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佐藤一斎の肖像写真
肖像画:渡辺崋山『佐藤一斎像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

佐藤一斎の名言

佐藤一斎|1772〜1859年|日本(江戸時代後期)|儒学者

美濃岩村藩の家老の家に生まれた儒学者。70歳で幕府の学問所・昌平坂学問所(昌平黌)の儒官となり、門下からは佐久間象山・渡辺崋山・横井小楠など幕末の人材が多く出た。42歳から82歳までの40年にわたって書きためた語録『言志四録』(言志録・言志後録・言志晩録・言志耋録)は、西郷隆盛が愛読し、抜き書きを手元に置いたことで知られる。

のせている言葉:5こ(出典あり 5)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(5こ)
  1. 少くして学べば、則ち壮にして為すこと有り。壮にし…
  2. およそ事を作すには、すべからく天に事うるの心有る…
  3. 一の字、積の字、はなはだ畏るべし。善悪の幾も初一…
  4. 火急に文章を作るには、すべからく必ず先ず案を立て…
  5. 公私は事に在り、また情に在り。事公にして情私なる…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

少わかくして学まなべば、則すなわち壮そうにして為なすこと有あり。壮そうにして学まなべば、則すなわち老おいて衰おとろえず。老おいて学まなべば、則すなわち死しして朽くちず。

原文(漢文)少而學、則壯而有爲。壯而學、則老而不衰。老而學、則死而不朽。

出典:『言志晩録』第60条(いわゆる「三学戒」)

出典について『言志四録』の中で最も有名な条で「三学戒」と呼ばれる。Wikiquoteは書き下しを『言志後録』第60条として載せているが、一般には『言志晩録』第60条とされる。漢文原文はWikiquoteに無く、広く知られる本文による。

意味と背景

現代語訳:若いうちに学べば、働き盛りになって大きなことを成しとげられる。働き盛りに学べば、年をとっても衰えない。年をとってから学べば、死んだ後も名が朽ちることはない。何歳であっても学ぶことに遅すぎることはない、という生涯学習の言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

社会人になってから資格の勉強を始めた時、「今さら」と言われましたが、この言葉に励まされました。学ぶのに遅すぎることはないと信じて続け、合格できました。一生学び続けることを目標にしています。

およそ事ことを作なすには、すべからく天てんに事つかうるの心こころ有あるを要ようすべし。人ひとに示しめすの念ねん有あるを要ようせず。

出典:『言志録』第3条

出典について『言志録』第3条としてWikiquoteに書き下しが載る。漢文原文は確認できなかったため空欄。

意味と背景

現代語訳:何か事を行う時には、天に仕えるような気持ちで行うことが大切だ。人に見せびらかそうという気持ちは必要ない。誰も見ていなくても、誠実にやるべきことをやる。評価のためではなく、正しいからやるという心構え。

座右の銘にするなら・面接での答え方

誰も見ていない時の掃除や片づけこそ丁寧にするよう心がけています。人に見せるためではなく、自分が正しいと思うことをする。そうしていると、不思議と周りも気づいてくれるものだと感じています。

3出典あり#努力#心#時間
一いちの字じ、積せきの字じ、はなはだ畏おそるべし。善悪ぜんあくの幾きも初一念しょいちねんに在ありて、善悪ぜんあくの熟じゅくするも積累せきるいの後のちに在あり。

出典:『言志後録』第38条

出典について『言志後録』第38条としてWikiquoteに書き下しが載る。漢文原文は確認できなかったため空欄。

意味と背景

現代語訳:「一」という字と「積」という字は、とても恐ろしい。善になるか悪になるかの分かれ目は最初の一つの思いにあり、善や悪が大きく育つのは、それが積み重なった後だからだ。最初の小さな選択と、その積み重ねがすべてを決めるという警告。

座右の銘にするなら・面接での答え方

毎日少しずつ英単語を覚える習慣が、一年で大きな力になりました。逆に、小さなさぼりも積み重なれば大きな差になります。最初の一歩と積み重ねを大事にする、という意味でこの言葉を座右の銘にしています。

火急かきゅうに文章ぶんしょうを作つくるには、すべからく必かならず先まず案あんを立たて稿こうを起おこして、しかる後のち、おもむろに改あらため写うつすべし。かえってこれ成なること速すみやかにして誤あやまり無なし。

出典:『言志後録』第193条

出典について『言志後録』第193条としてWikiquoteに書き下しが載る。漢文原文は確認できなかったため空欄。

意味と背景

現代語訳:急いで文章を書かなければならない時こそ、まず構成を考えて下書きをし、その後落ち着いて書き直して清書しなさい。そうする方が、かえって早く仕上がり、間違いもない。急がば回れの、文章術の心得。

座右の銘にするなら・面接での答え方

締め切り直前のレポートで、いきなり書き始めて何度も書き直した失敗があります。この言葉を知ってから、急ぐ時ほど最初に五分で構成メモを作るようにしています。結果的に早く、質も上がりました。

公私こうしは事ことに在あり、また情じょうに在あり。事こと公こうにして情じょう私わたくしなる者ものこれ有あり。事こと私わたくしにして情じょう公こうなる者ものこれ有あり。

出典:『言志後録』第162条

出典について『言志後録』第162条としてWikiquoteに書き下しが載る。漢文原文は確認できなかったため空欄。

意味と背景

現代語訳:公か私かは、行う事がらにもあり、その人の気持ちにもある。事がらは公のことでも気持ちが私的な人がいるし、事がらは私的でも気持ちが公のためという人もいる。政治をする者は、この人情と道理の重さを見比べて、ちょうどよい所を民に用いよ、と続く。

座右の銘にするなら・面接での答え方

委員会の仕事でも、形は公の活動なのに自分の評価のためだけに動いてしまうことがあります。この言葉で、何をするかだけでなく、どんな気持ちでするかが大切だと気づきました。動機を自分に問うようにしています。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤一斎

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