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ガリレオの肖像写真
肖像画:ユストゥス・スステルマンス『ガリレオ・ガリレイの肖像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

ガリレオの名言

ガリレオ・ガリレイ|1564〜1642年|イタリア|天文学者・物理学者

イタリアの天文学者・物理学者。自作の望遠鏡で木星の衛星や月の凹凸を観察し、地球が太陽の周りを回るという地動説を支持した。そのため宗教裁判にかけられ、説を捨てると誓わされた。実験と観察を重んじる近代科学の方法を切り開き、「科学の父」と呼ばれる。

のせている言葉:18こ(出典あり 12・伝承・出典未確認 2・実は言っていない 4)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(18こ)
  1. 哲学は、いつも私たちの目の前に開かれているこの壮…
  2. 知的なことについては、物事を知らない人ほどきっぱ…
  3. 難しい問題を考えることが荷物運びのようなものなら…
  4. 学問においては、千人の意見の権威も、たった一人の…
  5. 私たちに感覚と理性と知性を授けた同じ神が、それら…
  6. 聖霊の目的は、どうすれば天国へ行けるかを教えるこ…
  7. 数々の驚くべき発明の中でも最もすばらしいのは、自…
  8. すべてを理解しているというむなしい思い上がりは、…
  9. 真理の力とはこういうものだ。あなたがそれを打ち倒…
  10. 哲学において疑うことは、発見の父であり、真理を見…
  11. 物の名前や性質は、物の本質に合わせるべきであって…
  12. もし学びをもう一度始めるとしたら、プラトンの勧め…
  13. どんな真理も、いったん発見されてしまえば理解する…
  14. 私は、その人から何か学べないほど無知な人に、一度…
  15. 数学は諸学問の扉であり、鍵である。
  16. 自分の無知を隠すためだけに、あなたは何かにつけて…
  17. それでも地球は動く。
  18. 測れるものは測り、測れないものは測れるようにせよ…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

哲学てつがくは、いつも私たちの目の前に開かれているこの壮大そうだいな書物、つまり宇宙に書かれている。だが、その言葉と文字を学ばなければ読むことはできない。それは数学の言葉で書かれているのだ。

原文(イタリア語)La filosofia è scritta in questo grandissimo libro che continuamente ci sta aperto innanzi a gli occhi (io dico l'universo), ma non si può intendere se prima non s'impara a intender la lingua, e conoscer i caratteri, ne' quali è scritto. Egli è scritto in lingua matematica

出典:『偽金鑑識官(イル・サッジャトーレ)』第6章(1623年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。

意味と背景

自然の仕組みを知りたければ、昔の偉い人の本を読むのではなく、目の前の宇宙そのものを読め、という考え。ただし宇宙は三角形や円などの数学の言葉で書かれているので、その言葉を学ばなければ迷路をさまようだけだという。近代科学の出発点となった有名な一文。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、基礎を学ぶ大切さを忘れないためのものとして。面接では、苦手だった数学や統計を学び直したことで、仕事やアルバイトのデータが読めるようになった経験を話すとよい。「言葉を覚えて初めて読める」という比喩は分かりやすく伝わる。

2出典あり#勉強#言葉#心
知的なことについては、物事を知らない人ほどきっぱりと語りたがり、反対に多くを知り理解している人ほど、新しいことに判断を下すのに慎重しんちょうでためらいがちになる。

原文(イタリア語)quanto altri meno ne intende e ne sa, tanto più risolutamente voglia discorrerne; e che, all'incontro, la moltitudine delle cose conosciute ed intese renda più lento ed irresoluto al sentenziare circa qualche novità.

出典:『偽金鑑識官(イル・サッジャトーレ)』第21章(1623年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。このあと、音の出どころを探し回るほど分からなくなる男の寓話が続く。

意味と背景

よく知らない人ほど自信満々に断言し、よく知っている人ほど「そう簡単には言えない」と慎重になる、という観察。ガリレオは長い経験からこれに気づいたと書いている。知れば知るほど自分の知らないことの多さが分かる、という学びの本質を突いた言葉である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、知ったかぶりを戒める言葉として。面接では、新しい職場や分野では分かったつもりにならず、まず質問して確かめるようにしていると話すとよい。早とちりで失敗した経験と、それから身につけた確認の習慣を具体的に語ると伝わる。

難しい問題を考えることが荷物運びのようなものなら、たくさんの馬が一頭より多く運ぶように、大勢の意見が一人に勝るだろう。だが考えることは走ることに似ていて、運ぶことには似ていない。一頭の名馬は、百頭の荷馬よりも速く走る。

原文(イタリア語)Se il discorrere circa un problema difficile fusse come il portar pesi, dove molti cavalli porteranno più sacca di grano che un caval solo, io acconsentirei che i molti discorsi facesser più che un solo; ma il discorrere è come il correre, e non come il portare, ed un caval barbero solo correrà più che cento frisoni.

出典:『偽金鑑識官(イル・サッジャトーレ)』第45章(1623年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。論敵が自説の味方として大勢の学者の名前を並べたことへの反論。

意味と背景

自分の説を支持する学者の名前をたくさん並べた論敵への反論。重い荷物なら馬が多いほど運べるが、考えることは速さを競う競走に近く、数が多くても意味がない。正しく考える一人のほうが、考えない大勢より先に真実に届くという、たとえの見事な言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、多数派に流されず自分の頭で考える心がけとして。面接では、多くの人の意見に従うだけでなく、根拠を調べて提案し、それが採用された経験を話すとよい。ただし独りよがりにならず、理由を示して説得したことを強調したい。

4出典あり#勇気#勉強
学問においては、千人の意見の権威けんいも、たった一人の理性のひらめきにはかなわない。

原文(イタリア語)l'autorità dell'opinione di mille nelle scienze non val per una scintilla di ragione di un solo

出典:『太陽黒点についての歴史と証明』(ヴェルザーあての第2書簡)(1613年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisource(国家版全集第5巻)で原文を確認。注によれば、この一文は手稿にガリレオ自身が書き足したもの。

意味と背景

太陽は変化しない完全なものだという昔からの説に対し、望遠鏡で黒点を観察したガリレオが書いた言葉。どれほど多くの人が信じている説でも、確かな理由と観察で示された一人の考えのほうが重い。科学では数ではなく、根拠が正しさを決めるということ。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、根拠を大切にする姿勢として。面接では、みんなが当たり前だと思っていた手順に疑問を持ち、データで確かめて改善した経験を話すとよい。「多数決ではなく根拠で判断する」と言い切れると、筋の通った人だと伝わる。

5出典あり#勉強#生き方
私たちに感覚と理性と知性を授けた同じ神が、それらを使うことをやめさせ、それらで得られるはずの知識を別の方法で与あたえようとしたとは、私には信じる必要があるとは思えない。

原文(イタリア語)che quell'istesso Dio che ci ha dotati di sensi, di discorso e d'intelletto, abbia voluto, posponendo l'uso di questi, darci con altro mezo le notizie che per quelli possiamo conseguire ... non credo che sia necessario il crederlo

出典:「大公妃クリスティーナへの手紙」(1615年)

出典についてガリレオが地動説と聖書の関係について書いた公開書簡。イタリア語版Wikisource(国家版全集第5巻)で原文を確認。

意味と背景

自然のことは、聖書の文字どおりの読み方ではなく、観察と証明で確かめるべきだと主張した手紙の一節。神が人間に感覚や考える力を与えたのは、それを使って世界を知るためだという理屈である。自分の目と頭を使って確かめることの大切さを、信仰の言葉で語っている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、自分の目で確かめる姿勢の支えとして。面接では、うわさや思い込みで判断せず、現場に行って自分で確かめてから動くようにしていると話すとよい。授かった力を使わないのはもったいない、という前向きな言い方もできる。

6出典あり#言葉#生き方
聖霊せいれいの目的は、どうすれば天国へ行けるかを教えることであって、天がどう動くかを教えることではない。

原文(イタリア語)l'intenzione dello Spirito Santo essere d'insegnarci come si vadia al cielo, e non come vadia il cielo

出典:「大公妃クリスティーナへの手紙」(1615年)

出典についてガリレオの手紙にある言葉だが、ガリレオ自身が「高位の聖職者から聞いた」と断っている。Wikisourceの版の注記ではバロニウス枢機卿の言葉とされる。ガリレオが書き残したことは確かだが、考え出したのは別の人である。

意味と背景

聖書は心の救いを教える本であって、天文学の教科書ではない、という意味。「天国へ行く道」と「天の動き方」を同じ言葉で言い分けた見事な言い回しである。信仰と科学はそれぞれ役割が違い、ぶつかる必要はないという考えを示している。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘というより、物事の役割を見分ける考え方として使える。面接では、目的の違う意見がぶつかった時、それぞれが何のためにあるのかを整理して両立させた経験を話すとよい。ガリレオが枢機卿の言葉を引いたものだと添えると正確である。

7出典あり#言葉#勉強
数々かずかずの驚おどろくべき発明の中でも最もすばらしいのは、自分の心の奥おくの考えを、どれほど遠く離はなれた人にも伝える方法を思いついた人の知恵ちえだ。まだ生まれていない千年、一万年先の人とも話せるのだ。それも、紙の上の二十ほどの小さな文字の組み合わせで。

原文(イタリア語)Ma sopra tutte le invenzioni stupende, qual eminenza di mente fu quella di colui che s'immaginò di trovar modo di comunicare i suoi più reconditi pensieri a qualsivoglia altra persona ... parlare a quelli che non sono ancora nati nè saranno se non di qua a mille e dieci mila anni? e con qual facilità? con i vari accozzamenti di venti caratteruzzi sopra una carta.

出典:『天文対話』第1日の結び(サグレドのせりふ)(1632年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。対話の登場人物サグレドの言葉として書かれている。

意味と背景

人類の発明の中で一番すごいのは文字だ、とたたえる一節。わずか二十数文字の組み合わせで、遠い国の人とも、何千年も後の人とも話ができる。私たちが今ガリレオの考えを読めるのもそのおかげで、書くこと・読むことの力を改めて感じさせてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、書くことや記録の大切さを忘れないために。面接では、自分の仕事の手順や気づきをこまめに書き残し、後から来た人の役に立った経験を話すとよい。「文字は未来の人と話す道具」という言い方は印象に残る。

8出典あり#勉強#心
すべてを理解しているというむなしい思い上がりは、何一つ本当に理解したことがないところからしか生まれない。

原文(イタリア語)Questa così vana prosunzione d'intendere il tutto non può aver principio da altro che dal non avere inteso mai nulla

出典:『天文対話』第1日(サグレドのせりふ)(1632年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。人間の能力を自然の尺度にしようとする人への批判として書かれている。

意味と背景

自然のどんな小さなことでも完全に理解するのは難しい。一度でも一つのことを本当に理解する経験をした人は、自分がほかの無数のことを分かっていないと気づく。だから「全部分かった」と思うのは、本当に何かを分かったことがない証拠だという鋭い言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、慢心を戒め、学び続けるための言葉として。面接では、一つの分野を深く学んだことで、かえって知らないことの多さに気づき、謙虚に人に聞けるようになった経験を話すとよい。深く学んだ経験があることも同時に伝えられる。

9出典あり#勇気#励まし
真理の力とはこういうものだ。あなたがそれを打ち倒たおそうとすると、その攻撃こうげきそのものが真理を持ち上げ、強めてしまう。

原文(イタリア語)Vedete adunque qual sia la forza del vero, che mentre voi cercate d'atterrarlo, i vostri medesimi assalti lo sollevano e l'avvalorano.

出典:『天文対話』第2日(サルヴィアーティのせりふ)(1632年)

出典についてガリレオ自身の著書の一節。イタリア語版Wikisourceで原文を確認。地動説の代弁者サルヴィアーティの言葉として書かれている。

意味と背景

反対する側が持ち出した理屈を調べていくと、かえって正しい説を裏づける結果になった場面での言葉。本当に正しいことは、批判を受けるほど検証されて確かさが増す。反論を恐れるのではなく、反論こそが正しさを強くしてくれるという考えである。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、批判を前向きに受け止める支えとして。面接では、自分の企画に厳しい意見をもらい、それに一つずつ答えていくうちに企画がより強くなった経験を話すとよい。批判から逃げない人だという印象を与えられる。

10出典あり#勉強#挑戦
哲学てつがくにおいて疑うことは、発見の父であり、真理を見つけ出す道を開く。

原文(イタリア語)il dubitare in filosofia è padre dell'inventione, facendo strada allo scoprimento del vero.

出典:ベネデット・カステッリあての手紙(1639年12月3日)

出典について晩年の弟子カステッリへの手紙の一節。イタリア語版Wikiquoteが、ファヴァーロ編の国家版全集第18巻125〜126ページを出典として原文を載せている(全集本文は未確認)。

意味と背景

当たり前とされていることでも「本当にそうか」と疑うことが、新しい発見を生み出す出発点になる、という意味。ガリレオ自身、昔からの常識を疑い、実験と観察で確かめることで多くの発見をした。疑うことは否定ではなく、真実へ近づくための第一歩なのだ。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、「なぜ」を大切にする姿勢として。面接では、決まった手順に「本当にこのやり方が一番か」と疑問を持ち、調べて改善案を出した経験を話すとよい。疑うだけでなく、確かめて形にしたところまで語ると説得力が出る。

11出典あり#勉強#言葉
物の名前や性質は、物の本質に合わせるべきであって、本質を名前に合わせるべきではない。物が先にあり、名前は後から来るのだから。

原文(英語)Names and attributes must be accommodated to the essence of things, and not the essence to the names, since things come first and names afterwards.

出典:太陽黒点についての書簡(1957年に米国で出た英訳書より)

出典について英語版Wikiquoteが、20世紀のガリレオ研究者の英訳書(1957年)92ページから引用している。太陽黒点をめぐる書簡の一節とされるが、イタリア語の原文はここでは確認していないため英訳を原文欄に入れた。

意味と背景

太陽の黒点を「太陽は完全だから黒点のはずがない」と名前や決まりから否定する人への反論。まず物事そのものを観察し、それに合わせて名前や説明をつけるべきで、言葉に現実を合わせてはいけない。先入観より事実を優先する科学の基本を語っている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、肩書きや思い込みより実態を見る心がけとして。面接では、「この商品は売れ筋」という決めつけにとらわれず、実際の売上を見て並べ方を変えた経験を話すとよい。事実から考える人だと伝わる。

12出典あり#勉強#受験#教育
もし学びをもう一度いちど始めるとしたら、プラトンの勧すすめに従って数学から始めるだろう。

原文(英語)if I were again beginning my studies, I should follow the advice of Plato and start with mathematics

出典:『新科学対話』第1日(サグレドのせりふ、英訳)(1638年)

出典についてガリレオ晩年の著書『新科学対話』の一節。英語版Wikiquoteで英訳を確認(イタリア語原文はここでは確認していない)。対話の登場人物サグレドの言葉で、数学が何事も慎重に確かめてから認める学問だから、と理由が続く。

意味と背景

数学は、きちんと証明されたことしか正しいと認めない学問だから、学びの土台にふさわしいという意味。何でも確かめてから進むという姿勢は、ほかのあらゆる学びにも役立つ。昔のプラトンの学園にも「幾何学を知らぬ者入るべからず」と掲げられたと伝えられる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、基礎から積み上げる学び方の目標として。面接では、資格の勉強で応用問題につまずいた時、基礎に戻ってやり直したことで合格できた経験を話すとよい。「もう一度始めるなら基礎から」という言葉が経験と重なる。

13伝承・出典未確認#挑戦#勉強
どんな真理も、いったん発見されてしまえば理解するのはたやすい。大事なのは、それを発見することだ。

原文(英語)All truths are easy to understand once they are discovered; the point is to discover them.

出典:ガリレオの著作では確認できない(英語版Wikiquote「Attributed」)

出典についてガリレオの言葉として広く知られるが、英語版Wikiquoteが挙げる出典は1999年のビジネス書だけで、ガリレオの著作のどこにあるかは示されていない。似た考えは『天文対話』などにも見えるが、この文の形では確かめられない。

意味と背景

コロンブスの卵と同じで、答えを聞けば誰でも「なるほど」と思えるが、最初にそれを見つけることこそが難しい、という意味。発見した人の苦労や工夫は、結果だけを見ると見えにくい。後から理解するのと、一番に見つけるのとでは大きな違いがある。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、自分で答えを見つけにいく姿勢として。面接では、答えを教わるのを待たず、自分で原因を探し当てて問題を解決した経験を話すとよい。ガリレオの言葉とされるが出典ははっきりしない、と添えると誠実である。

14伝承・出典未確認#勉強#心#友情
私は、その人から何か学べないほど無知な人に、一度いちども会ったことがない。

原文(英語)I have never met a man so ignorant that I could not learn something from him.

出典:20世紀の米国の著述家の歴史書(1935年)での引用(英語版Wikiquote「Attributed」)

出典について20世紀の米国の歴史家の歴史書(1935年)にガリレオの言葉として出てくるが、ガリレオの著作や手紙のどこにあるかは示されていない。英語版Wikiquoteは「Attributed(そう言われている)」に分類している。

意味と背景

どんな人にも、自分にない知識や経験が必ずある。だから相手を見下さず、誰からでも学ぼうとする姿勢が大切だという意味。偉大な科学者でさえそう考えていたとされることで、謙虚さの大切さが印象深く伝わる。出典ははっきりしないが、学ぶ心を表す言葉として親しまれている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、誰からでも学ぶ謙虚さの合言葉として。面接では、アルバイト先の年下の先輩やお客様から教わったことを素直に取り入れ、仕事が上達した経験を話すとよい。出典が確かでないと知ったうえで使うと安心である。

15実は言っていない#勉強#受験#教育
数学は諸学問の扉とびらであり、鍵かぎである。

原文(ラテン語)Et harum scientiarum porta et clavis est Mathematica

出典:ガリレオではなく、13世紀英国の学者ロジャー・ベーコン『大著作』(1267年)の言葉(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころ英語版の教育書などでガリレオの言葉として引かれているが、英語版Wikiquoteによれば、本当はガリレオより300年以上前の英国の修道士・学者ロジャー・ベーコンが『大著作』に書いたラテン語の言葉である。数学を重んじたガリレオのイメージから取り違えられたとみられる。

意味と背景

数学を学べば、天文学・物理学などほかの学問への扉が開く、という意味。数学を重んじたガリレオの言葉と思われがちだが、実際は中世の学者ロジャー・ベーコンの言葉。ガリレオの本当の言葉「宇宙は数学の言葉で書かれている」と並べると、考えが受け継がれてきたことが分かる。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、基礎科目を大切にする心がけとして。面接では、苦手な数学から逃げずに取り組んだことで、理科やデータ分析にも強くなった経験を話すとよい。「実はガリレオでなくロジャー・ベーコンの言葉」と言えると、調べる姿勢も伝わる。

16実は言っていない#勉強#言葉
自分の無知を隠かくすためだけに、あなたは何かにつけて神を奇跡きせきという逃にげ場に持ち出すのだ。

原文(英語)It is only in order to shield your ignorance that you put the Lord at every turn to the refuge of a miracle.

出典:『天文対話』にはない。言い回しはトマス・ブラウン『医師の信仰』から(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころ1955年の研究書で『天文対話』の言葉として紹介されたが、実際には『天文対話』にこの文はない。英語版Wikiquoteによれば、第4日に少し似たやり取りはあるものの、「奇跡という逃げ場」という言い回しは17世紀英国の医師トマス・ブラウンの著書『医師の信仰』から来ている。

意味と背景

説明できないことを何でも「奇跡だから」で片づけるのは、分からないことを認めたくない言い訳にすぎない、という批判。考えること自体は科学的な態度を表しているが、ガリレオがこの言葉どおりに書いたわけではない。名言の出どころが混ざって広まる典型例である。

この言葉の使い方

座右の銘には向かないが、「分からない」と正直に言う大切さを語る材料になる。面接では、原因が分からない問題を「たまたま」で済ませず、最後まで調べた経験を話すとよい。ガリレオの言葉ではないと添えておくのが安全である。

17実は言っていない#勇気#生き方
それでも地球は動く。

原文(イタリア語)Eppur si muove.

出典:同時代の記録になし。1757年のバレッティ『イタリア文庫』が英語での初出

本当の出どころガリレオが1633年の宗教裁判で地動説を捨てると誓ったあとにつぶやいたとされるが、同時代の記録にはなく、弟子が書いた最初の伝記にも出てこない。文献に初めて現れるのは18世紀で、1757年にイタリアの文筆家バレッティが英国で出した本で紹介された。また原文は「それでも動く」で、「地球」という語は入っていない。

意味と背景

権力に押さえつけられても、正しいことは正しいという信念を曲げない姿勢を表す言葉として親しまれている。本当の言葉ではないが、真実を求め続けた科学者の生き方を後の人々が一言で言い表したものといえる。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、周りに流されず事実を大切にする姿勢として。面接では、多数派と違う意見でも根拠を示して説明し、最後に理解を得た経験を話すとよい。ガリレオが実際には言っていないと添えると、事実を重んじる人柄と話が一致する。

18実は言っていない#仕事#勉強
測れるものは測り、測れないものは測れるようにせよ。

原文(英語)Measure what is measurable, and make measurable what is not so.

出典:ガリレオの著作になし。19世紀フランスの学者クールノーとマルタンの文が元(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころガリレオの言葉として科学や経営の本で広く引かれるが、ガリレオの著作にはない。英語版Wikiquoteによれば、19世紀のフランスの学者アントワーヌ・オーギュスタン・クールノーとトマ・アンリ・マルタンの文章が元になっており、それがガリレオの言葉と取り違えられた。

意味と背景

なんとなくの感覚ではなく、数値で確かめることで物事を正しくとらえようという考え。今は測れないものでも、工夫すれば測る方法を見つけられるという、科学的な姿勢を表している。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、仕事の改善の進め方として。面接では、感覚で語られていた問題を記録して数字にし、改善につなげた経験を話すとよい。ガリレオではなく19世紀の学者たちの言葉だと知っていれば、話の正確さも増す。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%A4

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