接では、簡単には届かなくても、本当に良いものを目指して学び続けたいと話し、尊敬できる目標を持つことが努力の支えになっていると伝えると、この詩らしい答えになります。
花がふってくると思う 花がふってくるとおもう この てのひらにうけとろうとおもう
出典:詩「花がふってくると思う」(詩集『貧しき信徒』)(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。
意味と背景
空から花が降ってくるように思う。その花をこの手のひらで受けとろうと思う、という短い詩。実際に花が降っているのではなく、心の中に恵みが降りてくるような感覚を、子どものような素直な言葉で表している。受けとる準備をして待つ、やさしい心の詩。
座右の銘にするなら・面接での答え方
人からの好意やチャンスを素直に受けとめたい人に合う詩です。面接では、周りからの助言や機会を手のひらで受けとるように素直に受け入れ、成長につなげてきた経験を話すと、この詩らしい答えになります。
こころが美しくなると そこいらが 明るく かるげになってくる どんな不思議がうまれても おどろかないとおもえてくる
出典:詩集『貧しき信徒』所収の詩(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。このあと「はやく 不思議がうまれればいいなあとおもえてくる」と続く。
意味と背景
心が美しくなると、まわりまで明るく軽やかに見えてくる。どんな不思議なことが起こっても驚かないような気がしてくる、という詩。心の持ち方ひとつで世界の見え方が変わることを、やわらかな言葉で語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
心の持ち方を大切にしたい人の座右の銘になります。面接では、気持ちを前向きに切り替えたら同じ職場でも見え方が変わり、仕事が楽しくなった経験を話し、心を整えることを大切にしていると伝えるとよいでしょう。
日をまともに見ているだけで うれしいと思っているときがある
出典:詩集『貧しき信徒』所収の詩(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。結核で療養していたころの作とみられる詩群の一つ。
意味と背景
お日さまをまっすぐ見ているだけで、うれしいと思っている時がある、という短い詩。病気で弱っていく中でも、ただ日の光を浴びることに喜びを感じている。特別なことがなくても幸せは見つけられる、ということを教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
当たり前の中に幸せを見つけたい人の座右の銘です。面接では、体調を崩した経験から、毎日元気に過ごせること自体のありがたさに気づいたと話し、日々に感謝しながら働きたいと伝えると自然な答えになります。
虫が鳴いてる いま ないておかなければ もう駄目だというふうに鳴いてる しぜんと 涙がさそわれる
出典:詩集『貧しき信徒』所収の詩(1928年)
出典について青空文庫『貧しき信徒』の本文で確認。
意味と背景
秋の虫が、今鳴いておかなければもう駄目だというように、懸命に鳴いている。その声を聞いていると、自然と涙が誘われる、という詩。短い命を精いっぱい生きる虫の姿に、病を抱えた自分の命を重ねている。今を懸命に生きることの尊さが伝わる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
今この時に全力を出したい人の座右の銘になります。面接では、限られた学生生活の時間を意識し、やりたいことに全力で取り組んできた経験を話して、今できることを先延ばしにしない姿勢を伝えるとよいでしょう。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/八木重吉
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