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二葉亭四迷の肖像写真
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/)

二葉亭四迷の名言

二葉亭四迷|1864〜1909年|日本|小説家・翻訳家

江戸の尾張藩邸に生まれ、東京外国語学校でロシア語を学んだ。坪内逍遥のすすめで書いた『浮雲』は、話し言葉に近い文体(言文一致体)で書かれた日本初の近代小説とされる。ツルゲーネフの『あひゞき』の翻訳も後の作家に大きな影響を与えた。のちに朝日新聞の特派員としてロシアに渡り、帰国途中の船上で病死した。

のせている言葉:5こ(出典あり 5)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(5こ)
  1. くたばって仕舞え(二葉亭四迷)!
  2. 私は当時「正直」の二字を理想として、俯仰天地に愧…
  3. 愛は総ての存在を一にす。
  4. 愛に住すれば人生に意義あり、愛を離るれば、人生は…
  5. 私のは、普通の文学者的に文学を愛好したというんじ…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

1出典あり#言葉#失敗#心
くたばって仕舞しまえ(二葉亭ふたばてい四迷しめい)!

出典:「予が半生の懺悔」(1908年)

出典について青空文庫の本文で確認。筆名「二葉亭四迷」の由来を本人が語った部分。世間では「父親に『くたばってしまえ』と言われたから」という話が広く伝わっているが、本人のこの文章では、金のために『浮雲』を書いた自分に愛想が尽きて、自分自身に向けて放った声だと説明し、「世間では…いろんな臆説を伝えている」とも書いている。

意味と背景

理想に反して、お金を得るために小説を書いた自分を情けなく思い、苦しみの果てに自分で自分に「くたばってしまえ」と叫んだ。その言葉をもじって筆名にしたという。日本の近代小説の父の名は、厳しい自己嫌悪から生まれた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘には向きませんが、名前の由来の豆知識として話題になります。面接で自分の厳しさを語る時に「二葉亭四迷は自分を叱る言葉を筆名にした」と紹介し、自分に厳しく理想を追う姿勢を伝える例として使えます。

私わたくしは当時とうじ「正直しょうじき」の二に字じを理想りそうとして、俯仰ふぎょう天地てんちに愧はじざる生活せいかつをしたいという考かんがえを有もっていた。

出典:「予が半生の懺悔」(1908年)

出典について青空文庫の本文で確認。『浮雲』を書いていたころの苦しみを振り返る部分。

意味と背景

若いころの自分は「正直」を理想とし、天にも地にも恥じることのない生き方をしたいと考えていた、という告白。この思想はロシア文学と儒教の教えから育ったと本人は言う。だからこそ、金のために書くことに強い葛藤を感じたのだった。

座右の銘にするなら・面接での答え方

正直さを生き方の柱にしたい人の座右の銘になります。面接では、自分のミスを隠さず正直に報告したことで、かえって信頼を得た経験を話し、天地に恥じない仕事をしたいと伝えると、この言葉にふさわしい答えになります。

3出典あり#恋愛#心#友情
愛あいは総すべての存在そんざいを一いつにす。

出典:小説『平凡』(作中の主人公の書きつけ)(1907年)

出典について青空文庫の本文で確認。小説の語り手が「頭が重くて書けんから徒書でもしよう」と書きつける一連の文の冒頭。作者自身の主張というより、作中人物の言葉である。

意味と背景

愛は、ばらばらに存在するすべてのものを一つに結びつける、という意味。続けて「愛は味うべくして知るべからず」と書かれる。理屈ではつかめないが、愛によって人や世界とつながれるという、語り手が行き着いた思いが短く表されている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人とのつながりを大切にしたい人の座右の銘になります。面接では、価値観の違う仲間とも思いやりを持って接することでチームがまとまった経験を話し、人を結びつけるのは思いやりだと考えていると伝えるとよいでしょう。作中の言葉だと添えると正確です。

愛あいに住じゅうすれば人生じんせいに意義いぎあり、愛あいを離はなるれば、人生じんせいは無む意義いぎなり。

出典:小説『平凡』(作中の主人公の書きつけ)(1907年)

出典について青空文庫の本文で確認。上の「愛は総ての存在を一にす」に続く書きつけの一つで、作中人物の言葉。

意味と背景

愛の中に身を置いて生きれば人生には意味があり、愛から離れてしまえば人生は意味を失う、という意味。人生の目的を頭で考えても答えは出ないが、愛して生きることの中にこそ意味がある、という語り手の思いが表れている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人を大切に思う気持ちを生き方の中心にしたい人の座右の銘です。面接では、家族の介護を手伝った経験から、人を思って行動することに一番やりがいを感じると気づいたと話し、人の役に立つ仕事を選んだ理由として伝えると自然です。

私わたくしのは、普通ふつうの文学ぶんがく者しゃ的てきに文学ぶんがくを愛好あいこうしたというんじゃない。

出典:「予が半生の懺悔」(1908年)

出典について青空文庫の本文で確認。このあと、ロシア文学が扱う社会現象を文学の上から観察し解剖することに強い興味があった、と続く。

意味と背景

自分は、ふつうの文学者のように文学そのものが好きだったのではない、という告白。ロシア文学のように、社会の問題を文学を通して観察し、分析し、予見することに関心があったと続ける。文学を社会を見る道具と考えた二葉亭らしい言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

好きなことの「どこが好きか」をはっきり言える人に向く言葉です。面接では、ただ本が好きなのではなく、物語を通して社会や人の心を考えるのが好きだと説明し、その関心が志望理由につながっていると話すと説得力が出ます。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/二葉亭四迷

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