肖像画:松村呉春『与謝蕪村像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)蕪村の名言
与謝蕪村|1716〜1784年|日本(江戸時代中期)|俳人・画家
摂津国毛馬村(大阪市)に生まれ、20歳ごろ江戸に出て俳諧を学んだ。松尾芭蕉を深く尊敬し、東北や丹後などを旅したのち京都に住んだ。画家としても池大雅と並ぶ文人画の大家で、絵のように色彩あざやかな句を多く詠んだ。明治時代に正岡子規が高く評価したことで、芭蕉と並ぶ俳人として広く知られるようになった。
のせている言葉:10こ(出典あり 10)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(10こ)
- 春の海終日のたりのたりかな
- 菜の花や月は東に日は西に
- 五月雨や大河を前に家二軒
- 夏河を越すうれしさよ手に草履
- 月天心貧しき町を通りけり
- 牡丹散りて打ちかさなりぬ二三片
- 春風や堤長うして家遠し
- 鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな
- 白梅に明くる夜ばかりとなりにけり
- 老いが恋わすれんとすればしぐれかな
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
春の海終日のたりのたりかな
出典:『蕪村句集』
出典について蕪村の没後に門人が編んだ『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:春の海は、一日中(ひねもす)のたり、のたりとゆるやかにうねっている。「のたりのたり」という言葉の響きだけで、のどかな春の海と、ゆったり流れる時間が伝わってくる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
忙しさに追われている時、この句を思い出して深呼吸するようにしています。急がない時間も人生には必要です。のんびりした心の余裕があってこそ、いい仕事ができると思っています。
菜の花や月は東に日は西に
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:一面の菜の花畑。東の空には月がのぼり、西の空には夕日が沈もうとしている。画家でもあった蕪村らしい、大きな景色を一枚の絵のように切り取った句。月と太陽を同時に見る、広々とした春の夕暮れ。
座右の銘にするなら・面接での答え方
視野が狭くなっている時、この句のように東と西を同時に見渡すような広い目を持ちたいと思います。物事を一方向からだけでなく、いろいろな角度から見ることを心がけています。
五月雨や大河を前に家二軒
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:降り続く梅雨の雨で水かさを増した大河。その前に、小さな家が二軒、身を寄せ合うように建っている。大きな自然の力と、小さな人の暮らしの対比が、絵のように鮮やかに描かれている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
大きな困難の前でも、支え合える仲間がいれば立っていられる。この句の二軒の家を見ると、そう感じます。災害ボランティアに参加した時、この句を思い出しました。
夏河を越すうれしさよ手に草履
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:夏の川を、草履を手に持ってはだしで渡っていく。足に冷たい水が気持ちよくて、うれしくてたまらない。子どものような素直な喜びをそのまま詠んだ、明るく生き生きとした句。
座右の銘にするなら・面接での答え方
大人になっても、小さなことを素直に喜べる心を持ち続けたいと思っています。この句を読むと、夏休みに川で遊んだ気持ちがよみがえります。素直な喜びが毎日の元気の源です。
月天心貧しき町を通りけり
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:月が空の真上に輝いている夜、貧しい家が並ぶ町を通り過ぎた。月の光は、豊かな町にも貧しい町にも分けへだてなく降りそそぐ。静けさの中に、人の暮らしへのしみじみとした思いがある。
座右の銘にするなら・面接での答え方
月の光が誰にでも平等に降りそそぐように、人に分けへだてなく接したいと思っています。この句は、どんな場所にも美しさがあり、どんな人にも尊さがあることを教えてくれます。
牡丹散りて打ちかさなりぬ二三片
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:大きな牡丹の花が散って、花びらが二、三枚、重なり合って落ちている。華やかに咲いた花の終わりの姿を、静かにじっと見つめた句。散った後にも美しさがあることを感じさせる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
部活を引退した後、寂しさよりも積み重ねた日々の美しさを感じました。この句のように、終わった後にも残るものがあります。何事も最後まで丁寧に向き合いたいと思わせてくれる句です。
春風や堤長うして家遠し
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。蕪村の故郷・毛馬(大阪)の淀川の堤を思わせる句とされる。
意味と背景
意味:春風が吹くなか、川の堤はどこまでも長く続き、ふるさとの家はまだ遠い。のどかな景色の中に、遠い故郷を思う気持ちがにじむ。蕪村は若くして故郷を離れ、二度と戻らなかったとされる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
地元を離れて進学した時、この句の気持ちがよく分かりました。遠くにあっても故郷は心の支えです。いつか成長した姿で帰れるよう、今いる場所で頑張ろうと思わせてくれます。
鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな
出典:『蕪村句集』
出典について『蕪村句集』に載る句。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:激しい秋の嵐(野分)の中、鳥羽殿(上皇の御所)へ向かって五、六騎の武者が馬を急がせている。平安末期の戦乱を思わせる、物語の一場面のような句。わずか十七音で緊迫した場面を描く力がすごい。
座右の銘にするなら・面接での答え方
短い言葉で場面を伝える力にあこがれて、この句を選びました。報告書やメールも、要点を短く鮮やかに伝えることを目標にしています。言葉は短いほど強く伝わることがあります。
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり
出典:『から檜葉』(辞世の句)(1784年)
出典について蕪村の追善集『から檜葉』に辞世の句として載る。Wikiquoteで確認した。
意味と背景
意味:これからは、白梅の花の中で夜が明けていく、そんな日々ばかりになるのだなあ。死の床で、春を告げる白梅の清らかな明け方を思い描いた句。最期まで美しい景色を見つめ続けた画家俳人らしい辞世。
座右の銘にするなら・面接での答え方
つらい時でも、明るい景色を思い描ける心を持ちたいと思っています。この句は、最期の時でさえ白梅の夜明けを見つめた蕪村の強さを教えてくれます。前を向く心の大切さを感じる句です。
老いが恋わすれんとすればしぐれかな
出典:自画賛
出典について蕪村の自画賛(自分の絵に添えた句)としてWikiquoteに載る。
意味と背景
意味:年老いての恋を忘れようとすると、ちょうど時雨が降ってきて、かえって思いがつのる。晩年の蕪村が、年がいもない恋心をもてあます気持ちを、冬の初めの冷たい雨に重ねた句。いくつになっても心は動くものだと教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
年齢に関係なく、人を思う気持ちや何かに夢中になる気持ちは大切だと思います。この句は、心が動くこと自体を恥ずかしがらなくていいと教えてくれます。素直な気持ちを大事にしたいです。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/与謝蕪村
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