肖像画:藤原親安『日蓮聖人像(波木井の御影)』(パブリックドメイン)(ファイルのページ)日蓮の名言
日蓮|1222〜1282年|日本(鎌倉時代)|僧侶(日蓮宗の開祖)
安房(千葉県)の漁村に生まれた鎌倉時代の僧。法華経こそ釈迦の真の教えだとして「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることを説いた。『立正安国論』で幕府を諫めたため、伊豆・佐渡への流罪や龍の口での処刑未遂など何度も迫害を受けたが、信念を曲げなかった。晩年は身延山で弟子や信者に多くの手紙を書いた。
のせている言葉:7こ(出典あり 7)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(7こ)
- 我日本の柱とならん、我日本の眼目とならん、我日本…
- 法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる。
- 蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第…
- 老狐は塚をあとにせず、白亀は毛宝が恩を報ず。畜生…
- 日蓮は何の宗の元祖にもあらず。
- 我、八宗十宗に随わじ。
- 感涙押え難し。何れの代にか対面を遂げんや。
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
我日本の柱とならん、我日本の眼目とならん、我日本の大船とならん。
出典:『開目抄』(1272年)
出典について佐渡流罪中の文永9年(1272)に書いた『開目抄』の一節。Wikipediaの日蓮の項に出典つきで引かれている。日蓮の三大誓願と呼ばれる。
意味と背景
現代語訳:私は日本の柱となろう、日本の目となろう、日本の大きな船となろう。流罪という最悪の状況の中で、国を支え、人々を導き、救う存在になると誓った言葉。どんな逆境でも志を小さくしない強さが表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
部活が廃部寸前になった時、この言葉を知りました。誰かがやるのを待つのではなく、自分が柱になると決め、部員集めに走り回って存続させました。逆境ほど志を大きく持つ、という意味で座右の銘にしています。
法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる。
出典:『妙一尼御前御消息』(妙一尼への手紙)(1275年)
出典について建治元年(1275)5月、夫を亡くし子を育てていた妙一尼にあてた手紙の一節として、日蓮系の各団体が引く有名な言葉。確認できたのは英訳を載せた解説ページ(nichiren.info)で、日本語原文を載せたページは開けなかった。日本語は一般に知られる形による。
意味と背景
現代語訳:法華経を信じる人は、今は冬の中にいるようなものだ。けれど冬は必ず春になる。夫を亡くして苦しむ女性を励ました手紙で、今がどれほどつらくても、その季節は必ず終わると言い切って希望を与えた言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方
受験に失敗して落ちこんでいた時、この言葉に支えられました。冬が終わらないことはないと信じて一年間勉強を続け、翌年合格できました。今つらい人にも、この言葉を伝えたいと思っています。
蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり。
出典:『崇峻天皇御書(三種財宝御書)』四条金吾への手紙(1277年)
出典について建治3年(1277)9月11日、鎌倉の弟子・四条金吾にあてた手紙の一節。確認できたのは英訳つきの解説ページ(蔵の財・身の財・心の財を挙げ心の財を最上とする内容)で、日本語原文を載せたページは開けなかった。日本語は一般に知られる形による。
意味と背景
現代語訳:蔵にしまうお金や財産よりも、健康な体や身につけた技能のほうがすぐれている。そして体の財よりも、心の財が何より大切だ。主君との関係で苦しんでいた弟子に、短気を起こさず人としての振る舞いを大事にせよと諭した手紙。
座右の銘にするなら・面接での答え方
お金や資格より大事なものは何かと考えた時、この言葉に出会いました。人を思いやる心や誠実さは、誰にも奪われない財産です。仕事でも、まず信頼という心の財を積み重ねたいと考えています。
老狐は塚をあとにせず、白亀は毛宝が恩を報ず。畜生すらかくのごとし。いわんや人倫をや。
出典:『報恩抄』(1276年)
出典について建治2年(1276)、亡くなった師・道善房の恩に報いるために書いた『報恩抄』の書き出し。Wikipediaの日蓮の項に引かれている。
意味と背景
現代語訳:年老いた狐は生まれた塚の方を向いて死ぬといい、白い亀は命を助けてくれた毛宝に恩返しをしたという。動物でさえこうなのだから、まして人間が恩を忘れてよいはずがない。受けた恩を忘れずに返すことの大切さを説く。
座右の銘にするなら・面接での答え方
高校の恩師に、社会人になってから近況報告の手紙を書きました。この言葉を知って、恩は返せるうちに返すものだと思ったからです。お世話になった人を忘れないことを、自分の生き方の土台にしています。
日蓮は何の宗の元祖にもあらず。
出典:『妙密上人御消息』(1275年)
出典についてWikipediaの日蓮の項に『妙密上人御消息』の言葉として引かれている。
意味と背景
現代語訳:私、日蓮は、何かの宗派を開いた元祖などではない。新しい教えをつくったのではなく、釈迦の本当の教えである法華経をそのまま広めているだけだ、という自覚の言葉。自分を偉く見せない姿勢でもある。
座右の銘にするなら・面接での答え方
チームで成果が出た時、自分の手柄にしたくなる気持ちをこの言葉で抑えています。自分は良いものを伝える役目にすぎない、と思うと謙虚になれ、周りも協力してくれるようになりました。
我、八宗十宗に随わじ。
出典:『報恩抄』(1276年)
出典についてWikipediaの日蓮の項に『報恩抄』の言葉として引かれている。
意味と背景
現代語訳:私は、世間にある八つや十の宗派のどれにもただ従うことはしない。権威ある宗派の言うことをうのみにせず、自分で経典に当たって何が正しいかを確かめる、という独立した学びの姿勢を表している。
座右の銘にするなら・面接での答え方
ネットの情報や人の評判をうのみにしないよう心がけています。この言葉を知ってから、気になることは必ず元の資料を自分で確かめるようになりました。自分の頭で考える姿勢の原点です。
感涙押え難し。何れの代にか対面を遂げんや。
出典:『曾谷二郎入道殿御返事』
出典についてWikipediaの日蓮の項に『曾谷二郎入道殿御返事』の言葉として引かれている。
意味と背景
現代語訳:感激の涙をこらえることができない。いつの世で、あなたと顔を合わせることができるだろうか。遠く離れた信者の真心に触れた時の、日蓮の率直な感情があふれる一文。厳しい印象のある日蓮の、情の深さが分かる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
離れて暮らす祖母から届いた手紙に、同じ気持ちになったことがあります。会えない時こそ思いを言葉にして伝えることが大切だと感じ、今も家族や友人には手紙やメッセージで感謝を伝えるようにしています。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/日蓮
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