トップ / 人物から / ベートーヴェンの名言
肖像画:ヨーゼフ・カール・シュティーラー『ミサ・ソレムニスの楽譜を持つベートーヴェン』(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ベートーヴェンの名言 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|1770〜1827年|ドイツ(ボン生まれ、ウィーンで活躍)|作曲家・ピアニスト
ドイツのボンに生まれ、22歳でウィーンに出て作曲家・ピアニストとして活躍した。20代後半から耳が聞こえにくくなり、一時は死を考えたが、作曲を続ける道を選んだ。「運命」「田園」「第九(合唱付き)」などの交響曲や、32曲のピアノ・ソナタを残し、「楽聖」と呼ばれる。苦しみを乗り越えて創作した人生そのものが、多くの人を励ましてきた。
のせている言葉:15こ(出典あり 8・伝承・出典未確認 7)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(15こ) 私は運命ののどもとをつかんでやりたい。 ただ芸術だけが、私を引き止めた。自分の中にあると… 子どもたちには徳を勧めなさい。人を幸せにできるの… 芸術をただ練習するだけでなく、その奥深くまで分け… 本当の芸術家には、うぬぼれがない。芸術には限りが… 本当の芸術は、決して滅びない。 そうでなければならないか? そうでなければならな… 残念だ、残念だ、遅すぎた! 友よ、拍手を。喜劇は終わった。 天国では聞こえるだろう。 音楽は、どんな知恵や哲学よりも高い啓示である。 名声や栄誉のために書こうと思ったことはない。心の… うそをつく人は心が清くない。そんな人に、澄んだス… 間違った音を弾くのはささいなことだ。情熱なしに弾… 手紙を一通書くくらいなら、一万の音符を書く方がい…
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
私は運命ののどもとをつかんでやりたい。 原文(英語) I want to seize fate by the throat.
出典:友人F.G.ヴェーゲラーへの手紙(1801年11月16日)
出典について 本人の手紙にある。原文はドイツ語で、ここに載せたのはWikiquote掲載の英訳。
意味と背景 耳が聞こえなくなっていく苦しみを、幼なじみに初めて打ち明けた手紙の言葉。運命に従うのではなく、こちらからつかみかかって立ち向かうという強い決意が表れている。のちの交響曲「運命」の力強さとも重ねて語られる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 困難に受け身にならず、自分から向かっていくことを心がけています。大きなけがで部活を続けられるか分からなかったとき、ただ待つのではなく、医師と相談してリハビリの計画を自分で立て、半年で復帰しました。
ただ芸術だけが、私を引き止めた。自分の中にあると感じるものをすべて生み出すまでは、この世を去ることなど不可能に思えた。 原文(ドイツ語) nur sie die Kunst, sie hielt mich zurück, ach es dünkte mir unmöglich, die Welt eher zu verlassen, bis ich das alles hervorgebracht…
出典:「ハイリゲンシュタットの遺書」(弟たちあての送られなかった手紙、1802年10月6日・10日)
出典について 本人の自筆の手紙で、ハンブルクの図書館に原本が残る(ドイツ語版Wikisourceで本文を確認)。原文のつづりのまま。
意味と背景 耳の病気に絶望し、死を考えたベートーヴェンが、それでも生きることを選んだ理由を書いた言葉。自分の中にある音楽をすべて世に出すまでは死ねない、という思いが彼を救った。この後に「英雄」「運命」などの傑作が生まれていく。
座右の銘にするなら・面接での答え方 つらい時、自分を支えてくれるものを持つことの大切さを教えてくれた言葉です。受験に失敗して落ち込んだとき、続けていた絵を描くことで気持ちを立て直せました。打ち込めるものがあれば、人は前を向けると信じています。
子どもたちには徳を勧すす めなさい。人を幸せにできるのは、徳だけだ。お金ではない。 原文(ドイツ語) emphelt euren Kindern Tugend, sie nur allein kann glücklich machen, nicht Geld
出典:「ハイリゲンシュタットの遺書」(1802年10月)
出典について 本人の自筆の手紙にある(ドイツ語版Wikisourceで本文を確認)。原文のつづりは独特で、「emphelt(勧めよ)」など当時のまま。
意味と背景 死を覚悟して書いた手紙の中で、弟たちに、子どもには徳(正しく生きる心)を教えよ、幸せはお金ではなく徳から生まれる、と言い残した。財産よりも生き方を受け継いでほしいという、兄としての願いが込められている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 お金より、正しい生き方を大切にしたいと思っています。アルバイトでレジの金額が多く合わなかったとき、黙っていれば分からないと言われましたが、正直に報告しました。自分に恥じない生き方が一番の安心だと感じています。
芸術をただ練習するだけでなく、その奥深おくふか くまで分け入りなさい。芸術と学問だけが、人間を神の高みにまで引き上げるのだから。 原文(ドイツ語) Fahre fort, übe nicht allein die Kunst, sondern dringe auch in ihr Inneres; sie verdient es. Denn nur die Kunst und die Wissenschaft erhöhen den Menschen bis zur Gottheit.
出典:少女エミーリエへの手紙(1812年7月17日)
出典について 本人の手紙にある。音楽を学ぶ少女から届いた手紙への返事。
意味と背景 技術をなぞるだけでなく、その芸術が何を表そうとしているのか、奥にあるものを探りなさい、という教え。音楽を愛する少女を一人前の芸術家として励ます、ベートーヴェンの温かい一面が見える手紙。
座右の銘にするなら・面接での答え方 ただ練習するのではなく、なぜそうするのかを考えるようにしています。ピアノの曲を弾くとき、作曲家がどんな気持ちで書いたのかを調べてから練習したら、先生に表現が深くなったと言われました。
本当の芸術家には、うぬぼれがない。芸術には限りがないことを知っているからだ。 原文(ドイツ語) Der wahre Künstler hat keinen Stolz; leider sieht er, daß die Kunst keine Gränzen hat, er fühlt dunkel, wie weit er vom Ziele entfernt ist
出典:少女エミーリエへの手紙(1812年7月17日)
出典について 本人の手紙にある(上の言葉と同じ手紙)。
意味と背景 本物の芸術家は、芸術には終わりがなく、自分がまだ目標からどれだけ遠いかを感じている。だから人にほめられても誇ることはない、という意味。すでに有名だったベートーヴェンが語るからこそ重みがある、謙虚さの教え。
座右の銘にするなら・面接での答え方 上達するほど謙虚でいたいと思っています。書道で賞をもらったとき、先生の字と比べてまだまだ遠いと感じ、うぬぼれずに練習を続けました。道に終わりがないと知ることが、成長を続ける力になると思います。
本当の芸術は、決して滅ほろ びない。 原文(ドイツ語) Wahre Kunst bleibt unvergänglich u der wahre Künstler hat inniges Vergnügen an großen Geistes-Produkten.
出典:作曲家ケルビーニへの手紙の下書き(1823年3月12日ごろ)
出典について 本人の手紙の下書きにある(ボンのベートーヴェン・ハウスの資料)。続けて「本当の芸術家は偉大な精神の作品に心からの喜びを感じる」とある。
意味と背景 本物の芸術は時代が変わっても色あせず、いつまでも人の心に残る、という意味。尊敬する作曲家にあてた手紙で、ほかの人の優れた作品を心から喜べるのが本当の芸術家だとも書いている。200年後の今も演奏される彼の作品が、その言葉を証明している。
座右の銘にするなら・面接での答え方 長く残るものを丁寧に作ることを大切にしています。卒業文集の編集で、締め切りに追われても一人ひとりの文章を読み直し、誤字をなくしました。何年後に読み返しても誇れるものを作りたいと思っています。
そうでなければならないか? そうでなければならない! 原文(ドイツ語) Muß es sein? Es muß sein!
出典:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 作品135 終楽章の楽譜に書かれた言葉(1826年10月)
出典について 本人が楽譜に書き込んだ言葉で、終楽章の短い音の動機に付けられている。重い意味にも冗談めいた意味にも読まれる。
意味と背景 最晩年の作品で、ためらいの問いかけと、それをきっぱり肯定する答えが音楽になっている。運命を受け入れる覚悟とも、人生への力強い肯定とも受け取られる。避けられないことを前向きに引き受ける言葉として引用される。
座右の銘にするなら・面接での答え方 やるべきことに迷ったときの合言葉にしています。気が進まない面接の練習も「やらなければならない」と腹をくくって毎日続けたら、本番では落ち着いて話せました。迷いを断ち切る言葉として大切にしています。
残念だ、残念だ、遅おそ すぎた! 原文(ドイツ語) Schade, schade, zu spät!
出典:臨終の数日前、届いたワインを前にして(1827年3月)
出典について ドイツ語版Wikiquoteの「出典つきの言葉」の欄にあり、そばにいた人々の証言として伝わる最後の言葉の一つ。注文していたワインが届いたが、もう飲めなかった。
意味と背景 楽しみにしていたワインが届いたときには、もう味わう力が残っていなかった、という人間らしい最期の言葉。偉大な作曲家の、どこかユーモラスで切ない一面が伝わる。やりたいことは先延ばしにせず、できるうちにやろうと考えさせられる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 やりたいことは後回しにしないようにしています。いつか行こうと思っていた祖父との旅行を、思い切って去年実現しました。今では祖父との大切な思い出です。遅すぎたと言わないために、今を大切にしたいです。
友よ、拍手はくしゅ を。喜劇は終わった。 原文(ラテン語) Plaudite, amici, comedia finita est.
出典:臨終の床での言葉とされる(1827年)
出典について 英語版Wikiquoteでは「出典が必要」の印がついている。古代ローマの劇の終わりの決まり文句で、最期の言葉として伝わるが、確かな記録は示されていない。
意味と背景 人生を一つの喜劇にたとえ、幕が下りたから拍手をしてくれ、と言ったとされる言葉。死を前にしてもユーモアを失わない姿として語られる。ラテン語の芝居の決まり文句を、自分の人生の幕引きに使ったとされる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 どんな時もユーモアを忘れないことを大事にしています。試合に負けた後、落ち込むチームの空気を和ませようと、反省会の最初に笑える失敗談を話しました。笑いは次へ進む力になると感じています。出典は不確かな言葉です。
天国では聞こえるだろう。 原文(ドイツ語) Ich werde im Himmel hören!
出典:臨終の床での言葉とされる(1827年)。『Last Words』という本からの引用
出典について 最期の言葉を集めた本からの引用で、元の証言は示されていない。
意味と背景 耳が聞こえない中で作曲を続けたベートーヴェンが、天国ではきっと音が聞こえるだろう、と語ったとされる言葉。自分の作った音楽を最後まで実際の音で聴けなかった作曲家の、切なくも希望に満ちた言葉として伝わる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 できないことを嘆くより、希望を持ち続けたいと思っています。祖母は目が悪くなっても、音声で本を楽しむ方法を見つけて読書を続けています。その姿を見て、どんな状況でも希望の形は見つけられると感じています。
音楽は、どんな知恵ちえ や哲学てつがく よりも高い啓示けいじ である。 原文(ドイツ語) Musik höhere Offenbarung ist als alle Weisheit und Philosophie.
出典:ベッティーナ・フォン・アルニムがゲーテに書いた手紙(1810年5月28日)での紹介
出典について 本人が書いたものではなく、作家ベッティーナがゲーテへの手紙で、ベートーヴェンが語った言葉として伝えたもの(ドイツ語版Wikiquoteでは「帰属」の欄)。
意味と背景 音楽は、言葉で組み立てる知恵や哲学では届かない、もっと深い真理を人に示してくれる、という意味。ベートーヴェンが音楽に寄せた信念を表す言葉として有名だが、本人の言葉そのものかどうかは確かめられない。
座右の銘にするなら・面接での答え方 言葉にできない思いを伝える力を大切にしています。落ち込んでいた友人に、言葉で励ます代わりに好きな曲を贈ったら、とても元気が出たと言ってくれました。言葉を超えて届くものがあると信じています。
名声や栄誉えいよ のために書こうと思ったことはない。心の中にあるものが外に出たがっている。だから書くのだ。 原文(ドイツ語) Ach, Unsinn, ich habe nie daran gedacht, wegen Ruhm und Ehre zu schreiben. Was in meinem Herzen ist, muß heraus, und deswegen schreibe ich.
出典:弟子カール・ツェルニーの回想『わが生涯の思い出』
出典について 弟子ツェルニーが後年書き残した回想で、本人の文章ではない(ドイツ語版Wikiquoteでは「帰属」の欄)。若いころの名声を話題にされたときの返事とされる。
意味と背景 有名になるために作曲したのではなく、心の中にあふれるものを外に出さずにはいられなかったから書いたのだ、という意味。何かを生み出す人の根本にある、内側からの衝動を言い表した言葉として愛されている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 人の評価より、自分が本当に伝えたいことを大切にしています。作文コンクールで受けそうな題材を選ぶのをやめ、祖父との思い出を正直に書いたら、かえって賞をもらいました。心からの言葉は届くと思います。
うそをつく人は心が清くない。そんな人に、澄す んだスープは作れない。 原文(英語) Whoever tells a lie is not pure of heart, and such a person can not cook a clean soup.
出典:シュトライヒャー夫人への言葉(1817〜18年ごろ)。気をつかってうそをついた家政婦を辞めさせたときのものとされる
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄。ベートーヴェンの言葉を集めた後年の本に載るもので、原文の確かな記録は示されていない。
意味と背景 小さなうそでも、つく人の心は濁っていて、その濁りは料理のような日々の仕事にまで表れる、という意味。気難しいことで知られたベートーヴェンの、うそを何より嫌う性格が表れた逸話として伝わる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 小さなうそもつかないことを心がけています。アルバイトで遅刻しそうになったとき、言い訳を考えるより正直に理由を伝えて謝りました。正直に話す方が信頼されると実感しています。出典は不確かな逸話として紹介しています。
間違まちが った音を弾ひ くのはささいなことだ。情熱なしに弾ひ くことは許されない。原文(英語) To play a wrong note is insignificant; to play without passion is inexcusable.
出典:出典不明。弟子フェルディナント・リースが書き残した、レッスンでのベートーヴェンの様子を要約したものとみられる
出典について Wikiquoteでは真偽不明(Disputed)。この形の言葉は本人の文章に見当たらない。リースの回想では、音を飛ばしたり弾き間違えたりしてもめったに何も言わなかったが、表現や曲の性格をつかめていないと怒った、と書かれており、それをまとめた言い回しと考えられる。
意味と背景 完璧に間違えずに弾くことより、心を込めて表現することの方がずっと大切だ、という教え。弟子の記録からうかがえるベートーヴェンの考え方をよく表しており、音楽だけでなく、何かに取り組む姿勢の教えとしても使われる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 失敗を恐れるより、気持ちを込めることを大切にしています。スピーチ大会で原稿を一部忘れてしまいましたが、伝えたい思いを自分の言葉で話し続けたら、審査員から一番心に残ったと言われました。
手紙を一通書くくらいなら、一万の音符おんぷ を書く方がいい。 原文(英語) I would rather write 10,000 notes than a single letter of the alphabet.
出典:『ガーディアン』2005年11月18日の記事で紹介
出典について Wikiquoteでは「帰属(Attributed)」の欄で、出典は2005年の新聞記事。本人がいつ書いた、言ったのかは示されていない。
意味と背景 手紙を書くのが大の苦手で、音楽ならいくらでも書けるのに、という冗談めいた言葉。実際には多くの手紙を残しているが、それでも音楽の方がずっと楽だったのだろう。得意と苦手がはっきりした天才の人間味が伝わる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 自分の得意なことを知り、そこで力を出すことを大事にしています。文章は苦手ですが、図や表で説明するのは得意なので、グループ発表では資料作りを担当しています。得意を生かすことがチームの力になると思います。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ほかの海外の偉人の名言