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写真:Paul Nadar(1895年以前)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) パスツールの名言 ルイ・パスツール|1822〜1895年|フランス|化学者・微生物学者
フランス東部の革なめし職人の家に生まれた科学者。ワインやビールが腐る原因が微生物であることを突き止め、加熱して菌を殺す「低温殺菌法」を考えた。生物が自然に湧いて出るという古い説を実験で否定し、狂犬病のワクチンを開発して多くの命を救った。パリのパスツール研究所の創立者で、「近代細菌学の父」と呼ばれる。
のせている言葉:14こ(出典あり 9・伝承・出典未確認 2・実は言っていない 3)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(14こ) 観察の分野では、偶然は準備のできた心にしか味方し… 自分の中に神を、つまり美の理想を持ち、それに従う… ギリシャ人は、私たちの言葉の中でも最も美しい言葉… 私は揺るぎなく信じている。科学と平和が無知と戦争… どんな道に進むにせよ、人をけなすだけの不毛な疑い… 研究室と図書館の、静かで穏やかな平和の中で生きな… まず自分に問いなさい。「自分の学びのために何をし… 大きな目標に近づいた時には、「自分はできることを… 応用科学などというものはない。あるのは科学と、科… 科学に国境はない。知識は人類のものであり、世界を… 私を目標に導いた秘密を教えよう。私の力は、ただ粘… 少しの科学は人を神から遠ざけるが、多くの科学は神… 病原菌は何物でもない。体という土壌がすべてだ。 困難を乗り越えることが、英雄をつくる。
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
観察の分野では、偶然ぐうぜん は準備のできた心にしか味方しない。 原文(フランス語) Dans les champs de l'observation le hasard ne favorise que les esprits préparés.
出典:ドゥエーでの演説(リール大学理学部などの開講式、1854年12月7日)
出典について リール大学理学部の学部長として行った開講演説の一節。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 大発見は偶然から生まれることがあるが、その偶然に気づき、生かせるのは、日ごろから学び、準備を重ねてきた人だけだという意味。パスツールは学生たちに、幸運を待つのではなく、幸運をつかめるだけの力をつけよと説いた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 部活で急に試合に出ることになった時、毎日の自主練習のおかげで落ち着いて結果を出せました。チャンスは準備した人にしか生かせないと実感しています。仕事でも日々の準備を怠らず、機会が来た時に応えられる人でありたいです。
自分の中に神を、つまり美の理想を持ち、それに従う人は幸いである。芸術の理想、科学の理想、祖国の理想、福音の徳の理想を。 原文(フランス語) Heureux celui qui porte en soi un dieu, un idéal de la beauté et qui lui obéit : idéal de l'art, idéal de la science, idéal de la patrie, idéal des vertus de l'Évangile !
出典:アカデミー・フランセーズ入会演説(1882年4月27日)
出典について アカデミー・フランセーズの公式サイトに掲載されている入会演説の原文。
意味と背景 心の中に、芸術でも科学でも祖国でも、自分が心から仕える理想を持ち、それに従って生きる人は幸せだという意味。続けて「それこそが偉大な思想と偉大な行いの生きた泉である」と語っている。理想を持つことが人を動かす力になると説いた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 「人の命を支える仕事がしたい」という理想が、苦手な化学の勉強を続ける力になりました。この言葉の通り、心の中の理想は人を動かす力になります。仕事でも理想を持ち続け、それに恥じない働き方をしたいと考えています。
ギリシャ人は、私たちの言葉の中でも最も美しい言葉の一つ、「熱意(エンスージアズム)」を残してくれた。その意味は「内なる神」である。 原文(フランス語) Ce sont eux qui nous ont légué un des plus beaux mots de notre langue, le mot enthousiasme. — Εν Θεος. — Un Dieu intérieur.
出典:アカデミー・フランセーズ入会演説(1882年4月27日)
出典について アカデミー・フランセーズの公式サイトに掲載されている入会演説の原文。
意味と背景 「熱意」を表すフランス語のもとになったギリシャ語は「神が内にいる」という意味だと紹介し、人を突き動かす熱い思いを、心の中に宿る神のようなものだとたたえた言葉。熱意こそが、偉大な仕事を生み出す源だという考えが込められている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 好きなことに取り組んでいる時、時間を忘れて夢中になれます。この言葉で、熱意は自分の中の大切な力だと気づきました。入社後も、心の中の熱意を絶やさず、一つひとつの仕事に情熱を持って取り組みたいと考えています。
私は揺ゆ るぎなく信じている。科学と平和が無知と戦争に打ち勝ち、諸国民が破壊はかい のためではなく、築くために手を結ぶ日が来ると。 原文(フランス語) Je crois invinciblement que la science et la paix triompheront de l'ignorance et de la guerre ; que les peuples s'entendront non pour détruire mais pour édifier
出典:70歳を祝う記念式典での答辞(ソルボンヌ、1892年12月27日)。1910年の雑誌に再録
出典について パスツールの言葉として1910年の雑誌に再録された文章の原文(サン・モーリス修道院の電子版)。体の弱ったパスツールに代わり、息子が読み上げた答辞として知られる。
意味と背景 知識は無知を、平和は戦争を必ず乗り越え、未来は弱い人や苦しむ人のために最も尽くした者のものになる、という信念。普仏戦争で祖国の敗北を経験したパスツールが、晩年に若者へ託した、科学と平和への強い希望の言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 国際交流のボランティアで、言葉や国が違っても協力すれば大きなことができると実感しました。この言葉のように、知識と対話の力を信じています。仕事でも、競い合うより共に築くことを大切にする人でありたいです。
どんな道に進むにせよ、人をけなすだけの不毛な疑い深さに染まってはならない。 原文(フランス語) Et tous, quelle que soit votre carrière, ne vous laissez pas atteindre par le scepticisme dénigrant et stérile
出典:70歳を祝う記念式典での答辞(ソルボンヌ、1892年12月27日)。1910年の雑誌に再録
出典について パスツールの言葉として1910年の雑誌に再録された文章の原文(サン・モーリス修道院の電子版)。英語版Wikiquoteにも英訳がある。
意味と背景 何でも疑ってけなすだけの態度は、何も生み出さない。どんな仕事に就く人も、そうした冷たい皮肉に心を染められず、前向きに取り組めという若者への呼びかけ。続けて「国のつらい時期にも落胆するな」と励ましている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 新しい提案に「どうせ無理」と言うのは簡単ですが、それでは何も変わりません。アルバイトで改善案を出し続け、一部が採用された経験があります。けなすより、どうすればできるかを考える人でありたいです。
研究室と図書館の、静かで穏おだ やかな平和の中で生きなさい。 原文(フランス語) Vivez dans la paix sereine des laboratoires et des bibliothèques.
出典:70歳を祝う記念式典での答辞(ソルボンヌ、1892年12月27日)。1910年の雑誌に再録
出典について パスツールの言葉として1910年の雑誌に再録された文章の原文(サン・モーリス修道院の電子版)。英語版Wikiquoteにも英訳がある。
意味と背景 世の中の騒がしさや争いに振り回されず、静かに学び、研究する時間の中にこそ、本当の実りがあるという意味。一生を研究室で過ごしたパスツールが、若者たちに学ぶ場所を心のよりどころにせよと勧めた言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 落ち込んだ時、図書館で静かに本を読むと心が整います。この言葉の通り、学ぶ場所は心の避難所でもあると思います。忙しい仕事の中でも、静かに学び考える時間を大切にし、自分を高め続けたいと考えています。
まず自分に問いなさい。「自分の学びのために何をしたか」と。そして進むにつれて問いなさい。「自分の国のために何をしたか」と。 原文(フランス語) Dites-vous d'abord : qu'ai-je fait pour mon instruction ? Puis, à mesure que vous avancerez : qu'ai-je fait pour mon pays ?
出典:70歳を祝う記念式典での答辞(ソルボンヌ、1892年12月27日)。1910年の雑誌に再録
出典について パスツールの言葉として1910年の雑誌に再録された文章の原文(サン・モーリス修道院の電子版)。
意味と背景 若いうちはまず自分を高めることに力を注ぎ、成長するにつれて、社会や国のために何ができたかを問え、という意味。その先には、人類の進歩に少しでも貢献できたと思える大きな幸せが待っている、とパスツールは続けている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 今は「自分の学びのために何をしたか」を毎日振り返っています。力がついたら、それを社会のために使える人になりたいです。この二つの問いを、学生から社会人になる自分の成長の道しるべにしています。
大きな目標に近づいた時には、「自分はできることをやった」と言える資格を持っていなければならない。 原文(フランス語) il faut, quand on approche du grand but, être en droit de se dire : « J'ai fait ce que j'ai pu. »
出典:70歳を祝う記念式典での答辞(ソルボンヌ、1892年12月27日)。1910年の雑誌に再録
出典について パスツールの言葉として1910年の雑誌に再録された文章の原文(サン・モーリス修道院の電子版)。答辞の結びの一文。
意味と背景 人生で成功に恵まれるかどうかは分からない。それでも人生の終わりに近づいた時、「自分にできることはやり尽くした」と胸を張って言えるように生きよ、という意味。結果より、全力を尽くしたかどうかを大切にせよという教え。
座右の銘にするなら・面接での答え方 最後の大会で負けた時、悔しさより「やれることは全部やった」という気持ちが残りました。この言葉の通り、結果は選べなくても全力は選べます。仕事でも、いつも胸を張ってそう言える働き方をしたいです。
応用科学などというものはない。あるのは科学と、科学の応用だけである。 原文(フランス語) Il n'existe pas une catégorie de sciences auxquelles on puisse donner le nom de sciences appliquées. Il y a la science et les applications de la science
出典:『ルヴュ・シアンティフィック』誌(1871年)
出典について 科学雑誌に載ったパスツールの文章。英語版Wikiquoteに出典と英訳が載っている。原文は「果実とそれを実らせた木のように結びついている」と続く。
意味と背景 役に立つ技術は、それだけで生まれるのではなく、まず基礎となる科学の研究があって、そこから実るものだという意味。目先の実用ばかりを求めず、基礎研究を大切にせよという主張で、今も科学の世界でよく引用される。
座右の銘にするなら・面接での答え方 すぐ役立つテクニックより、基礎をしっかり学ぶことを大切にしてきました。基礎があれば応用はいくらでも効きます。仕事でも、目先の作業だけでなく、その土台となる考え方や知識をしっかり身につけたいと考えています。
科学に国境はない。知識は人類のものであり、世界を照らすたいまつだからだ。 原文(英語) Science knows no country, because knowledge belongs to humanity, and is the torch which illuminates the world.
出典:1960年の伝記での引用(英語版Wikiquote)
出典について パスツールの言葉として広く知られ、フランス語では「科学に祖国はない(La science n'a pas de patrie)」の形で有名。英語版Wikiquoteの出典は1960年の伝記での引用で、いつどこで語られたかのフランス語の原文は確かめられない。
意味と背景 知識はある一国のものではなく、すべての人類が分かち合う財産であり、世界を明るく照らす光だという意味。国際的な学会などで、国を越えた協力を呼びかけたパスツールの姿勢に合う言葉として広まっている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 学んだことは独り占めせず、仲間と共有したいと考えています。留学生の友人と勉強会を開き、お互いの知識を教え合った経験があります。この言葉のように、知識を広く分かち合える人でありたいです。出典は不確かとして紹介します。
私を目標に導いた秘密を教えよう。私の力は、ただ粘ねば り強さだけにある。 原文(英語) Let me tell you the secret that has led me to my goal. My strength lies solely in my tenacity.
出典:2001年の本での引用(英語版Wikiquote)
出典について パスツールの名言として有名だが、英語版Wikiquoteで挙げられている出典は2001年の自己啓発の本だけで、パスツールの手紙や演説のどこにあるかは確かめられない。
意味と背景 成功の秘密は才能ではなく、あきらめずに続ける粘り強さだという意味。何度も実験をくり返し、批判にも負けずに研究を続けたパスツールの生き方に合うため広く引用されているが、本人の言葉としての確かな記録は見つかっていない。
座右の銘にするなら・面接での答え方 粘り強さを自分の強みとして語りたい時に使える言葉です。ただ出典が確かでないので、面接では「パスツールの言葉とされる」と添えましょう。そのうえで、あきらめずに続けた自分の具体的な経験を話すと説得力が出ます。
少しの科学は人を神から遠ざけるが、多くの科学は神へと連れ戻もど す。 原文(フランス語) Un peu de science éloigne de Dieu, beaucoup en rapproche.
出典:パスツールの著作になし(フランス語版Wikiquote「Citations faussement attribuées」)
本当の出どころ パスツールの言葉としてよく引用されるが、フランス語版Wikiquoteによれば本人は書いていない。似た考えはイギリスの哲学者フランシス・ベーコンの『随筆集』の「無神論について」(1597年)にあり、それが言いかえられて広まったと考えられる。
意味と背景 浅い知識は信仰を疑わせるが、深く学べば学ぶほど、世界の奥にある大きな存在を感じるようになる、という考え。信仰の厚いパスツールに合うため本人の言葉とされたが、元はベーコンの随筆の考えである。
この言葉の使い方 座右の銘には向きませんが、「浅い知識で決めつけず、深く学ぶ」という教訓は大切にしたいです。面接では、パスツールの言葉とされるが元はベーコンだと調べた経験を話し、深く調べる姿勢を伝えるとよいでしょう。
病原菌きん は何物でもない。体という土壌どじょう がすべてだ。 原文(フランス語) Le microbe n'est rien, le terrain est tout.
出典:パスツールの言葉ではない(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ パスツールが死の床で自説を撤回した言葉として出回っているが、英語版Wikiquoteによれば、病原菌説に反対していた同時代の生理学者クロード・ベルナール(1878年没)の考えを表す言葉とされ、パスツールの言葉ではない。
意味と背景 病気の原因は菌ではなく、体の状態の方にあるという主張。病原菌説を打ち立てたパスツールが最後に考えを改めたという話は、病原菌説に反対する人々によって広められたが、確かな記録はない。
この言葉の使い方 座右の銘には向きません。有名人が「最後に考えを変えた」という話は、主張に利用されやすいという例として覚えておきたいです。面接では、健康情報ほど出典を確かめるようにしている、という話につなげると説得力があります。
困難を乗り越こ えることが、英雄えいゆう をつくる。 原文(英語) It is surmounting difficulties that makes heroes.
出典:ハンガリーの政治家コシュート・ラヨシュの言葉(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ パスツールの言葉として紹介されることがあるが、英語版Wikiquoteによれば、ハンガリー独立運動の指導者コシュート・ラヨシュ(1894年没)の言葉とされる。
意味と背景 英雄は生まれつきの特別な人ではなく、目の前の困難を乗り越える経験を積むことで英雄になっていく、という意味。数々の困難を乗り越えたパスツールにふさわしく聞こえるが、別の人物の言葉である。
この言葉の使い方 困難を成長の機会と考える姿勢を語るのに使えますが、作者はコシュートとされます。面接では、困難を乗り越えた自分の具体的な経験を中心に話し、言葉は作者を正しく添えて引用すると誠実な印象になります。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ルイ・パスツール
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