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ニュートンの肖像写真
肖像画:ゴドフリー・ネラー『アイザック・ニュートンの肖像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)

ニュートンの名言

アイザック・ニュートン|1643〜1727年|イギリス|物理学者・数学者

英国の物理学者・数学者。万有引力の法則と運動の法則を明らかにし、主著『プリンキピア』で近代物理学の土台を築いた。微分積分法の発見や、光の性質の研究でも知られる。リンゴが落ちるのを見て引力を思いついたという逸話が有名である。晩年は造幣局の長官も務め、偽金づくりの取り締まりにも当たった。

のせている言葉:17こ(出典あり 8・伝承・出典未確認 7・実は言っていない 2)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(17こ)
  1. 私がほかの人より遠くを見渡せたのだとすれば、それ…
  2. プラトンは友であり、アリストテレスも友である。だ…
  3. もし私がこの方面で世の中の役に立つことをしたのな…
  4. 物事を探究する最も良く、最も確かな方法は、まず物…
  5. 自然の物事の原因は、真実であり、かつその現象を説…
  6. 私は仮説をつくらない。
  7. この本での私の目的は、光の性質を仮説で説明するこ…
  8. 真理はいつも単純さの中に見いだされるものであり、…
  9. 世の中に私がどう見えているかは分からない。だが自…
  10. 私はいつも課題を目の前に置いておき、最初のかすか…
  11. 天体の動きなら計算できるが、人々の狂気は計算でき…
  12. 道具や物を、ほかの人が作ってくれるのを待っていた…
  13. 私はこれらのことを研究してきた。君はしていない。
  14. ああ、ダイヤモンドよ、ダイヤモンド。お前は自分が…
  15. ほかに証拠がなくても、親指だけで神の存在を信じる…
  16. 人は、壁ばかり築いて、橋を十分に架けていない。
  17. 気配りとは、敵をつくらずに要点を伝える技である。

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

私がほかの人より遠くを見渡みわたせたのだとすれば、それは巨人きょじんたちの肩かたの上に立っていたからです。

原文(英語)If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants.

出典:ロバート・フックあての手紙(1676年2月15日、旧暦1675年2月5日)

出典についてニュートン自筆の手紙に書かれている(英語版Wikiquoteが原本の写真の所在まで示している)。ただし「巨人の肩に乗る小人」というたとえ自体は、12世紀のシャルトルのベルナールの言葉として伝わる古い言い回しで、ニュートンはそれを借りて使った。

意味と背景

自分の発見は、デカルトなど先人たちが積み上げた研究があったからこそできた、という意味。光の研究をめぐって対立していたフックへの手紙で、相手の仕事にも敬意を示す言葉として書かれた。どんな新しい成果も、先人の土台の上に成り立っているという謙虚さを表す。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、先輩や先人への感謝を忘れないために。面接では、前任者が残した記録や仕組みを生かし、そのうえに自分の工夫を加えて成果を出した経験を話すとよい。もとは中世から伝わるたとえだと知っておくと、さらに深く語れる。

プラトンは友であり、アリストテレスも友である。だが、最大の友は真理である。

原文(ラテン語)Amicus Plato — amicus Aristoteles — magis amica veritas

出典:学生時代の研究ノート『哲学のいくつかの問い』の見出し(1664ごろ年)

出典についてケンブリッジ大学の学生だったニュートンが、自分のノートの冒頭に書いたラテン語(英語版Wikiquoteで確認)。ただし「プラトンは友、されど真理はより大きな友」という格言は昔からあり、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』の一節にさかのぼるとされる。

意味と背景

尊敬する偉大な先生たちの説でも、真理と食い違うなら真理のほうを選ぶ、という決意。若いニュートンは、当時の大学で教えられていたアリストテレスの学説をうのみにせず、自分で確かめ直す勉強を始めた。尊敬と盲信は違う、ということを教えてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、人を尊重しつつ事実に正直である姿勢として。面接では、尊敬する先輩のやり方でも、データで見て問題があると気づいた時に、丁寧に根拠を示して提案した経験を話すとよい。相手への敬意を忘れなかった点も添えたい。

もし私がこの方面で世の中の役に立つことをしたのなら、それはただ勤勉と、根気強く考え続けたことのおかげです。

原文(英語)But if I have done the public any service this way, 'tis due to nothing but industry and a patient thought.

出典:リチャード・ベントリーあての第1の手紙(1692年12月10日)

出典についてニュートンが神学者ベントリーに送った手紙の一節。英語版Wikiquoteが『ニュートン書簡集』第3巻233ページを出典に挙げている。

意味と背景

万有引力などの大発見をした人が、それは特別な才能ではなく、こつこつ働き、辛抱強く考え続けた結果だと語っている。ニュートンは周りから才能をほめられても、自分の強みは「考え続ける根気」だと答えていたと伝わる。努力を信じる人を励ましてくれる言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、地道な努力を続ける支えとして。面接では、すぐに答えの出ない課題を、毎日少しずつ考え続けて解決にたどり着いた経験を話すとよい。「才能ではなく根気」という姿勢は、どんな仕事でも評価されやすい。

4出典あり#勉強#仕事
物事を探究する最も良く、最も確かな方法は、まず物の性質を念入りに調べ、それを実験で確かめ、それから仮説へと、もっとゆっくり進むことだと思われる。

原文(英語)The best and safest method of philosophizing seems to be, first to enquire diligently into the properties of things, and to establish these properties by experiment, and then to proceed more slowly to hypothesis for the explanation of them.

出典:イグナティウス・パルディーあての手紙(英国王立協会『哲学紀要』1672年)

出典について光と色の理論をめぐる、フランスの学者パルディーとのやり取りの手紙。王立協会の学術誌に載ったもので、英語版Wikiquoteで確認。

意味と背景

いきなり「こうに違いない」と説明を決めつけるのではなく、まず事実をよく観察し、実験で確かめてから、ゆっくり理由を考えよ、という研究の進め方。仮説は事実を説明するために使うもので、事実を決めるために使ってはいけないと続く。思い込みを防ぐ手順の教えである。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、問題解決の手順として。面接では、トラブルが起きた時に原因を決めつけず、まず状況を記録して確かめ、そのうえで対策を考えて再発を防いだ経験を話すとよい。「事実が先、説明は後」という順番を守る人だと伝わる。

自然の物事の原因は、真実であり、かつその現象を説明するのに十分なもの以上を認めてはならない。自然は単純であり、余計な原因でぜいたくをしないからである。

原文(ラテン語)Causas rerum naturalium non plures admitti debere, quàm quæ & vera sint & earum Phænomenis explicandis sufficiunt. Natura enim simplex est & rerum causis superfluis non luxuriat.

出典:『プリンキピア(自然哲学の数学的諸原理)』第3編「仮説1」(第2版以降は「推論の規則1」)(1687年)

出典についてニュートンの主著の一節。ラテン語版Wikisource(初版の本文)で原文を確認。英語版Wikiquoteにも「推論の規則1」として載っている。

意味と背景

同じことを説明できるなら、原因はできるだけ少なく単純に考えよ、という科学の大原則。自然はむだなことをしないのだから、説明もむだに複雑にしてはいけない。ニュートンはこの考えで、地上でリンゴが落ちることと月が回ることを一つの引力で説明した。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、物事をシンプルに考える心がけとして。面接では、複雑になっていた作業の原因を整理し、一つの根本原因を直すだけで多くの問題が解決した経験を話すとよい。「単純にできるものは単純に」は仕事のどの場面でも役立つ。

私は仮説をつくらない。

原文(ラテン語)Hypotheses non fingo.

出典:『プリンキピア』第2版(1713年)巻末の「一般注釈」

出典について『プリンキピア』第2版で加えられた「一般注釈」の有名な一句。英語版Wikiquote(『プリンキピア』のページ)で英訳と前後の文を確認。

意味と背景

引力がなぜ働くのか、その原因はまだ現象から突き止められていないので、根拠のない想像の説明(仮説)を作ることはしない、という宣言。分かったことと分からないことをはっきり分け、確かめられないことを分かったふりをしない、という誠実な研究態度を示している。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、分からないことを分からないと言える誠実さとして。面接では、不確かなことをその場の想像で答えず、「確認して後ほどお伝えします」と調べてから正確に伝えた経験を話すとよい。信頼される人柄が伝わる。

この本での私の目的は、光の性質を仮説で説明することではなく、理屈りくつと実験によって示し、証明することである。

原文(英語)My Design in this Book is not to explain the Properties of Light by Hypotheses, but to propose and prove them by Reason and Experiments

出典:『光学』第1編の冒頭(1704年)

出典についてニュートンが英語で書いた著書『光学』の書き出し。英語版Wikiquote(『光学』のページ、第4版1730年の本文)で確認。

意味と背景

プリズムで光を分けるなどの実験を重ねたニュートンが、自分の本の方針を最初に宣言した言葉。想像で説明を組み立てるのではなく、実際に試して確かめたことだけを積み上げる。誰が読んでも同じ実験で確かめられるようにする、という科学の書き方の手本になった。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、言葉より実際に試して示す姿勢として。面接では、提案をする時に口で説明するだけでなく、小さく試して結果を見せたことで納得してもらえた経験を話すとよい。「試して示す」行動力が伝わる。

真理はいつも単純さの中に見いだされるものであり、物事の多さや混乱の中にあるのではない。

原文(英語)Truth is ever to be found in simplicity, and not in the multiplicity and confusion of things.

出典:「黙示録を解釈するための規則」第9則(神学の手稿)

出典についてニュートンが聖書の預言を研究した手稿(生前は未発表)に書いた規則の一つ。英語版Wikiquoteが、その手稿を収録した研究書を出典に挙げている。科学ではなく聖書解釈の文脈で書かれた言葉である。

意味と背景

もとは聖書の預言を読み解く時の心得として書かれた言葉だが、ニュートンの科学の考え方とも共通している。あれこれ複雑な説明を重ねるより、筋の通った単純な答えのほうが本当のことに近い。混乱した時ほど、物事を整理して単純に見直すことが大切だと教えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、迷った時に物事を整理する合言葉として。面接では、情報が多すぎて混乱した課題を、要点を三つに絞って整理し、チームの方針を決めた経験を話すとよい。もとは聖書の研究の言葉だという話は意外性があり印象に残る。

9伝承・出典未確認#勉強#人生#心
世の中に私がどう見えているかは分からない。だが自分では、海辺で遊び、ときどき人よりなめらかな小石やきれいな貝殻かいがらを見つけて楽しんでいる子どもにすぎなかったように思う。目の前には、真理の大海原がまったく知られないまま広がっていたのに。

原文(英語)I do not know what I may appear to the world, but to myself I seem to have been only like a boy playing on the sea-shore, and diverting myself in now and then finding a smoother pebble or a prettier shell than ordinary, whilst the great ocean of truth lay all undiscovered before me.

出典:死の少し前の言葉として、ブルースター『ニュートンの生涯』(1855年)などが伝える

出典についてニュートン自身が書いたものではなく、晩年に語った言葉として死後に知人の回想で伝えられた。英語版Wikiquoteは1855年の伝記を出典に挙げている。詩人ミルトンの『復楽園』にも「浜辺で小石を集める子ども」というよく似た表現があり、それを踏まえたとも考えられる。

意味と背景

万有引力や光の研究など大発見をした人が、自分は真理の海の浜辺で小石を拾っていた子どもにすぎない、と振り返った言葉。知れば知るほど、まだ知らないことの大きさが見えてくるという謙虚さと、子どものような好奇心を持ち続けた姿が表れている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、成果におごらず学び続ける心として。面接では、目標を達成した後も「まだ知らないことがたくさんある」と感じて次の学びに進んだ経験を話すとよい。本人の筆ではなく晩年の言葉として伝わるものだと添えると正確である。

10伝承・出典未確認#努力#勉強#時間
私はいつも課題を目の前に置いておき、最初のかすかな光が少しずつ開けて、すっかり明るくはっきりするまで待つのです。

原文(英語)I keep the subject constantly before me, and wait 'till the first dawnings open slowly, by little and little, into a full and clear light.

出典:『ブリタニア人名辞典』第5巻(1760年)が伝える言葉

出典についてどうやって発見したのかと聞かれた時の答えとして、ニュートンの死後30年あまりたって出た人名辞典に載っている。英語版Wikiquoteで確認。本人の著作や手紙にはこの形で見つからないが、「根気強く考え続けた」という本人の手紙の言葉(ベントリーあて)とよく一致する。

意味と背景

すぐに答えが出なくても、問題をいつも頭の片すみに置いて考え続けていると、夜明けのように少しずつ見えてくる、という発見のこつ。ひらめきは突然来るのではなく、考え続けた人に少しずつ訪れる。焦らず問題と付き合い続ける大切さを教えている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、難しい課題に向き合う時の心構えとして。面接では、すぐには解けなかった問題を、あきらめずに何日も考え続け、ある日解決の糸口が見えた経験を話すとよい。粘り強さと落ち着きの両方が伝わる。

11伝承・出典未確認#お金#心
天体の動きなら計算できるが、人々ひとびとの狂気きょうきは計算できない。

原文(英語)I can calculate the motions of the heavenly bodies, but not the madness of the people.

出典:ジョゼフ・スペンスの手記(1756年)にラドナー卿の話として記録。1820年に出版(英語版Wikiquote「Disputed」)

出典について1720年の南海泡沫事件(株の大暴落)について聞かれた時の言葉とされる。最も古い記録は、ニュートンの死後に作家スペンスが書き留めた手記で、そこでは「人々の狂気は計算できない」と答えたという間接的な形。「天体の動きなら」の部分は後から整えられた形である。

意味と背景

南海会社の株が異常に値上がりしていた時、その先を聞かれての答えと伝わる。ニュートン自身もこの株で大損したと言われる。理屈で動く天体と違い、人々が熱狂する相場は予想できないという教訓で、お金や投資の話でよく引かれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、周りの熱狂に流されない冷静さの戒めとして。面接では、流行や周りの雰囲気に飛びつかず、自分で調べて判断した経験を話すとよい。天才でも相場では失敗したという話を添えると、謙虚さも伝わる。出典は伝聞だと知っておきたい。

12伝承・出典未確認#挑戦#仕事#努力
道具や物を、ほかの人が作ってくれるのを待っていたら、私は何も作れなかっただろう。

原文(英語)If I had stayed for other people to make my tools and things for me, I had never made anything of it.

出典:義理の甥コンデュイットの未刊のメモを引いた伝記(1934年)で初出(英語版Wikiquote「Disputed」)

出典について反射望遠鏡を作った道具をどこで手に入れたのかと聞かれ、笑って答えたという逸話。ニュートンの身近にいたコンデュイットのメモに基づくとされるが、活字になったのは1934年の伝記が最初で、英語版Wikiquoteは「Disputed」に分類している。

意味と背景

自分で反射望遠鏡を作ったニュートンが、道具まで自分で作ったと語った逸話。人が用意してくれるのを待っていては何も始まらない、必要なものは自分の手でそろえよ、という自立心を表している。環境のせいにせず、まず自分で動くことの大切さを教えてくれる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、指示や準備を待たずに自分から動く姿勢として。面接では、必要な資料やツールがなかった時、自分で表計算の仕組みを作って作業を効率化した経験を話すとよい。出典は身近な人のメモだと添えると誠実である。

13伝承・出典未確認#勉強#言葉
私はこれらのことを研究してきた。君はしていない。

原文(英語)I have studied these things — you have not.

出典:ブルースター『アイザック・ニュートン卿の生涯』(1831年)が伝える逸話

出典について友人の天文学者ハレーが宗教を軽んじることを言うたびに、ニュートンがこう返したという話。1831年の伝記が、天文学者マスケリンから伝え聞いた話として紹介しており、本人の書いたものではない。近年「占星術を擁護した言葉」として広まっているが、その証拠は乏しいと英語版Wikiquoteは指摘する。

意味と背景

よく調べもせずに物事を否定する相手に対して、「自分は深く研究したうえで言っている」と返した言葉。何かを批判したり否定したりする前に、まずそれをきちんと学ぶべきだという教えとして読める。ただし今出回っている「占星術」の話は誤りとされる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘にするなら、よく知らないことを軽々しく否定しない戒めとして。面接では、最初は苦手だと思った分野も、実際に学んでみたら面白さが分かり、考えが変わった経験を話すとよい。占星術の話としての使い方は避けるのが安全である。

14伝承・出典未確認#心#失敗
ああ、ダイヤモンドよ、ダイヤモンド。お前は自分がどれほどのことをしでかしたか、少しも分かっていないのだな。

原文(英語)Oh, Diamond! Diamond! thou little knowest what mischief thou hast done!

出典:子ども向け雑誌『セント・ニコラス』(1878年2月号)などに載る逸話

出典について飼い犬ダイヤモンドがろうそくを倒し、長年の計算の書類を燃やしてしまった時の言葉として知られる。英語版Wikiquoteは1878年の子ども向け雑誌の話を出典に挙げているが、本人の手紙や同時代の確かな記録では確かめられない。

意味と背景

何年もかけた大切な書類を犬に燃やされても、犬を責めず、ため息まじりに語りかけたという逸話。失ったものは大きくても、悪気のない相手を怒っても仕方がない。怒りをこらえる寛大さと、失敗から立ち直る落ち着きを教える話として語り継がれている。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘というより、怒りを抑える心構えの話として使える。面接では、後輩のミスで作業がやり直しになった時、責めずに一緒に原因を考え、仕組みで防げるようにした経験を話すとよい。逸話は後世の記録だと知ったうえで紹介したい。

15伝承・出典未確認#自然#心
ほかに証拠しょうこがなくても、親指だけで神の存在を信じるだろう。

原文(フランス語)A défaut d'autres preuves, le pouce me convaincrait de l'existence de Dieu.

出典:ダルパンティニー『手の科学』(1856年、手相の本)でニュートンの言葉として紹介(英語版Wikiquote「Disputed」)

出典についてニュートンの死後100年以上たったフランスの手相の本に、ニュートンの言葉としてフランス語で出てくるのが古い例。その本を英訳した人自身が「ニュートンの著作には見当たらないようだ」と注記しており、本人の言葉である証拠はない。

意味と背景

ほかの指と向かい合って物をつかめる人間の親指は、それほどよくできた仕組みだ、という驚きを表した言葉。体のつくりの見事さに感動する気持ちは今も共感できるが、ニュートンが本当にそう言った証拠はなく、手相の本から広まった言葉である。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘には向かないが、身近なものに感動する心の話として使える。面接では、当たり前に見えるものの仕組みを調べて面白さに気づいた経験を話すとよい。ニュートンの言葉としては出典があやしいと添えれば、調べる姿勢も伝わる。

16実は言っていない#友情#心#リーダー
人は、壁かべばかり築いて、橋を十分に架かけていない。

原文(フランス語)Les hommes construisent trop de murs et pas assez de ponts.

出典:アイザック・ニュートンではない。米国の牧師ジョゼフ・フォート・ニュートンの考えがもと(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころ1958年のノーベル平和賞の受賞講演で「ニュートンの言葉」として引かれたことから、アイザック・ニュートンの言葉と広まった。英語版Wikiquoteによれば、講演者が指していたのは米国の牧師ジョゼフ・フォート・ニュートン(1880〜1950年)で、彼の著書(1948年)に、恐れから自分の周りに壁を築き、人に橋を架けない人の話がある。

意味と背景

人は不安や恐れから自分の周りに壁を作って閉じこもりがちで、他人とつながる橋を架けることが足りない、という意味。人と人の間に壁ではなく橋をつくろう、という呼びかけになる。物理学者ではなく、同じ姓の牧師の考えから生まれた言葉である。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、人と人をつなぐ役割を大切にする言葉として。面接では、仲の悪かった部署やグループの間に入り、話し合いの場を作って協力できるようにした経験を話すとよい。「同じ姓の別人の言葉」と添えると話に深みが出る。

17実は言っていない#言葉#仕事#友情
気配りとは、敵をつくらずに要点を伝える技である。

原文(英語)Tact is the knack of making a point without making an enemy.

出典:アイザック・ニュートンの言葉ではない。米国の広告業者ハワード・W・ニュートンの言葉(英語版Wikiquote「Misattributed」)

本当の出どころ物理学者アイザック・ニュートンの言葉として紹介されることがあるが、実際は米国の広告業者で作家のハワード・W・ニュートン(1903〜1951年)の言葉である。同じ姓だったために、有名な科学者の言葉と取り違えられた。

意味と背景

言うべきことはきちんと伝えながら、相手を傷つけたり怒らせたりしないのが、本当の気配りだという意味。正しいことを言うだけでなく、相手が受け取りやすい言い方を考えることの大切さを教えている。

この言葉の使い方

座右の銘にするなら、意見の伝え方の心がけとして。面接では、先輩や仲間に言いにくい指摘を、相手を立てながら伝えて改善につなげた経験を話すとよい。同じ姓の別人の言葉だったという話は、聞き手の印象にも残る。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3

ほかの海外の偉人の名言

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