共有XLINEFacebookThreads
キュリー夫人の肖像写真
写真:Henri Manuel(1920年頃)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

キュリー夫人の名言

マリー・キュリー|1867〜1934年|ポーランド→フランス|物理学者・化学者

ロシア支配下のポーランド・ワルシャワに生まれ、女性が大学に入れなかったため家庭教師をして学費をため、24歳でパリのソルボンヌ大学に入った。夫ピエールとともに放射能を研究し、ポロニウムとラジウムを発見。女性で初めてノーベル賞を受け、物理学賞と化学賞の二つを受賞した。第一次世界大戦ではX線装置を積んだ車で負傷兵の治療を助けた。

のせている言葉:12こ(出典あり 9・伝承・出典未確認 2・実は言っていない 1)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(12こ)
  1. 人生は誰にとっても楽なものではありません。でも、…
  2. 自分には何かの才能があると信じなければなりません…
  3. 一人ひとりが良くならなければ、より良い世界を築く…
  4. 人類には、自分の利益のために仕事を生かす実際的な…
  5. それは簡単なことではありませんでした。多くの決断…
  6. 生涯を通じて、自然の新しい姿を見るたびに、私は子…
  7. 私は、科学には大きな美しさがあると考える者の一人…
  8. 科学では、人ではなく物事に関心を持つべきです。
  9. 夜に研究小屋へ入ると、私たちの作った物質を入れた…
  10. 人生において恐れるべきものは何もない。ただ理解す…
  11. 人に対してより、考えに対して好奇心を持ちなさい。
  12. 私はノーベルと同じく、人類は新しい発見から害より…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

人生は誰だれにとっても楽なものではありません。でも、それが何だというのでしょう。私たちには根気が、そして何より自分を信じる心が必要なのです。

原文(フランス語)La vie n'est facile pour aucun de nous. Mais quoi, il faut avoir de la persévérance, et surtout de la confiance en soi.

出典:兄ユゼフへの手紙(1894年)。娘が書いた伝記『キュリー夫人伝』(1937年)に収録

出典についてパリで学んでいた26歳のころ、兄に宛てた手紙の一節。娘が書いた伝記にフランス語で収められ、英語版Wikiquoteにフランス語と英訳が載っている。もとの手紙はポーランド語。

意味と背景

誰の人生にも苦労はある。大切なのは、それを嘆くことではなく、根気強く続けることと、自分を信じることだという意味。貧しい留学生活の中で屋根裏部屋に住み、寒さと空腹に耐えて勉強した若いマリーの、自分自身への励ましでもある。

座右の銘にするなら・面接での答え方

受験勉強が思うように進まず、何度も投げ出しそうになった時に支えになった言葉です。苦しいのは自分だけではないと思えると、続ける力がわきます。仕事でも、根気強さと自分を信じる気持ちを持って取り組みたいです。

自分には何かの才能があると信じなければなりません。そして、どんな犠牲ぎせいを払はらっても、それをやりとげなければならないのです。

原文(フランス語)Il faut croire que l'on est doué pour quelque chose, et que, cette chose, il faut l'atteindre coûte que coûte.

出典:兄ユゼフへの手紙(1894年)。娘が書いた伝記『キュリー夫人伝』(1937年)に収録

出典について「人生は誰にとっても楽なものではない」に続く同じ手紙の一節。英語版Wikiquoteにフランス語と英訳が載っている。もとの手紙はポーランド語。

意味と背景

自分にも向いていることが必ずあると信じ、それを見つけたら、どんなに大変でもあきらめずに手に入れよ、という意味。女性が科学者になるのが難しかった時代に、自分の道を信じて進み続けたマリーの強い意志が表れている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

自分には何もないと思っていた時期に、この言葉で「まだ見つけていないだけだ」と考え直しました。人に教えることが好きだと気づき、教師を目指しています。見つけた道は、どんなに大変でもやり抜くつもりです。

一人ひとりが良くならなければ、より良い世界を築くことは望めません。

原文(英語)You cannot hope to build a better world without improving the individuals.

出典:『ピエール・キュリー』所収「自伝的覚え書き」第1章(1923年)

出典についてマリーが夫の伝記『ピエール・キュリー』のアメリカ版に添えて書いた「自伝的覚え書き」の言葉(Project Gutenberg)。この覚え書きは英訳で1923年に初めて出版された。

意味と背景

社会を良くするには、まず社会をつくる一人ひとりが自分を高めなければならない、という意味。続けて「そのために、各自が自分を高めると同時に、人類全体への責任を分かち合わねばならない」と書いている。自分を磨くことと人のために働くことを結びつけた言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

世の中を良くしたいと思うなら、まず自分が変わることから始めたいと考えています。毎日一つ、誰かの役に立つことをするのが私の決まりです。仕事でも、自分を高めることがチームや社会への貢献になると信じています。

4出典あり#夢#仕事#お金
人類には、自分の利益のために仕事を生かす実際的な人が必要だ。けれども、夢見る人もまた必要なのだ。

原文(英語)Humanity, surely, needs practical men who make the best of their work for the sake of their own interests ... But it also needs dreamers, for whom the unselfish following of a purpose is so imperative that it becomes impossible for them to devote much attention to their own material benefit.

出典:『ピエール・キュリー』所収「自伝的覚え書き」第3章(1923年)

出典について「自伝的覚え書き」の言葉(Project Gutenberg)。英語版Wikiquoteにも載っている。

意味と背景

夢見る人とは、自分のもうけを考える暇もないほど、私心なく目標を追い続ける人のこと。マリーと夫は、ラジウムの精製法の特許を取らず、誰でも使えるように公開した。お金より研究と人類の役に立つことを選んだ、自分たちの生き方を語っている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

損得より「やりたい」「役に立ちたい」で動ける人でありたいと思っています。ボランティアで地域の子どもに勉強を教えた経験は、お金では得られない喜びでした。仕事でも、目先の利益だけでなく夢を持って取り組みたいです。

それは簡単なことではありませんでした。多くの決断と、自分を犠牲ぎせいにすることが必要でした。

原文(英語)Well, it has not been easy; it required a great deal of decision and of self-sacrifice.

出典:『ピエール・キュリー』所収「自伝的覚え書き」第2章(1923年)

出典について「自伝的覚え書き」の言葉(Project Gutenberg)。家庭と研究をどう両立したのかと、特に女性たちからよく聞かれたことへの答え。

意味と背景

二人の娘を育てながら研究を続けたマリーが、仕事と家庭の両立は決して楽ではなかったと正直に語った言葉。何を優先するか、日々の決断を重ね、自分の時間や楽しみをあきらめることも多かった。両立の裏にある努力を飾らずに伝えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

部活と勉強とアルバイトを両立した時、時間の使い方を毎日決め、遊びを減らしました。この言葉の通り、両立は決断の連続だと思います。仕事でも、優先順位を自分で決めて、責任を持ってやり抜く人でありたいです。

生涯しょうがいを通じて、自然の新しい姿を見るたびに、私は子どものように喜んだ。

原文(英語)All my life through, the new sights of Nature made me rejoice like a child.

出典:『ピエール・キュリー』所収「自伝的覚え書き」第1章(1923年)

出典について「自伝的覚え書き」の言葉(Project Gutenberg)。少女時代の田舎での夏の思い出を語る中の一文。

意味と背景

偉大な科学者になってからも、マリーは自然の新しい景色や現象に出会うたび、子どものように素直に心を躍らせたという意味。研究の原動力は、名誉ではなく、自然への純粋な驚きと喜びだったことがよく分かる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

理科の実験で色が変わる瞬間に、今でもわくわくします。この言葉のように、驚きや喜びを感じる心を大人になっても持ち続けたいです。仕事でも、新しいことを知る楽しさを忘れず、好奇心を持って取り組む人でありたいです。

私は、科学には大きな美しさがあると考える者の一人です。

原文(フランス語)Je suis de ceux qui pensent que la science a une grande beauté.

出典:晩年の講演。娘が書いた伝記『キュリー夫人伝』(1937年)に収録

出典について晩年の講演の言葉として娘の書いた伝記に収められ、英語版Wikiquoteに英訳が載っている。続けて「研究室の科学者は単なる技術者ではなく、おとぎ話のような自然の現象を前にした子どもでもある」と語っている。

意味と背景

科学は冷たい計算や技術ではなく、自然のふしぎに心を動かされる美しい営みだという意味。マリーは、科学者は自然の不思議を前にした子どものように、驚きと感動を持って研究していると語り、科学の楽しさと美しさを伝えようとした。

座右の銘にするなら・面接での答え方

数学の証明がきれいにつながった瞬間に感動し、理系に進もうと決めました。この言葉に共感します。仕事でも、作業として片づけるのではなく、その中にある面白さや美しさを見つけながら取り組みたいと考えています。

8出典あり#仕事#勉強
科学では、人ではなく物事に関心を持つべきです。

原文(英語)In science we should be interested in things, not persons.

出典:『ピエール・キュリー』(1923年)序文。記者メロニーが本人の言葉として記録

出典についてアメリカの雑誌編集者メロニーが、マリーへの取材の様子を書いた序文の中で、本人の言葉として記録している(Project Gutenberg)。記者にたびたびこう言っていたとされる。

意味と背景

自分の私生活や人柄ばかり聞きたがる記者たちに、大切なのは研究の中身であって、研究者個人ではないと答えた言葉。名声を嫌い、注目を研究そのものに向けてほしいと願った、マリーの控えめで真剣な人柄が表れている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

グループで成果を出した時、誰の手柄かより、何ができたかを大切にしたいと思っています。この言葉の通り、人ではなく物事そのものに目を向けると、議論も前向きになります。仕事でも中身で勝負できる人でありたいです。

夜に研究小屋へ入ると、私たちの作った物質を入れた瓶びんや容器の影かげが、あちこちでかすかに光って見えた。それは本当に美しい眺ながめで、いつ見ても新鮮しんせんだった。

原文(英語)One of our joys was to go into our workroom at night; we then perceived on all sides the feebly luminous silhouettes of the bottles or capsules containing our products. It was really a lovely sight and one always new to us.

出典:『ピエール・キュリー』所収「自伝的覚え書き」第2章(1923年)

出典について「自伝的覚え書き」の言葉(Project Gutenberg)。ラジウムを取り出すために働いた、雨漏りのする古い小屋での日々を振り返った一節。

意味と背景

ラジウムを取り出すため、何トンもの鉱石を煮詰める重労働を続けた夫婦が、夜の小屋でほのかに光る試料を眺めた喜びを語った言葉。つらい作業の中にも、発見した者だけが味わえる美しい瞬間があったことが、静かに伝わってくる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

文化祭の準備で夜遅くまで作業した後、完成した飾りを見上げた時の感動が忘れられません。この言葉のように、苦労の先には美しい瞬間が待っていると思います。仕事でも、地道な作業の先にある喜びを信じて続けたいです。

10伝承・出典未確認#勇気#勉強#心
人生において恐おそれるべきものは何もない。ただ理解すべきものがあるだけだ。

原文(英語)In life, there's nothing to be feared, everything is to be understood.

出典:2006年の本での引用(英語版Wikiquote)

出典についてキュリー夫人の言葉として世界中で有名で、「今こそもっと理解し、恐れを減らす時だ」と続く形でも知られる。しかし英語版Wikiquoteで挙げられている出典は2006年の本だけで、本人の手紙や著作のどこにあるかは確かめられない。

意味と背景

わからないものは恐ろしく感じるが、正しく理解すれば恐れは消えていく、という意味。放射能という未知のものに向き合い続けたキュリー夫人の姿勢に重なるため広く愛されているが、本人がいつどこで言ったかははっきりしていない。

座右の銘にするなら・面接での答え方

新しい仕事に不安を感じた時、まず仕組みを調べて理解すると怖さが減りました。この言葉の考え方を大切にしています。ただ出典がはっきりしないので、紹介する時は「キュリー夫人の言葉とされる」と添えるようにしています。

11伝承・出典未確認#勉強#心
人に対してより、考えに対して好奇こうき心を持ちなさい。

原文(英語)Be less curious about people and more curious about ideas.

出典:1972年の本での引用(英語版Wikiquote)

出典について夫とブルターニュで休暇中、家政婦と間違えた記者に答えた言葉として伝わるが、英語版Wikiquoteで挙げられている出典は1972年の本で、本人の文書では確かめられない。同じ趣旨の「科学では人ではなく物事に関心を持つべき」は1923年の本に記録がある。

意味と背景

人のうわさや私生活に興味を持つより、新しい考えやアイデアに好奇心を向けよ、という意味。名声を嫌ったキュリー夫人らしい言葉として広まったが、この形の言い回しは後の時代の本に初めて現れる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人のうわさ話より、新しい知識や考え方に時間を使いたいと思っています。ただこの言葉は出典がはっきりしないので、面接では確かな記録のある「科学では人ではなく物事に関心を」の方と並べて紹介すると誠実です。

12実は言っていない#前向き#勉強
私はノーベルと同じく、人類は新しい発見から害よりも多くの益を得るだろうと信じる者の一人です。

原文(英語)I am one of those who believe with Nobel that mankind will derive more good than harm from the new discoveries.

出典:夫ピエール・キュリーのノーベル賞講演(1905年6月6日)の結び

本当の出どころマリー・キュリーの言葉として紹介されることがあるが、実際は夫ピエール・キュリーがストックホルムで行ったノーベル賞受賞講演の最後の言葉(英語版Wikiquoteのピエール・キュリーのページ)。英語版Wikiquoteのマリーのページでも、ピエールの言葉だと注記されている。

意味と背景

ラジウムのような新しい発見は、悪人の手に渡れば危険にもなる。それでも人類は発見から害より多くの恵みを得るはずだと、ダイナマイトを発明したノーベルの名を挙げて語った言葉。夫婦で研究したため、言葉の主も混同されやすい。

この言葉の使い方

新しい技術を恐れるより、正しく使う方法を考えたいという意味で好きな言葉です。ただ本当はピエールの言葉なので、紹介する時は夫婦の共同研究の話も添えます。チームで成果を出す大切さを語る材料にもなります。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/マリ・キュリー

ほかの海外の偉人の名言

▲上へ