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田中正造の肖像写真
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/)

田中正造の名言

田中正造|1841〜1913年|日本|政治家・社会運動家

下野国(今の栃木県佐野市)の名主の家に生まれた。栃木県会議員を経て第1回衆議院議員選挙で当選し、足尾銅山の鉱毒で渡良瀬川流域の田畑や人々が苦しむ問題を議会で繰り返し追及した。1901年には議員を辞めて明治天皇に直訴を試みた。晩年は鉱毒の遊水池にされる谷中村に住み込んで村人とともに闘い続け、日本の公害反対運動の先がけとなった。

のせている言葉:6こ(出典あり 6)更新:2026-10-20

この人の名言の一覧(6こ)
  1. 民を殺すは国家を殺すなり。法を蔑にするは国家を蔑…
  2. 財用を濫り民を殺し法を乱して而して亡びざる国なし…
  3. 亡国に至るを知らざれば、これ即ち亡国。
  4. 学者があっても、それを活用しなければ無学同様であ…
  5. 古来斧斤を入れない所の深山を一万町も濫伐させて、…
  6. 如此ニシテ二十年前ノ肥田沃土ハ今ヤ化シテ黄茅白葦…

それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。

民みんを殺ころすは国家こっかを殺ころすなり。法ほうを蔑ないがしろにするは国家こっかを蔑ないがしろにするなり。皆みな自みずから国こくを毀こぼつなり。

出典:「亡国に至るを知らざれば之即ち亡国の儀に付質問」(衆議院提出の質問書、1900年2月17日)

出典について青空文庫の本文で確認(原文は旧字「民を殺すは國家を殺すなり」)。

意味と背景

国民を苦しめ死なせることは国家そのものを殺すことであり、法をないがしろにすることは国家をないがしろにすることだ。どちらも自分で自分の国を壊しているのだ、という意味。足尾鉱毒の被害を放置する政府に向けた、命がけの国会質問の書き出し。

座右の銘にするなら・面接での答え方

人を大切にすることが組織を守ることだと考える人の座右の銘です。面接では、効率より働く人や利用者の安全を優先すべきだと考えるようになった経験を話し、人を守ることが会社を守ることだという考えを伝えると説得力があります。

財用ざいようを濫みだり民みんを殺ころし法ほうを乱みだして而しこうして亡ほろびざる国くになし。

出典:「亡国に至るを知らざれば之即ち亡国の儀に付質問」(1900年2月17日)

出典について青空文庫の本文で確認(原文は旧字「財用を濫り民を殺し法を亂して而して亡びざる國なし」)。このあと「之を奈何」と政府に答えを迫っている。

意味と背景

お金をむだに使い、国民を死なせ、法を乱して、それでも滅びなかった国はない、という意味。国の財政や法を正しく運ばず、民を見捨てるなら国は必ず滅びると、政府に強く警告した。題名の「亡国に至るを知らざれば之即ち亡国」とも響き合う言葉。

座右の銘にするなら・面接での答え方

お金や決まりを正しく扱う大切さを表す言葉です。面接では、サークルの会計で一円単位まで記録をつけ、ルールを守ることで信頼を得た経験を話し、組織の土台はお金と決まりの誠実な扱いだと考えている、と伝えるとよいでしょう。

亡国ぼうこくに至いたるを知しらざれば、これ即すなわち亡国ぼうこく。

出典:衆議院への質問書の題名「亡国に至るを知らざれば之即ち亡国の儀に付質問」(1900年2月17日)

出典について青空文庫の本文で確認(質問書の題名。原文「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國」)。

意味と背景

国が滅びかけていることに気づいていないなら、それはもう滅びているのと同じだ、という意味。鉱毒の被害を深刻に受け止めない政府への痛烈な批判として、田中は質問書の題名にこの言葉を掲げた。危機に気づかないことこそ最大の危機だという警告。

座右の銘にするなら・面接での答え方

問題に早く気づく感度を大切にしたい人の座右の銘になります。面接では、小さな異変を見逃さずに報告したことで大きなトラブルを防げた経験を話し、危機に気づく力を持ち続けたいと伝えると、この言葉らしい答えになります。

学者がくしゃがあっても、それを活用かつようしなければ無学むがく同様どうようである。

出典:「公益に有害の鉱業を停止せざるの儀に付質問書」の演説

出典について青空文庫の本文で確認(原文「學者があつても其を活用しなければ無學同樣である」。新字・現代かなに直した)。農商務省が鉱山の害を調べもせず事業を許したことを批判した部分。

意味と背景

役所に学者がいても、その知識を生かさなければ、学者がいないのと同じだ、という意味。足尾銅山の事業を、害を調べもせずに許した農商務省を批判した言葉。知識は持っているだけでは意味がなく、使ってこそ価値があるという教えにもなる。

座右の銘にするなら・面接での答え方

学んだことを実際に生かしたい人の座右の銘です。面接では、授業で学んだ統計の知識をアルバイト先の売上分析に使い、提案が採用された経験を話し、知識は使ってこそ価値があると考えていると伝えるとよいでしょう。

古来こらい斧斤ふきんを入いれない所ところの深山しんざんを一万町いちまんちょうも濫伐らんばつさせて、水源すいげんを涸からすことをさせると云いうは、これは智慧ちえが無ないのではない、悪意あくいである。

出典:「公益に有害の鉱業を停止せざるの儀に付質問書」の演説

出典について青空文庫の本文で確認(原文は旧字。新字・現代かなに直した)。

意味と背景

昔から斧を入れたことのない深い山の木を一万町歩も切らせて、川の水源を涸らしてしまうのは、知恵が足りないのではなく悪意だ、という意味。山を荒らせば川が荒れ、洪水や鉱毒の被害が広がることは分かっていたはずだと、自然破壊を厳しく追及した。

座右の銘にするなら・面接での答え方

自然を守る大切さを表す言葉です。面接では、環境に関わる仕事を志す理由として、目先の利益のために自然を壊すことの怖さをこの言葉から学んだと話すと、問題意識の深さが伝わります。

如此かくのごとくニシテ二十にじゅう年ねん前まえノ肥田沃土ひでんよくどハ今いまヤ化かシテ黄茅白葦こうぼうはくい満目まんもく惨憺さんたんノ荒野こうやト為なレリ。

出典:「直訴状」(明治天皇への直訴、1901年12月10日)

出典について青空文庫の本文で確認。青空文庫の解説のとおり、直訴状は幸徳秋水が起草し、田中正造が手を入れたもの。

意味と背景

こうして二十年前の肥えた豊かな土地は、今や黄色い茅や白い葦ばかりが一面に広がる、見るも無残な荒れ野となってしまった、という直訴状の一節。足尾銅山の鉱毒で田畑が死に、人々が飢えと病に苦しむありさまを、天皇に直接訴えた。

座右の銘にするなら・面接での答え方

座右の銘というより、公害の歴史を伝える言葉です。面接では、環境や地域づくりの仕事を志す理由として、豊かな土地が失われた歴史を学び、二度と繰り返さないために働きたいと話す時に紹介すると説得力があります。

人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/田中正造

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