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マーク・トウェインの肖像写真
写真:A. F. Bradley(1907年)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

マーク・トウェインの名言

マーク・トウェイン(サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)|1835〜1910年|アメリカ|小説家・ユーモア作家・講演家

ミズーリ州のミシシッピ川沿いの町で育ち、印刷工、蒸気船の水先案内人、新聞記者などを経て作家になった。『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』などで、アメリカ文学の父とも呼ばれる。ユーモアと皮肉に満ちた講演でも人気を集めた。気の利いた名言が多い分、本人の言葉ではないものが彼の名前で出回っていることでも有名。

のせている言葉:25こ(出典あり 16・伝承・出典未確認 1・実は言っていない 8)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(25こ)
  1. 本当のことを言っていれば、何も覚えておく必要はな…
  2. いつも正しいことをしなさい。そうすれば何人かは喜…
  3. 私が死んだという報道は誇張だ。
  4. 旅は、偏見や頑固さ、心の狭さにとって命取りだ。
  5. 仕事とは、しなければならないことのすべてであり、…
  6. 人に何かを欲しがらせるには、それを手に入れにくく…
  7. 何かをしないと約束することは、それをしたくさせる…
  8. 人生は短いから、言い争いや言い訳、恨みや責め合い…
  9. 迷ったときは、本当のことを言いなさい。
  10. 私たちを悲しませることに、小さなことなどない。子…
  11. 愛は一番早く育つように見えて、実は一番ゆっくり育…
  12. 教育とは、主に、学んだことを捨て去ることからなる…
  13. 凝り固まった意見への忠誠が、鎖を断ち切ったことも…
  14. 体の勇気はこの世にありふれているのに、心の勇気が…
  15. まず事実を手に入れなさい。ゆがめるのは、それから…
  16. 人生に必要なのは、無知と自信だけだ。そうすれば成…
  17. 気がつけば多数派の側にいる。そんな時は立ち止まっ…
  18. うそには三種類ある。うそ、ひどいうそ、そして統計…
  19. 口を閉じて愚か者だと思われる方が、口を開いてそれ…
  20. 成功の秘訣は、とにかく始めることだ。
  21. 世の中があなたに生活を保障してくれると思ってはい…
  22. 大事なのは戦う犬の大きさではない。犬の中にある闘…
  23. 時間がなかったので、長い手紙になってしまいました…
  24. 14歳の時、父はあまりに物知らずで、そばにいるの…
  25. 歴史はくり返さないが、韻を踏む。

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

本当のことを言っていれば、何も覚えておく必要はない。

原文(英語)If you tell the truth you don't have to remember anything.

出典:手帳の書き込み(1894年1月か2月)。A.B.ペイン編『マーク・トウェインの手帳』(1935) p.240

出典について本人の手帳に書かれた言葉で、死後に伝記作家が編集・出版した。

意味と背景

うそをつくと、誰に何を言ったかを覚えておかなければならず、話のつじつま合わせに苦労する。本当のことだけを話していれば、その心配はない、という意味。正直でいることが一番楽で賢い生き方だと、ユーモアを込めて伝えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

正直でいることが一番楽だと実感しています。アルバイトの面接で、できないことはできないと正直に伝えたら、かえって信頼してもらえ、入った後も無理なく働けています。うそのない毎日は気持ちが軽いです。

2出典あり#生き方#勇気
いつも正しいことをしなさい。そうすれば何人かは喜び、残りの人は驚おどろくだろう。

原文(英語)Always do right. This will gratify some people, and astonish the rest.

出典:ブルックリンのグリーンポイント長老派教会の青年会への言葉(1901年2月16日)

出典について本人が若者の会に贈った言葉として記録されている。

意味と背景

正しいことをすれば喜んでくれる人がいる一方で、正しいことをする人が珍しいために驚く人もいるだろう、という皮肉の効いた教え。正しく生きることを勧めながら、世の中への鋭い風刺も込めたトウェインらしい言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

周りがどうであれ、正しいと思うことをするようにしています。テスト中に答えを見せてほしいと頼まれても断り、後で一緒に勉強しようと誘いました。最初は驚かれましたが、今ではその友人と一緒に勉強する仲です。

3出典あり#言葉#前向き
私が死んだという報道は誇張こちょうだ。

原文(英語)The report of my illness grew out of his illness; the report of my death was an exaggeration.

出典:記者フランク・マーシャル・ホワイトへのメモ(1897年5月31日、ロンドン)

出典について本人のメモが残っている。よく知られる「私の死亡記事は大いに誇張されている(greatly exaggerated)」という形は後の言い換えで、本人のメモでは「誇張だ」とだけ書いている。

意味と背景

いとこが病気になったことから、トウェインが重病だ、死んだといううわさが広まった。それに対して、ユーモアたっぷりに「死んだという話は大げさだ」と返した言葉。うわさや誤報を軽やかに笑い飛ばす例として、今もよく引用される。

座右の銘にするなら・面接での答え方

うわさに振り回されず、ユーモアで受け流すことを心がけています。私が転校するという間違ったうわさが広まったとき、「その話はかなり大げさです」と笑って返したら、場が和み、すぐに誤解が解けました。

旅は、偏見へんけんや頑固がんこさ、心の狭せまさにとって命取りだ。

原文(英語)Travel is fatal to prejudice, bigotry, and narrow-mindedness, and many of our people need it sorely on these accounts.

出典:旅行記『イノセンツ・アブロード(地中海遊覧記)』(1869) 結び

出典について本人の著書にある。「地球の小さな片隅で一生を過ごしていては、人や物事への広く健全で寛大な見方は得られない」と続く。

意味と背景

知らない土地を旅し、違う暮らしをする人々に出会うと、思い込みや偏見は自然と消えていく、という意味。ヨーロッパや聖地を巡った旅行記の結びの言葉で、世界を見ることの大切さを説いている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

知らない世界を見ることを大切にしています。高校の短期留学で、ホームステイ先の家族の考え方に触れ、日本の当たり前が世界の当たり前ではないと知りました。それ以来、違う意見にも興味を持てるようになりました。

仕事とは、しなければならないことのすべてであり、遊びとは、しなくてもいいことのすべてである。

原文(英語)Work consists of whatever a body is OBLIGED to do, and...Play consists of whatever a body is not obliged to do.

出典:『トム・ソーヤーの冒険』第2章(1876年)

出典について小説の本文(語り手の言葉)にある。トムがペンキ塗りの罰を、友達に「楽しい遊び」だと思わせてやらせる有名な場面。

意味と背景

同じ作業でも、やらされると仕事になり、自分からやると遊びになる、という意味。トムはペンキ塗りを特別な楽しみのように見せ、友達にお金を払ってまでやらせた。気持ちの持ち方で、仕事は楽しみに変わることを教えてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

やらされる仕事を、自分からやる仕事に変える工夫をしています。部活の片付けを当番制で嫌々やっていましたが、何分で終わるか記録を競うゲームにしたら、皆が楽しんで取り組むようになりました。

6出典あり#心#仕事
人に何かを欲しがらせるには、それを手に入れにくくすればいい。

原文(英語)…in order to make a man or a boy covet a thing, it is only necessary to make the thing difficult to obtain.

出典:『トム・ソーヤーの冒険』第2章(1876年)

出典について小説の本文(語り手の言葉)にある。トムが「人間の行動の大きな法則」を知らずに発見した、と書かれている。

意味と背景

簡単に手に入るものより、手に入りにくいものの方が欲しくなる、という人間の心理を言い当てた言葉。ペンキ塗りを特別なことのように見せたトムの作戦の種明かし。今の商売や宣伝でも使われる、人の心の法則。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人の心の動きを知ることの大切さを感じた言葉です。文化祭の模擬店で、限定数を先に伝えたら行列ができ、早々に売り切れました。ただし相手をだますのではなく、本当に価値あるものを届けるために使いたいです。

7出典あり#心
何かをしないと約束することは、それをしたくさせる一番確かな方法だ。

原文(英語)To promise not to do a thing is the surest way in the world to make a body want to go and do that very thing.

出典:『トム・ソーヤーの冒険』第22章(1876年)

出典について小説の本文(語り手の言葉)にある。

意味と背景

「絶対にやらない」と決めた途端、そのことばかりが気になってしまう、という人間らしい心の動きを描いた言葉。禁止されると余計にやりたくなる気持ちを、ユーモアを込めて言い当てている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

自分の心の癖を知って工夫するようにしています。「スマホを見ない」と決めると余計に気になったので、代わりに「勉強が終わったら30分見てよい」とご褒美にしたら、集中できるようになりました。

人生は短いから、言い争いや言い訳、恨うらみや責め合いをしている暇ひまはない。あるのは愛する時間だけ、それもほんの一瞬いっしゅんだ。

原文(英語)There isn't time — so brief is life — for bickerings, apologies, heartburnings, callings to account. There is only time for loving — and but an instant, so to speak, for that.

出典:クララ・スポールディングへの手紙(1886年8月20日)

出典について本人の手紙にある。

意味と背景

人生はとても短く、けんかや言い訳に時間を使うのはもったいない。愛する時間でさえ、ほんの一瞬しかないのだから、という意味。皮肉の多いトウェインが、人生と愛について素直に語った温かい言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

けんかを長引かせないことを大切にしています。家族と言い合いになったとき、この言葉を思い出して自分から謝るようにしました。言い争いの時間より、一緒に笑う時間を増やしたいと思っています。

迷ったときは、本当のことを言いなさい。

原文(英語)When in doubt, tell the truth.

出典:旅行記『赤道に沿って』(1897) 第2章の冒頭「まぬけのウィルソンの新暦」

出典について本人の著書の章の冒頭に、架空の人物「まぬけのウィルソン」の格言として置かれた言葉。

意味と背景

どう答えるべきか迷ったら、取りつくろわずに本当のことを言うのが一番だ、という意味。ごまかしは後で必ず自分を困らせる。短く覚えやすいので、仕事や人間関係の心得としてよく引用される。

座右の銘にするなら・面接での答え方

迷ったら正直に話すことを決まりにしています。グループ課題で自分の担当が間に合わなかったとき、言い訳を考えずに正直に伝えて助けを求めたら、皆が手伝ってくれて締め切りに間に合いました。

10出典あり#心#友情
私たちを悲しませることに、小さなことなどない。子どもが人形をなくすのも、王が王冠おうかんを失うのも、同じ大きさの出来事なのだ。

原文(英語)Nothing that grieves us can be called little: by the eternal laws of proportion a child's loss of a doll and a king's loss of a crown are events of the same size.

出典:未完の原稿「どちらが夢だったのか?」(1898年執筆、1967年刊)

出典について本人の未完の原稿にある。娘を亡くした後の時期に書き始めたもの。

意味と背景

悲しみの大きさは、なくした物の値打ちで決まるのではなく、その人にとってどれだけ大切だったかで決まる、という意味。他人の悲しみを「そんなことで」と軽く見てはいけないと教えてくれる、優しさに満ちた言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人の悲しみを小さく見ないようにしています。友人がペットを亡くして落ち込んでいたとき、「また飼えばいい」とは言わず、話をじっくり聞きました。友人はとても救われたと言ってくれ、寄り添うことの大切さを知りました。

11出典あり#恋愛#家族#時間
愛は一番早く育つように見えて、実は一番ゆっくり育つものだ。

原文(英語)Love seems the swiftest, but it is the slowest of all growths. No man or woman really knows what perfect love is until they have been married a quarter of a century.

出典:A.B.ペイン編『マーク・トウェインの手帳』(1935)

出典について本人の手帳の言葉を死後にまとめた本にある。「結婚して25年たつまで、誰も完全な愛を知らない」と続く。

意味と背景

恋はあっという間に燃え上がるように見えるが、本当の愛は長い年月をかけて少しずつ育っていくものだ、という意味。妻を深く愛したトウェインが、長い結婚生活から得た実感がこもっている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

長く続く関係を大切に育てたいと思っています。結婚30年の両親が、けんかをしながらも互いを支え合う姿を見て、愛は時間をかけて深まるものだと感じました。人との関係も焦らず育てたいです。

12出典あり#教育#勉強
教育とは、主に、学んだことを捨て去ることからなる。

原文(英語)Education consists mainly in what we have unlearned.

出典:A.B.ペイン編『マーク・トウェインの手帳』(1935) p.346

出典について本人の手帳の言葉を死後にまとめた本にある。

意味と背景

本当に賢くなるとは、新しいことを覚えることより、間違った思い込みや古い常識を捨てていくことだ、という意味。学校で習ったことを疑うことも大切だという、トウェインらしいひねりの効いた教育論。

座右の銘にするなら・面接での答え方

思い込みを捨てることも学びだと考えています。「数学は暗記だ」と思い込んでいましたが、考え方を理解する勉強に変えたら、初めて応用問題が解けるようになりました。古いやり方を手放す勇気を大事にしています。

13出典あり#勇気#心#勉強
凝こり固まった意見への忠誠が、鎖くさりを断ち切ったことも、人の魂たましいを自由にしたことも、一度いちどもない。

原文(英語)Loyalty to petrified opinions never yet broke a chain or freed a human soul in this world — and never will.

出典:講演原稿「首尾一貫(Consistency)」(1887年12月5日)

出典について本人の講演原稿にある。この言葉はアメリカの殿堂にあるトウェインの胸像に刻まれている。

意味と背景

一度決めた意見に固執し続けても、世の中は少しも良くならない。新しい事実を知ったら考えを変える勇気こそが、人を自由にし、社会を進歩させる、という意味。意見を変えることは裏切りではないと教えてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

間違いに気づいたら意見を変える勇気を持ちたいです。ディベートで最初の主張にこだわっていましたが、相手の根拠に納得して考えを改めたら、先生にその柔軟さを評価されました。考えを変えることも成長だと思います。

14出典あり#勇気#心
体の勇気はこの世にありふれているのに、心の勇気がこれほど珍めずらしいのは不思議なことだ。

原文(英語)It is curious that physical courage should be so common in the world, and moral courage so rare.

出典:『マーク・トウェイン・イン・イラプション(未発表原稿集)』(1940)

出典について本人の未発表原稿を死後に編集した本にある。

意味と背景

危険に飛び込む体の勇気を持つ人は多いが、周りに反対されても正しいと思うことを言う心の勇気を持つ人は少ない、という意味。本当に難しいのは、仲間外れを恐れずに意見を言うことだと教えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

心の勇気を持ちたいと思っています。クラスで一人がからかわれていたとき、周りに合わせて笑うのではなく、「やめよう」と言いました。怖かったですが、他にも同じ気持ちの人がいて、からかいは止まりました。

15出典あり#勉強#仕事#言葉
まず事実を手に入れなさい。ゆがめるのは、それからいくらでもできる。

原文(英語)Get your facts first, and then you can distort them as much as you please.

出典:作家ラドヤード・キップリング(1936年没)によるインタビュー記事『海から海へ』第37章(1899)

出典について若いキップリングがトウェインを訪ねて書いたインタビュー記事に、本人の言葉として載っている。

意味と背景

作家志望の若者への冗談まじりの助言。どんなに話を面白くするにしても、まず本当の事実をしっかり調べることが土台だ、という意味。ユーモアの裏に、調べることの大切さという真面目な教えが隠れている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

何を書くにも、まず事実を調べることを大切にしています。新聞部で記事を書いたとき、うわさをそのまま書かず、関係者全員に話を聞いてから書いたら、先生から一番信頼できる記事だとほめられました。

人生に必要なのは、無知と自信だけだ。そうすれば成功は間違まちがいない。

原文(英語)All you need in this life is ignorance and confidence, and then Success is sure.

出典:コーデリア・ウェルシュ・フットへの手紙(1887年12月2日)

出典について本人の手紙にある。手帳にも同じ言葉がある。

意味と背景

何も知らないからこそ怖いもの知らずで挑戦でき、自信があればやり遂げられる、という皮肉の効いた成功の秘訣。知りすぎると慎重になって動けなくなる、という人間の弱さを笑っている。まず一歩踏み出す勇気をくれる言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

知らないことを恐れずに挑戦することも大切だと思っています。経験のないまま文化祭の実行委員長に立候補しましたが、分からないことは聞きながら進めて成功させました。知らないからこそ挑戦できたと感じています。

17伝承・出典未確認#心#勇気#生き方
気がつけば多数派の側にいる。そんな時は立ち止まって考え直す時だ。

原文(英語)Whenever you find yourself on the side of the majority, it is time to pause and reflect.

出典:2016年の名言集『The Wit and Wisdom of Mark Twain』p.97

出典についてWikiquoteの本人の言葉の欄にあるが、示されている出典は2016年の名言集だけで、本人がいつどこに書いたかは示されていない。

意味と背景

みんなが同じ意見の時ほど、本当にそれで正しいのか一度考え直すべきだ、という意味。多数派に安心して流されると、自分で考えることを忘れてしまう。周りに合わせがちな人への鋭い問いかけ。

座右の銘にするなら・面接での答え方

みんなと同じ時ほど一度考えるようにしています。クラスの意見が一つにまとまりかけたとき、念のため反対の立場から考えてみたら、見落としていた問題が見つかり、計画をより良くできました。

18実は言っていない#言葉#勉強
うそには三種類ある。うそ、ひどいうそ、そして統計だ。

原文(英語)There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.

出典:トウェイン自身は自伝の中で、イギリスの首相ディズレーリ(1881年没)の言葉として紹介している。だがディズレーリの言葉という確証もなく、1895年ごろにはすでに使われていた

本当の出どころトウェインの言葉ではない(Misattributed)。トウェインは「ディズレーリの言葉とされるもの」として引用しただけで、ディズレーリが言ったという証拠も見つかっていない。トウェインがアメリカでこの言い回しを広めたのは確か。

意味と背景

数字は客観的に見えるが、都合のよいように並べれば、うそよりもたちの悪いだまし方ができる、という皮肉。統計を見るときは、誰が何のために出した数字なのかを考えよ、という今も通用する教え。

この言葉の使い方

数字をうのみにしないようにしています。広告の「満足度95%」という数字が、実はたった20人の調査だと知って驚きました。それからは数字の出どころを確かめる癖がつきました。作者はトウェインではないと知った上で使っています。

19実は言っていない#言葉#心
口を閉じて愚おろか者だと思われる方が、口を開いてそれを証明してしまうよりましだ。

原文(英語)It is better to keep your mouth shut and appear stupid than to open it and remove all doubt.

出典:出典不明

本当の出どころトウェインの言葉ではない(Misattributed)。トウェインの伝記本でも「トウェインが言わなかった言葉」の例として挙げられている。リンカーンの言葉とされることもあるが、作者は分からない。

意味と背景

よく分からないことに口を出して恥をかくより、黙っている方が賢い、という皮肉。知ったかぶりをする人への戒めとして使われる。トウェインらしい言い回しに見えるため彼の名前がついたが、出どころは不明。

この言葉の使い方

分からないことは無理に話さないよう気をつけています。授業の討論で知ったかぶりをして間違えた経験から、まず調べてから発言するようにしました。ただし作者は不明の言葉だと知った上で使っています。

20実は言っていない#挑戦#仕事#努力
成功の秘訣ひけつは、とにかく始めることだ。

原文(英語)The secret of getting ahead is getting started.

出典:出典不明。2000年以降の自己啓発書などでトウェインの言葉とされた

本当の出どころトウェインの言葉ではない(Misattributed)。2000年以降の本などで彼の言葉とされたが、根拠はない。ほかの作家の言葉とされることもあり、作者は分からない。

意味と背景

前に進むためには、まず始めることが一番大切だ。そして始めるには、大きな仕事を小さく分けて、最初の一つに取りかかればよい、と続く。実用的な教えとして人気だが、トウェインとは関係のない言葉。

この言葉の使い方

大きな課題は小さく分けて、まず一つ始めるようにしています。卒業論文に手がつかなかったとき、まず参考文献を1冊読むことから始めたら、少しずつ進められました。作者不明の言葉ですが、実践しています。

21実は言っていない#仕事#生き方#お金
世の中があなたに生活を保障してくれると思ってはいけない。世の中はあなたに何の借りもない。世の中の方が先にあったのだから。

原文(英語)Don't believe the world owes you a living. The world owes you nothing. It was here first.

出典:アメリカのユーモア作家・牧師ロバート・J・バーデット(1914年没)の言葉

本当の出どころトウェインの言葉ではない(Misattributed)。調査サイトQuote Investigatorによれば、本当の作者はトウェインと同時代のユーモア作家バーデット。

意味と背景

世の中が自分に何かをしてくれて当然だと思うな、生きていくための糧は自分で手に入れるものだ、という厳しくもユーモラスな教え。甘えを戒め、自立を促す言葉。

この言葉の使い方

自分の力で道を切り開くことを心がけています。アルバイトでシフトを増やしてほしいと待つのではなく、自分から新しい仕事を覚えて提案したら、任される仕事が増えました。作者はバーデットという作家です。

22実は言っていない#勇気#挑戦#励まし
大事なのは戦う犬の大きさではない。犬の中にある闘志とうしの大きさだ。

原文(英語)It's not the size of the dog in the fight, it's the size of the fight in the dog.

出典:米国の作者不詳のことわざ(英語版Wikiquote「Misattributed」)(1911年)

本当の出どころ1998年ごろからインターネットでトウェインの言葉とされるようになったが、本人が使った記録はない。もとは米国の作者不詳のことわざで、1911年の雑誌や新聞にすでに似た形で載っている。

意味と背景

体の大きさや見た目の強さより、あきらめない気持ちの強さが勝負を決めるという意味。小柄な選手や、規模の小さなチームが大きな相手に立ち向かう時の励ましとして使われる。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、不利な状況でも気持ちで負けないための言葉として。面接では、経験や人数で劣る中で粘り強く取り組んで結果を出した話と結びつけるとよい。米国の古いことわざだと紹介すれば正確である。

23実は言っていない#言葉#仕事#時間
時間がなかったので、長い手紙になってしまいました。

原文(フランス語)Je n'ai fait celle-ci plus longue que parce que je n'ai pas eu le loisir de la faire plus courte.

出典:パスカル『プロヴァンシアル』第16の手紙(1657年)(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころトウェインの言葉としてよく紹介されるが、実際はフランスの哲学者パスカルが1657年の『プロヴァンシアル』第16の手紙に書いた「もっと短くする時間がなかったので、この手紙は長くなってしまいました」という一文である。

意味と背景

短く分かりやすい文章を書くには、長い文章を書くよりも手間と時間がかかるという意味。要点をしぼる作業こそが一番むずかしいことを、ちょっとした言い訳の形でユーモラスに伝えている。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、伝える力をみがく心がけとして。面接では、報告書や発表資料を何度も削って短くし、相手に伝わるようにした経験を話すとよい。「トウェインではなくパスカルの言葉です」と言えると、教養も示せる。

24実は言っていない#家族#感謝
14歳さいの時、父はあまりに物知らずで、そばにいるのも嫌いやだった。だが21歳さいになると、父がこの7年でどれほど多くを学んだかに驚おどろいた。

原文(英語)When I was a boy of fourteen, my father was so ignorant I could hardly stand to have the old man around. But when I got to be twenty-one, I was astonished at how much he had learned in seven years.

出典:本人の著作で確認できない(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころトウェインの言葉として広く知られるが、調査サイトの検証では本人のものとは確かめられず、誤った帰属の可能性が高いとされている。トウェインの父は彼が11歳の時に亡くなっており、話の内容とも合わない。

意味と背景

変わったのは父ではなく、自分のほうだったというユーモア。若いころは親の言うことが古く見えるが、自分が成長すると、その言葉の重みが分かるようになる。親子の関係をやわらかく語る言葉として人気がある。

この言葉の使い方

座右の銘というより、家族への感謝を語る時の話の入り口に向く。面接では、反発していた親の助言の意味が後から分かった経験を話し、「人の意見をすぐに否定しないようになった」とつなげるとよい。作者不明であることは添えておく。

25実は言っていない#勉強#時間
歴史はくり返さないが、韻いんを踏ふむ。

原文(英語)History does not repeat itself, but it rhymes.

出典:本人の著作になし(英語版Wikiquote「Misattributed」)(1970年)

本当の出どころトウェインの言葉として引かれるが、根拠はない。英語版Wikiquoteによれば、この形で現れる最も古い例は1970年で、それ以前にも似た言い回しをさまざまな人が使っていた。

意味と背景

歴史はまったく同じ形では起こらないが、よく似た流れが形を変えてまた起こるという意味。過去の出来事を学べば、これから起こりそうなことの見当がつくという、歴史を学ぶ価値を語る言葉である。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、過去から学ぶ姿勢として。面接では、前の年の失敗記録を読み返して同じ失敗を防いだ経験などを話すとよい。トウェインの言葉とは言わず「よく知られた言い回し」と紹介するのが正確である。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/マーク・トウェイン

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