出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/)秋山真之の名言
秋山真之|1868〜1918年|日本|海軍軍人(海軍中将)
伊予松山藩士の家に生まれ、陸軍の秋山好古は兄、正岡子規は幼なじみ。海軍兵学校を首席で卒業し、アメリカ留学で戦術を研究した。日露戦争では連合艦隊の作戦参謀として東郷平八郎を支え、日本海海戦の作戦を立てた。報告電報「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」や「聯合艦隊解散之辞」の起草者として知られる。49歳で病死した。
のせている言葉:7こ(出典あり 1・伝承・出典未確認 6)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(7こ)
- 本日天気晴朗なれども浪高し。
- 日本海海戦の勝利は英雄の力ではなく、全員がその責…
- 細心焦慮は計画の要能にして、虚心平気は実施の源力…
- 事の成敗は天にありといえども、人事を尽くさずして…
- 年少の時より志を堅くし、遊惰に流れず、一意将来の…
- 過去の試験問題を参考にすることと、教官のクセを見…
- 長官、武士の情けです。
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
本日天気晴朗なれども浪高し。
出典:日本海海戦の出撃時、大本営に送った電報の一節(1905年5月27日)。全文は「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを撃滅せんとす。本日天気晴朗なれども浪高し」
出典についてWikiquoteとWikipedia「秋山真之」「東郷平八郎」に、秋山が起草した電文として載る。電報は連合艦隊司令長官・東郷の名で打たれた。原文はカタカナ「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。
意味と背景
天気が良く視界がきくので砲撃に有利だが、波が高いので小さな艦艇は出られない、という戦況を、わずか十数文字で伝えた名文。晴れて見通しが良いという好条件と、波が高いという難しさを一文で示し、後に「名文」と評された。
座右の銘にするなら・面接での答え方
短く正確に伝える力を大切にしたい人の座右の銘です。面接では、アルバイトで店長への報告を「結論と問題点を一言ずつ」にまとめるよう心がけ、指示が早く出るようになった経験と結ぶと、この電文らしい答えになります。
日本海海戦の勝利は英雄の力ではなく、全員がその責務を果たしたからであります。
出典:日本海海戦後の講演会での言葉として伝わる
出典についてWikipediaの「語録」に、松山市の秋山兄弟生誕地のパンフレットを出典として載る。講演の日時・場所や記録の原文は確認できなかった。
意味と背景
作戦を立てた名参謀として称えられた秋山が、勝利は一人の英雄の手柄ではなく、乗組員一人ひとりが自分の持ち場で務めを果たした結果だと語った言葉。目立つ人だけでなく、全員の働きがあって成果が生まれるという考え。
座右の銘にするなら・面接での答え方
チームで成果を出したい人の座右の銘になります。面接では、文化祭で表に立つ係ではなく裏方の準備を担い、全員が役割を果たしたことで成功した経験を話して、手柄を独り占めしない姿勢を伝えるとよいでしょう。
細心焦慮は計画の要能にして、虚心平気は実施の源力なり。
出典:アメリカ留学中に書き留めた「天剣漫録」の一節として伝わる
出典についてWikipediaの「語録」に秋山兄弟生誕地のパンフレットを出典として載る(Wikipediaは「細心蕉盧」と表記するが「細心焦慮」の誤記とみられる)。「天剣漫録」の原本・翻刻は確認できなかった。
意味と背景
計画を立てる時は細かいところまで心を砕いて悩み抜くことが大切で、実行する時は心を空にして落ち着いていることが力の源になる、という意味。準備は慎重に、本番は平常心で、という作戦家らしい心得。
座右の銘にするなら・面接での答え方
準備と本番の心の切り替えを大事にしたい人に合う座右の銘です。面接では、試験前は細かく計画を立てて不安をつぶしておき、当日は「もうやることはやった」と落ち着いて臨んだ経験を話すと、この言葉の意味が伝わります。
事の成敗は天にありといえども、人事を尽くさずして天と言うことなかれ。
出典:「天剣漫録」の一節として伝わる
出典についてWikipediaの「語録」に秋山兄弟生誕地のパンフレットを出典として載る(Wikipediaの文は一部乱れているため、意味の通る形に整えた)。原本は確認できなかった。
意味と背景
物事がうまくいくかどうかは最後は天の運次第だとしても、自分にできることをすべてやり尽くしもしないで「運が悪かった」と言ってはならない、という戒め。「人事を尽くして天命を待つ」を、言い訳を許さない形で言い直している。
座右の銘にするなら・面接での答え方
言い訳をしない姿勢を表す座右の銘です。面接では、試合に負けた時に「運が悪かった」と言いそうになったが、練習量を見直して次の大会で結果を出した経験を話し、まずやり尽くすことを大切にしていると伝えるとよいでしょう。
年少の時より志を堅くし、遊惰に流れず、一意将来の目的に向かって邁進するように致されたく。
出典:親族の青年にあてた言葉として伝わる
出典についてWikipediaの「語録」に秋山兄弟生誕地のパンフレットを出典として載る。Wikipediaの文は「遊情に流れず」「慢心するように」となっているが、文脈から「遊惰」「邁進」の誤りとみて直した。原文は確認できなかった。
意味と背景
若いうちから志をしっかり持ち、怠けて遊ぶことに流されず、ひたすら将来の目標に向かって進んでほしい、という若者への励まし。自分も若くして目標を定め、海軍兵学校を首席で出た秋山らしい言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方
若いうちに目標を決めて進みたい人の座右の銘です。面接では、高校時代に将来の仕事を決め、そのために必要な資格の勉強を早めに始めた経験を話し、目標があったから遊びの誘惑にも流されなかった、と伝えると具体的です。
過去の試験問題を参考にすることと、教官のクセを見抜くことだ。
出典:海軍兵学校の候補生時代、後輩に「なぜ猛勉強しないのにいつも成績がトップなのか」と聞かれた時の答えとして伝わる
出典についてWikipediaの逸話欄に載るが出典の記載がない。続けて「必要な部分は何回も説明することから試験問題を推測できる」と答えたという。
意味と背景
やみくもに勉強するのではなく、過去の問題と出題者の傾向を分析すれば、どこが大事かが見えてくる、という秋山流の勉強法。後に日本海海戦で敵の動きを読み切った作戦家らしく、相手を観察して要点をつかむ姿勢が表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
勉強のやり方を工夫したい人の座右の銘になります。面接では、受験で過去問を分析して出題傾向を表にまとめ、苦手分野に時間を集中させて合格した経験を話すと、努力の量だけでなく質を考えられる人だと伝わります。
長官、武士の情けです。
出典:日本海海戦でロシア艦隊が降伏旗を掲げた時、砲撃をやめない東郷に向けた言葉として伝わる(1905年)
出典についてWikipediaが産経新聞の連載記事(2018年)を出典に載せる。東郷は「本当に降伏するなら機関を停止しなければならない」と国際法に従って答えたとも伝わる。当時の記録は確認できなかった。
意味と背景
降伏の意思を示した敵への攻撃をやめてほしいと、上官の東郷に願い出た言葉。敵であっても降参した相手を撃ち続けるのは武士として恥ずべきだ、という秋山の情の深さが表れている。冷静な作戦家の人間らしい一面。
座右の銘にするなら・面接での答え方
勝負の中でも相手への思いやりを忘れない、という意味で使えます。面接では、試合で勝負がついた後に相手チームの健闘をたたえることを大切にしてきたと話し、競争の中でも敬意を持てる人でありたい、と結ぶとよいでしょう。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/秋山真之
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