トップ / 人物から / ショーペンハウアーの名言
写真:J. Schäfer(1859年)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ショーペンハウアーの名言 アルトゥル・ショーペンハウアー|1788〜1860年|ドイツ|哲学者
ドイツの哲学者。主著『意志と表象としての世界』で、世界の根本には盲目的な「意志」があり、人生は苦しみに満ちていると説いた。長く世に認められなかったが、晩年の随筆集で人気を得た。仏教やインド哲学にも関心を寄せ、ニーチェらに影響を与えた。人生や読書についての鋭い言葉は、日本でも広く読まれている。
のせている言葉:14こ(出典あり 11・実は言っていない 3)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(14こ) 健康は、あらゆる外側の財産よりはるかにまさる。健… 私たちの幸せの10分の9は、ひとえに健康にかかっ… 人が自分自身として何であるか、孤独の中でもついて… お金だけが絶対的な善である。お金は特定の欲求では… 運命がカードを配り、私たちがそれで勝負する。 人生の最初の40年は本文を与え、続く30年はその… 自分を良くするためには、鏡が必要である。 本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考える… 才能ある人は、他の人が当てられない的を射抜く。天… 真理は待つことができる。真理には長い命があるのだ… 希望とは、ある出来事が起きてほしいという願いと、… 健康がすべてではないが、健康がなければすべては無… 人は自分の欲することを行うことはできる。しかし、… すべての真理は三つの段階を経る。まず笑われ、次に…
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
健康は、あらゆる外側の財産よりはるかにまさる。健康な乞食こじき は、病気の王様より本当に幸せである。 原文(ドイツ語) Besonders überwiegt die Gesundheit alle äußern Güter so sehr, daß wahrlich ein gesunder Bettler glücklicher ist als ein kranker König.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第2章「人が何であるかについて」(1851年)
出典について 『パレルガ・ウント・パラリポメナ』に収められた『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 お金や地位がいくらあっても、体を壊してしまえば楽しむことはできない。健康であれば、貧しくても日々を味わって生きられる、という意味。ショーペンハウアーは、人の幸せは持ち物より、その人自身の心と体の状態で決まると考えた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 受験期に無理をして体調を崩し、健康あってこそだと痛感しました。今は睡眠と食事を何より大切にしています。この言葉の通り、健康は一番の財産です。社会人になっても、体調管理をしっかりして長く元気に働きたいです。
私たちの幸せの10分の9は、ひとえに健康にかかっている。 原文(ドイツ語) Überhaupt aber beruhen 9/10 unseres Glückes allein auf der Gesundheit.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第2章「人が何であるかについて」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。ドイツ語版Wikiquoteにも載っている。よく知られる「健康がすべてではないが、健康がなければすべては無だ」は、この箇所を簡単にした言い回し。
意味と背景 健康があれば何でも楽しみの源になるが、健康がなければどんな良いものも味わえず、才能や明るい気分さえしぼんでしまう、という意味。だから人は会うとまず「お元気ですか」と尋ね合うのだと、ショーペンハウアーは続けている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 体調が悪い日は、好きなことさえ楽しめないと実感しています。この言葉を胸に、毎朝の散歩とバランスの良い食事を続けています。健康という土台をしっかり守ることが、良い仕事につながると考えています。
人が自分自身として何であるか、孤独こどく の中でもついてきて、誰だれ も与あた えることも奪うば うこともできないもの。それこそが、持ち物や他人の評価より大切である。 原文(ドイツ語) Denn was einer für sich selbst ist, was ihn in die Einsamkeit begleitet und was keiner ihm geben oder nehmen kann, ist offenbar für ihn wesentlicher als alles, was er besitzen, oder auch, was er in den Augen anderer sein mag.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第2章「人が何であるかについて」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 財産や評判は人から与えられたり奪われたりするが、自分の性格や知恵や心の豊かさは、どんな時も自分と共にある。だから幸せの土台は、外側ではなく自分の内側を育てることにある、という意味。ショーペンハウアーの幸福論の中心となる考えである。
座右の銘にするなら・面接での答え方 肩書きや持ち物より、自分の中に積み重ねた知識や経験こそ一生の財産だと考えています。だから本を読み、学び続けることを大切にしています。どこへ行っても通用する、自分自身の力を磨き続けたいです。
お金だけが絶対的な善である。お金は特定の欲求ではなく、欲求そのものに応えるからだ。 原文(ドイツ語) Geld allein ist das absolut Gute: weil es nicht bloß einem Bedürfnis in concreto begegnet sondern dem Bedürfnis überhaupt, in abstracto.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第3章「人が何を持つかについて」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 食べ物は空腹に、服は寒さにしか役立たないが、お金はどんな必要にも応えられる、という意味。ただしショーペンハウアーは続けて、財産は楽しみのためではなく、さまざまな災難から身を守る「防壁」と考えよ、と浪費を戒めている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 お金は何にでも使えるからこそ、使い方を誤らないことが大切だと思っています。アルバイト代は、まず「もしもの時のための貯え」に回すようにしています。お金を自分と家族を守る防壁として大切に扱いたいです。
運命がカードを配り、私たちがそれで勝負する。 原文(ドイツ語) das Schicksal mischt die Karten und wir spielen.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第5章「訓戒と格言」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。ドイツ語版Wikiquoteにも載っている。古代ローマの劇作家テレンティウスのさいころの例えを、短く言い直した言葉。
意味と背景 どんな手札が配られるかは運命が決めるが、それをどう使って勝負するかは自分しだいだ、という意味。生まれや環境は選べなくても、その中でどう生きるかは自分で決められる。思い通りにならない人生を前向きに生きるための知恵である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 家の事情で行きたかった学校に行けませんでしたが、進んだ先で全力を尽くし、今の自分があります。配られたカードを嘆くより、それでどう戦うかが大事だと思います。仕事でも、与えられた条件で最善を尽くしたいです。
人生の最初の40年は本文を与あた え、続く30年はその注釈ちゅうしゃく を与あた えてくれる。 原文(ドイツ語) die ersten vierzig Jahre unsers Lebens liefern den Text, die folgenden dreißig den Kommentar dazu
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第6章「年齢の違いについて」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景 若いうちは経験を積み重ね、年を重ねてから、その経験の本当の意味や教訓がやっと分かるようになる、という意味。人生の後半は、前半に書いた本文に注釈をつけて読み解く時間だというたとえで、年を取ることの豊かさを語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 今は失敗も含めてたくさんの経験を積む時期だと考えています。意味が分かるのは後になってからでもいいと思えば、挑戦を恐れずにすみます。若いうちに良い「本文」をたくさん書けるよう、何事にも全力で取り組みたいです。
自分を良くするためには、鏡が必要である。 原文(ドイツ語) Zu unserer Besserung bedürfen wir eines Spiegels.
出典:『幸福について(生活の知恵のための箴言)』第5章「訓戒と格言」(1851年)
出典について 『幸福について』の原文(Project Gutenberg)。ドイツ語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 目は外を見るようにできていて自分自身は見えないので、自分の欠点に気づくには、他人の欠点を見てそれを鏡にするのがよい、という意味。人のふり見て我がふり直せ、ということわざとよく似た考えで、自分を省みる大切さを説いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 後輩の話し方が分かりにくいと感じた時、自分も同じ癖があると気づいて直しました。この言葉の通り、人の姿は自分を映す鏡です。仕事でも、周りから学び、自分の改善点に気づける人でありたいと考えています。
本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。 原文(ドイツ語) Lesen heißt mit einem fremden Kopfe, statt des eigenen, denken.
出典:『パレルガ・ウント・パラリポメナ』第2巻 第22章「自分で考えること」§267(1851年)
出典について 『パレルガ・ウント・パラリポメナ』の原文。ドイツ語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 本を読んでいる間は、著者の考えをなぞっているだけで、自分で考えてはいない。だから読みすぎると、自分の頭で考える力が弱ってしまう、という警告。ショーペンハウアーは読書を否定したのではなく、読んだ後に自分で考えることこそ大切だと説いた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 たくさん本を読んでも、感想を書かないと何も残らないと気づきました。今は読んだら必ず「自分ならどうするか」をメモしています。仕事でも、資料を読むだけでなく、自分の頭で考えて意見を持てる人でありたいです。
才能ある人は、他の人が当てられない的を射抜いぬ く。天才は、他の人には見えもしない的を射抜いぬ く。 原文(ドイツ語) Das Talent gleicht dem Schützen, der ein Ziel trifft, welches die Uebrigen nicht erreichen können; das Genie dem, der eines trifft, bis zu welchem sie nicht ein Mal zu sehn vermögen.
出典:『意志と表象としての世界』続編 第31章「天才について」(1844年)
出典について 主著『意志と表象としての世界』の続編の原文。ドイツ語版Wikiquoteに出典つきで載っている(後半は同じ文の続き)。
意味と背景 才能とは、皆が目指している目標に、誰よりも上手に届く力。天才とは、誰も気づいていない新しい目標を見つけ、そこに届く力だ、という意味。うまくやることと、新しいものを見つけることの違いを、弓の名人のたとえで鮮やかに示している。
座右の銘にするなら・面接での答え方 与えられた課題を上手にこなすだけでなく、まだ誰も気づいていない課題を見つけられる人になりたいと考えています。アルバイト先で、お客様の小さな不満に気づいて改善を提案した経験があります。新しい的を探し続けたいです。
真理は待つことができる。真理には長い命があるのだから。 原文(ドイツ語) Die Wahrheit kann warten: denn sie hat ein langes Leben vor sich.
出典:『自然における意志について』序論(1836年)
出典について 『自然における意志について』の原文。ドイツ語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 正しいことは、すぐに認められなくても、いつか必ず認められる。真理は人の一生よりずっと長く生き続けるのだから、焦る必要はない、という意味。主著が長い間ほとんど読まれなかったショーペンハウアーが、自分を励ますように書いた言葉でもある。
座右の銘にするなら・面接での答え方 正しいと思った意見がすぐに受け入れられなかった時、この言葉で落ち着けました。焦らず根拠を積み重ねれば、いつか伝わると思います。仕事でも、すぐに結果が出なくても、正しいことを地道に続けられる人でありたいです。
希望とは、ある出来事が起きてほしいという願いと、それが起きる見込みこ みとを取り違ちが えることである。 原文(ドイツ語) Hoffnung ist die Verwechselung des Wunsches einer Begebenheit mit ihrer Wahrscheinlichkeit.
出典:『パレルガ・ウント・パラリポメナ』第2巻 第26章 §324(1851年)
出典について 『パレルガ・ウント・パラリポメナ』の原文。ドイツ語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 「こうなってほしい」と強く願うあまり、それが実際に起こりそうだと思い込んでしまうのが希望の正体だ、という皮肉な定義。悲観主義者らしい言葉だが、願いと現実の見込みを分けて考えよ、という冷静な教えとしても読める。
座右の銘にするなら・面接での答え方 「受かりたい」という気持ちと「受かる見込み」を分けて考えるようにしてから、勉強計画が現実的になりました。希望を持つことは大切ですが、見込みは冷静に見る。仕事でも、願望と事実を区別して判断したいです。
健康がすべてではないが、健康がなければすべては無である。 原文(ドイツ語) Die Gesundheit ist zwar nicht alles, aber ohne Gesundheit ist alles nichts.
出典:ショーペンハウアーの原文にこの形はない(ドイツ語版Wikiquoteの注記)
本当の出どころ ショーペンハウアーの名言としてドイツ語圏で特に有名だが、この形の文は著作にない。ドイツ語版Wikiquoteによれば、『幸福について』第2章の「幸せの10分の9は健康にかかっている」などの箇所を、分かりやすく言いかえた形である。
意味と背景 健康だけで幸せになれるわけではないが、健康を失えば他のすべても意味を失う、という意味。ショーペンハウアーの考えをうまくまとめているため、本人の言葉として広まったが、本当の原文はもう少し長く、健康の大切さを具体的に論じている。
この言葉の使い方 健康の大切さを語るのにぴったりですが、面接で使うなら「ショーペンハウアーの考えを要約した言葉で、原文は『幸せの10分の9は健康にかかっている』」と紹介すると、正確さと教養の両方が伝わります。
人は自分の欲することを行うことはできる。しかし、自分が何を欲するかを欲することはできない。 原文(ドイツ語) Der Mensch kann tun was er will; er kann aber nicht wollen was er will.
出典:この形はショーペンハウアーの原文にない(ドイツ語版Wikiquoteの注記)。もとは『意志の自由について』
本当の出どころ ショーペンハウアーの言葉として、アインシュタインが引用したことでも有名だが、この短い形の文は著作にない。ドイツ語版Wikiquoteによれば、懸賞論文『意志の自由について』の「あなたは欲することを行える。しかし、どの瞬間にも、ある決まったことしか欲することができない」という議論を、後に短くまとめた形である。
意味と背景 行動は自分の意志で選べるが、何を望むかという意志そのものは、自分で自由に選べるものではない、という意味。人間の自由には限界があるという深い考えで、アインシュタインは他人に寛容になる理由としてこの考えを大切にしたと言われる。
この言葉の使い方 座右の銘には難しい言葉ですが、人の好みや欲求は本人にもどうにもならない部分があると知ると、他人に寛容になれます。面接で使うなら、原文は『意志の自由について』の議論の要約だと添えると、正確さが伝わります。
すべての真理は三つの段階を経る。まず笑われ、次に激しく反対され、最後に当然のこととして受け入れられる。 原文(英語) All truth passes through three stages. First, it is ridiculed. Second, it is violently opposed. Third, it is accepted as being self-evident.
出典:ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』初版序文(1819年)の不正確な言いかえ(英語版Wikiquote)
本当の出どころ ショーペンハウアーの言葉として広まっているが、この形の文は彼の著作にない。英語版Wikiquoteによれば、『意志と表象としての世界』初版の序文の最後にある「真理には、逆説として退けられる長い時期と、つまらないものとして軽んじられる長い時期の間に、短い勝利の時しか許されない」という趣旨の一節を、不正確に言いかえたものである。
意味と背景 新しい考えは、最初はばかにされ、次に強く反対され、やがて当たり前のことになるという意味。新しいことに取り組む人を励ます言葉として使われる。もとの序文はむしろ、真理が認められる時間の短さを嘆く、皮肉な文だった。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、反対されても続ける支えとして。ただし面接で使うなら、「実はショーペンハウアーの本当の文はもっと皮肉な内容」という話まで添えると、言葉をうのみにしない人だと伝わる。新しい提案を通した経験と結びつけたい。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%83%BC
ほかの海外の偉人の名言