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アダム・スミスの肖像写真
肖像画:作者不詳『アダム・スミスの肖像(ミュア・ポートレート)』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

アダム・スミスの名言

アダム・スミス|1723〜1790年|イギリス(スコットランド)|経済学者・哲学者

スコットランドの港町カーコーディに生まれ、グラスゴー大学で道徳哲学を教えた。人が他人の気持ちに共感する心から道徳を説いた『道徳感情論』と、分業や自由な取引が国を豊かにすると論じた『国富論』を書き、「経済学の父」と呼ばれる。「見えざる手」という言葉で知られるが、貧しい人の暮らしや思いやりの大切さも重んじた。

のせている言葉:13こ(出典あり 13)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(13こ)
  1. 私たちが夕食を期待できるのは、肉屋や酒屋やパン屋…
  2. 人は見えざる手に導かれて、自分が意図していなかっ…
  3. 人間がどれほど利己的だと思われようと、その本性に…
  4. 健康で、借金がなく、良心にやましいところのない人…
  5. 憎しみと怒りは、善き心の幸せにとって最大の毒であ…
  6. 人それぞれの生まれつきの才能の違いは、実際には私…
  7. 学問は、熱狂と迷信という毒に対する、すばらしい解…
  8. 国民の大部分が貧しく惨めであるような社会が、栄え…
  9. 同じ商売の人々が集まると、楽しみや気晴らしの集ま…
  10. 消費こそが、すべての生産のただ一つの目的である。
  11. 労働こそが最初の価格であり、あらゆる物に支払われ…
  12. 財産の少ない人に尊厳を与えられるのは、模範的な品…
  13. 大きな財産のあるところには、必ず大きな不平等があ…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

1出典あり#仕事#お金
私たちが夕食を期待できるのは、肉屋や酒屋やパン屋の慈悲じひ心からではなく、彼かれらが自分の利益を大切にするからである。

原文(英語)It is not from the benevolence of the butcher, the brewer, or the baker that we expect our dinner, but from their regard to their own interest.

出典:『国富論』第1編 第2章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

パン屋がパンを売ってくれるのは親切心からではなく、売れば自分ももうかるからだ。お互いが自分の利益を求めて取引することで、結果的にみんなの暮らしが成り立つという、市場の仕組みを身近な例で説明した有名な一節である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

アルバイトで、お客様に喜ばれる工夫をすると売上も上がり、自分の評価も上がると実感しました。相手の得と自分の得が重なる仕組みを作るのが、良い仕事だと思います。お互いが得をする関係を築ける人でありたいです。

2出典あり#仕事#お金
人は見えざる手に導かれて、自分が意図していなかった目的を推し進めることになる。

原文(英語)he is in this, as in many other cases, led by an invisible hand to promote an end which was no part of his intention.

出典:『国富論』第4編 第2章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。「見えざる手」という言葉は、この大著の中で一度しか出てこない。

意味と背景

一人ひとりが自分の利益を考えて働いたりお金を使ったりすると、本人は意図していなくても、結果的に社会全体を豊かにすることがある、という意味。有名な「見えざる手」だが、スミスは同時に、公共のためと称する商人をあまり信用しないとも書いている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

自分が得意なことを一生懸命やると、知らないうちに誰かの役に立っていることがあります。部活で記録係をまじめに続けたら、チームの作戦づくりに生かされました。目の前の仕事を誠実にやることが社会につながると信じています。

3出典あり#心#友情#幸せ
人間がどれほど利己的だと思われようと、その本性には、他人の幸運に関心を持ち、他人の幸せを自分にとって必要なものとする何かが、明らかにある。

原文(英語)How selfish soever man may be supposed, there are evidently some principles in his nature, which interest him in the fortune of others, and render their happiness necessary to him

出典:『道徳感情論』第1部 第1編 第1章(書き出し)(1759年)

出典について『道徳感情論』冒頭の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

人は自分勝手だと思われがちだが、他人の幸せを見て喜び、不幸を見て悲しむ心を生まれつき持っている、という意味。「見えざる手」の経済学者として知られるスミスは、まずこの共感の心から人間を考えた。経済と思いやりは対立しないことを示す言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

友人の合格を自分のことのようにうれしく感じた時、人には共感する力があると実感しました。この言葉の通り、人の幸せを喜べる心を大切にしたいです。仕事でも、お客様や仲間の喜びを自分の喜びにできる人でありたいです。

健康で、借金がなく、良心にやましいところのない人の幸せに、何を付け加えられるだろうか。

原文(英語)What can be added to the happiness of the man who is in health, who is out of debt, and has a clear conscience?

出典:『道徳感情論』第1部 第3編 第1章(1759年)

出典について『道徳感情論』の原文(Project Gutenberg)。

意味と背景

体が元気で、借金に追われず、後ろめたいことがない。それだけで人は十分に幸せであり、それ以上の富はおまけにすぎないという意味。スミスは、これこそ人間のふつうの自然な状態だと述べた。経済学者が語る、お金より大切な幸せの条件である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

健康で、無理な借金をせず、正直に生きる。この三つを守ることが幸せの土台だと考え、この言葉を座右の銘にしています。社会人になっても、身の丈に合った暮らしと誠実な働き方を大切にしていきたいです。

5出典あり#心#幸せ#健康
憎にくしみと怒いかりは、善き心の幸せにとって最大の毒である。

原文(英語)Hatred and anger are the greatest poison to the happiness of a good mind.

出典:『道徳感情論』第1部 第2編 第3章(1759年)

出典について『道徳感情論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

憎しみや怒りを感じている時、人の心は荒れて落ち着きを失い、幸せに必要な穏やかさが壊れてしまう、という意味。スミスは、心の平和は感謝や愛といった反対の感情によってこそ育つと続けている。怒りは相手より自分を傷つけるという教え。

座右の銘にするなら・面接での答え方

嫌なことを言われて一晩中イライラした時、損をしているのは自分だと気づきました。この言葉を知ってから、怒りを長く持たないよう、感謝できることに目を向けています。穏やかな心で仕事に向かえる人でありたいです。

人それぞれの生まれつきの才能の違ちがいは、実際には私たちが思っているよりずっと小さい。

原文(英語)The difference of natural talents in different men, is, in reality, much less than we are aware of

出典:『国富論』第1編 第2章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。

意味と背景

哲学者と荷物運びの差も、生まれつきではなく、それぞれの仕事に就いた後の習慣や教育から生まれるとスミスは言う。大人になってからの能力の違いは、才能の原因というより、分業と経験の結果だという意味で、努力と環境の力を示している。

座右の銘にするなら・面接での答え方

「才能がないから」とあきらめていた絵も、毎日描き続けたら人に褒められるようになりました。この言葉の通り、差の多くは経験の差だと思います。入社後も、才能より経験を積み重ねて成長していきたいと考えています。

7出典あり#勉強#教育
学問は、熱狂ねっきょうと迷信という毒に対する、すばらしい解毒剤ざいである。

原文(英語)Science is the great antidote to the poison of enthusiasm and superstition

出典:『国富論』第5編 第1章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。ここでの「Science」は自然科学に限らず、学問・知識全般を指す。

意味と背景

人々が学問を身につければ、根拠のない思い込みや、熱に浮かされたような極端な考えに振り回されにくくなる、という意味。スミスは、教育と学問の普及こそが社会を健全に保つと考え、国が学ぶ機会を後押しすることを勧めた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

ネットで話題の健康法を試す前に、必ず研究や公的な情報を調べるようにしています。この言葉の通り、知識は迷信から身を守る薬だと思います。仕事でも、うわさではなく根拠に基づいて判断する人でありたいです。

国民の大部分が貧しく惨みじめであるような社会が、栄えて幸せであるはずがない。

原文(英語)No society can surely be flourishing and happy, of which the far greater part of the members are poor and miserable.

出典:『国富論』第1編 第8章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

社会の大部分を占める働く人々の暮らしが良くなることは、社会全体にとって良いことだ、という意味。スミスは、人々の食べ物や着る物や住まいを作っている人たちこそ、それなりに満ち足りて暮らせるべきだと続けている。弱い立場の人への温かいまなざしがある。

座右の銘にするなら・面接での答え方

チームで一部の人だけが頑張って疲れていると、全体の成果も上がらないと感じました。この言葉のように、みんなが報われる仕組みが大切です。リーダーになったら、一人ひとりが働きやすい環境づくりを大事にしたいです。

9出典あり#仕事#お金
同じ商売の人々ひとびとが集まると、楽しみや気晴らしの集まりであっても、話は世間をあざむく相談か、値上げのたくらみで終わる。

原文(英語)People of the same trade seldom meet together, even for merriment and diversion, but the conversation ends in a conspiracy against the public, or in some contrivance to raise prices.

出典:『国富論』第1編 第10章 第2節(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

同業者どうしは、放っておくと競争をやめて手を組み、値段をつり上げて客を損させがちだ、という鋭い指摘。自由な市場を説いたスミスは、商人の利益と社会の利益が必ず一致するとは考えず、なれ合いを警戒していた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘というより、仲間内の都合で動いていないか自分を点検するための言葉です。身内で決めたことが、お客様のためになっているかを常に問いたいと思います。組織の論理より、お客様の利益を優先できる人でありたいです。

10出典あり#仕事#お金
消費こそが、すべての生産のただ一つの目的である。

原文(英語)Consumption is the sole end and purpose of all production

出典:『国富論』第4編 第8章(1776年)

出典について『国富論』の原文(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

物を作るのは、最終的にそれを使う人の役に立つためであり、作り手の利益は、使う人の利益を損なわない範囲で考えるべきだ、という意味。当時の国が、自国の生産者を守るために消費者を犠牲にしていたことを、スミスは批判した。

座右の銘にするなら・面接での答え方

作る側の都合より、使う人のことを第一に考える姿勢を大切にしています。文化祭の模擬店で、来てくれる人が食べやすいメニューに変えたら大人気になりました。仕事でも、使う人の目線で考えられる人でありたいです。

11出典あり#仕事#お金#感謝
労働こそが最初の価格であり、あらゆる物に支払しはらわれたもともとの代金であった。

原文(英語)Labour was the first price, the original purchase-money that was paid for all things.

出典:『国富論』第1編 第5章(1776年)

出典について『国富論』の原文。英語版Wikiquoteに出典つきで載っている。

意味と背景

お金が生まれる前、人はすべての物を自分の労働、つまり手間と苦労で手に入れていた。だから物の本当の値打ちは、それを手に入れるのにかかる労働で測れる、という意味。働くことの価値を、経済の出発点に置いた考え方である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

自分で稼いだお金で物を買うようになって、値段の裏にある誰かの労働を意識するようになりました。この言葉の通り、すべての物には人の働きが詰まっています。だからこそ、自分の仕事にも誇りを持って取り組みたいです。

財産の少ない人に尊厳を与あたえられるのは、模範もはん的な品行だけである。

原文(英語)Nothing but the most exemplary morals can give dignity to a man of small fortune.

出典:『国富論』第5編 第1章 第3節(1776年)

出典について『国富論』の原文。英語版Wikiquoteに出典つきで載っている。

意味と背景

お金や地位のない人が人から尊敬されるには、誰よりも正しく、誠実にふるまうことしかない、という意味。スミスは、収入の少ない牧師たちが人々に尊敬されているのは、その立派な生活ぶりのおかげだと述べている。品格は財産によらないことを示す言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

お金や肩書きがなくても、誠実なふるまいで信頼は得られると思っています。アルバイト先で、まじめな勤務態度を続けたら新人の私にも大事な仕事を任されました。品行で信頼される人であり続けたいです。

13出典あり#お金#人生
大きな財産のあるところには、必ず大きな不平等がある。

原文(英語)Wherever there is great property, there is great inequality.

出典:『国富論』第5編 第1章 第2節(1776年)

出典について『国富論』の原文。英語版Wikiquoteに出典つきで載っている。

意味と背景

一人のとても豊かな人がいれば、その陰には多くの貧しい人がいる、という意味。スミスは、財産が生まれると、それを守るために政府や法律が必要になると論じた。自由な市場を説いた経済学者が、格差の問題にもはっきり目を向けていたことが分かる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘というより、豊かさの裏側に目を向ける大切さを教えてくれる言葉です。恵まれた環境にいる自分だからこそ、困っている人の存在を忘れないようにしたいです。仕事を通じて、少しでも社会の役に立ちたいと考えています。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/アダム・スミス

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