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肖像画:ニコラ・ド・ラルジリエール『ヴォルテールの肖像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ヴォルテールの名言 ヴォルテール|1694〜1778年|フランス|思想家・作家
18世紀フランスの啓蒙思想家・作家。鋭い皮肉と風刺で教会の権威や不寛容を批判し、宗教の違いによる迫害に抗議した。小説『カンディード』などで知られる。言論の自由や寛容を訴えた生き方から、「意見には反対だが、言う権利は守る」という言葉の作者とされている。
のせている言葉:14こ(出典あり 10・実は言っていない 4)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(14こ) それはよく言ったものです。でも、私たちは自分たち… 働くことは、私たちから三つの大きな不幸を遠ざけて… 理屈をこねずに働こう。それが人生を耐えられるもの… もし神が存在しないなら、神を発明しなければならな… 無実の人を罰するより、罪のある人を救ってしまう危… 寛容とは何か。それは人間であることの特権である。… 道理に合わないことを信じ込ませる権利を持つ者は、… ぜいたく品、それはとても必要なものである。 地上の楽園とは、私が今いるところである。 すべての出来事は、ありうる世界の中で最善のこの世… より良いものは、良いものの敵である。 あなたにばかげたことを信じさせられる者は、あなた… 人々が賢くなればなるほど、人々はより自由になるだ… あなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを言う…
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
それはよく言ったものです。でも、私たちは自分たちの畑を耕さなければなりません。 原文(フランス語) Cela est bien dit, répondit Candide, mais il faut cultiver notre jardin.
出典:小説『カンディード』第30章(結び)(1759年)
出典について 風刺小説『カンディード』の最後の一文(フランス語版Wikisource)。フランス語版Wikiquoteにも載っている。主人公カンディードのせりふとして書かれている。
意味と背景 「この世はすべて最善だ」という理屈をこね続ける先生に対し、さんざん苦労した主人公が最後に出した答え。世界の意味をあれこれ論じるより、目の前の自分の畑、つまり自分にできる仕事を地道に耕すことが大切だ、という意味で今も広く引用される。
座右の銘にするなら・面接での答え方 大きな問題を前に悩んで動けなくなった時、この言葉で「まず自分の持ち場をきちんとやろう」と思えました。理屈より毎日の仕事を丁寧に積み重ねることが、結局は一番の力になると考えています。自分の畑を耕し続けたいです。
働くことは、私たちから三つの大きな不幸を遠ざけてくれる。退屈たいくつ と、悪い行いと、貧しさである。 原文(フランス語) le travail éloigne de nous trois grands maux, l'ennui, le vice, et le besoin.
出典:小説『カンディード』第30章(トルコ人の老人の言葉)(1759年)
出典について 『カンディード』の原文(フランス語版Wikisource)。主人公たちが出会う、小さな畑を家族で耕して穏やかに暮らすトルコ人の老人の言葉。
意味と背景 働いていれば、暇を持て余すこともなく、悪いことを考える余裕もなく、生活に困ることもない、という意味。この老人の質素で満ち足りた暮らしを見て、主人公は「自分たちの畑を耕そう」という結論にたどり着く。働くことの価値を素朴に語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 長い休みに何もせず過ごすと、気分まで落ち込むと感じます。アルバイトを始めてから、毎日に張りが出て生活も整いました。働くことは心と暮らしを支えてくれると実感し、社会人として誠実に働きたいと考えています。
理屈りくつ をこねずに働こう。それが人生を耐た えられるものにする、ただ一つの方法だ。原文(フランス語) Travaillons sans raisonner, dit Martin ; c'est le seul moyen de rendre la vie supportable.
出典:小説『カンディード』第30章(マルタンのせりふ)(1759年)
出典について 『カンディード』の原文(フランス語版Wikisource)。主人公の仲間である、物事を悲観的に見る学者マルタンの言葉。
意味と背景 人生の意味を理屈で考え始めると、悲しいことばかりが目について苦しくなる。それより手を動かして働く方が、人生はずっと生きやすくなる、という意味。この後、仲間たちはそれぞれの得意なことを生かして働き、小さな畑は豊かな実りをもたらした。
座右の銘にするなら・面接での答え方 悩みすぎて動けなくなった時は、まず手を動かすようにしています。部屋を片づけたり、課題を一つ進めたりすると、気持ちが自然と前向きになります。考えすぎず、まず行動することを、仕事でも大切にしたいと考えています。
もし神が存在しないなら、神を発明しなければならないだろう。 原文(フランス語) Si Dieu n'existait pas, il faudrait l'inventer.
出典:『書簡詩』第104(「三人の詐欺師」の著者への手紙)(1769年)
出典について ヴォルテールの詩の形の手紙の一節。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 神を信じることは、人々が悪いことをしないための大切な支えになっている。だから、たとえ神がいなかったとしても、社会には神という考えが必要だ、という意味。教会の横暴を激しく批判したヴォルテールが、信仰そのものの役割は認めていたことを示す言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 座右の銘には向きませんが、「人々が守るべき大きな価値」の大切さを考えさせる言葉です。チームでも、皆が共有できる目標や理念があると、一人ひとりが自分を律して動けます。そうした軸を大切にする人でありたいです。
無実の人を罰ばっ するより、罪のある人を救ってしまう危険を冒おか す方がよい。 原文(フランス語) Il vaut mieux hasarder de sauver un coupable plutôt que de condamner un innocent.
出典:小説『ザディーグ』第6章「大臣」(1747年)
出典について 哲学小説『ザディーグ』の一節。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている(章番号は版によって異なる)。
意味と背景 裁判では、本当は罪のある人をうっかり許してしまうより、罪のない人を罰してしまうことの方がずっと重い過ちだ、という意味。大臣になった主人公ザディーグの裁きの考え方として書かれ、今の「疑わしきは罰せず」の考えにつながっている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 人を疑う時は、決めつける前に必ず事実を確かめるようにしています。間違って責めてしまえば、取り返しのつかない傷を負わせるからです。仕事でも、確かな根拠なしに人を判断しない、公平な人でありたいと考えています。
寛容かんよう とは何か。それは人間であることの特権である。私たちは皆みな 、弱さと過ちでできている。互たが いの愚おろ かさを許し合おう。それが自然の第一の法である。原文(フランス語) Qu'est-ce que la tolérance ? C'est l'apanage de l'humanité. Nous sommes tous pétris de faiblesses et d'erreurs ; pardonnons-nous réciproquement nos sottises, c'est la première loi de la nature.
出典:『哲学辞典』「寛容」の項 第2節(1764年)
出典について 『哲学辞典』の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 人は誰でも弱く、間違いを犯す。だからこそお互いの失敗を許し合うことが、人として最も大切な決まりだ、という意味。宗教の違いで人々が殺し合った時代に、ヴォルテールは寛容こそが争いを終わらせると訴え、無実の罪で処刑された人の名誉回復にも力を尽くした。
座右の銘にするなら・面接での答え方 グループでミスが起きた時、責め合うより「誰でも間違える」と許し合った方が、早く立て直せました。この言葉の通り、寛容さはチームを強くします。仕事でも、人の失敗に寛容で、自分の失敗は素直に認められる人でありたいです。
道理に合わないことを信じ込こ ませる権利を持つ者は、あなたに不正を行わせる権利も持つことになる。 原文(フランス語) Qui est en droit de vous rendre absurde est en droit de vous rendre injuste.
出典:『奇跡に関する問い』(1765年)
出典について 宗教の奇跡を論じた文章の一節。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 人にばかげたことを信じさせることができる者は、同じやり方で人に不正なことをさせることもできる、という警告。考える力を手放して誰かの言うことをうのみにすると、やがて悪いことにも従わされてしまう。自分の頭で考える大切さを説いた言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 根拠のないうわさを信じて友人を誤解した経験から、この言葉を大切にしています。何かを信じる前に、自分で確かめるようにしています。仕事でも、おかしいと感じたら立ち止まって考え、流されない人でありたいと思っています。
ぜいたく品、それはとても必要なものである。 原文(フランス語) Le superflu, chose très nécessaire
出典:詩『社交家(ル・モンダン)』(1736年)
出典について ヴォルテールの詩の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 なくても生きていけるはずのぜいたく品が、実は商売や貿易を生み、世界を結びつけ、人々の暮らしを豊かにしている、という逆説。ぜいたくを悪とする昔ながらの考えに反論し、楽しみや便利さを求める心が文明を進めると、軽やかに歌っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 必要最低限だけでは心が乾いてしまうと感じます。好きな本や音楽といった「なくてもいいもの」が、毎日の活力になっています。仕事でも、お客様の暮らしを少し楽しくする「プラスアルファ」を大切にしたいと考えています。
地上の楽園とは、私が今いるところである。 原文(フランス語) Le paradis terrestre est où je suis.
出典:詩『社交家(ル・モンダン)』(結び)(1736年)
出典について ヴォルテールの詩の最後の一行(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 学者たちが聖書の楽園がどこにあったかを探しているが、楽園を遠くに探す必要はない。今自分が暮らしているこの場所こそが楽園だ、という意味。今の生活の楽しさを肯定するヴォルテールらしい明るい言葉で、幸せは足元にあると教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 どこか遠くに理想の場所を探すより、今いる場所を楽しくする方がいいと思っています。アルバイト先でも、自分から雰囲気を明るくする工夫をしてきました。どの職場でも、そこを楽しい場所にできる人でありたいです。
すべての出来事は、ありうる世界の中で最善のこの世界で、つながり合っている。 原文(フランス語) Tous les événements sont enchaînés dans le meilleur des mondes possibles
出典:小説『カンディード』第30章(パングロスのせりふ)(1759年)
出典について 『カンディード』の原文。フランス語版Wikiquoteに載っている。ヴォルテール自身の考えではなく、楽天的すぎる哲学を皮肉るために、家庭教師パングロスに言わせたせりふ。
意味と背景 どんなにひどい目にあっても「すべては最善のためだ」と言い張る先生パングロスの口ぐせ。ヴォルテールは、大地震や戦争の悲惨さを前にしても理屈で片づける楽観主義を、この人物を通して笑い飛ばした。言葉そのものより、その皮肉を味わう一文。
座右の銘にするなら・面接での答え方 座右の銘には向きませんが、つらいことを無理に「全部よかった」と片づけない大切さを教えてくれます。前向きさは大事ですが、問題から目をそらさず向き合う人でありたいです。仕事でも、課題を正直に見つめたいと考えています。
より良いものは、良いものの敵である。 原文(フランス語) Dans ses écrits un sage Italien Dit que le mieux est l'ennemi du bien
出典:物語詩『気むずかし屋の女』冒頭(「イタリアの賢者の言葉」として紹介)(1772年)
本当の出どころ ヴォルテールの名言として有名だが、ヴォルテール自身が詩の冒頭で「あるイタリアの賢者が書物の中で言うには」と、イタリアのことわざとして紹介している(フランス語版Wikisource)。広めたのはヴォルテールだが、作者は本人ではない。
意味と背景 もっと良くしようと手を加え続けると、せっかくの良いものまで台無しにしてしまう、という意味。ヴォルテールは、知恵や優しさは高めてよいが、それ以外では理想を追いすぎず今の幸せを大切にせよと続け、高望みして不幸になる女性の物語を語った。
この言葉の使い方 資料を完璧にしようと直し続けて締め切りに遅れた反省から、この言葉を大切にしています。ほどよいところで仕上げる判断も大事です。ただ作者はヴォルテール自身ではなく、彼が紹介したイタリアのことわざだと添えています。
あなたにばかげたことを信じさせられる者は、あなたに残虐ざんぎゃく なことをさせることもできる。 原文(フランス語) Ceux qui peuvent vous faire croire à des absurdités peuvent vous faire commettre des atrocités.
出典:この形の文はヴォルテールの著作になし(フランス語版Wikiquote「Citations apocryphes」)
本当の出どころ ヴォルテールの名言として世界中で引用されるが、フランス語版Wikiquoteによれば、この形の文は著作にない。『奇跡に関する問い』(1765年)の「道理に合わないことを信じ込ませる権利を持つ者は、不正を行わせる権利も持つ」を、後の人が強い言葉に言いかえたもの。
意味と背景 考える力を失って人の言葉をうのみにすると、恐ろしい行いにまで引き込まれてしまう、という警告。中身はヴォルテールの本当の考えに近いが、「残虐」という強い言葉を使ったこの言い回しは、後の時代に作られたものである。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、本物の原文「道理に合わないことを信じ込ませる者は、不正を行わせることもできる」の方をすすめます。面接では、言葉が言いかえられて強まっていく例として話すと、確かめる姿勢が伝わります。
人々ひとびと が賢かしこ くなればなるほど、人々ひとびと はより自由になるだろう。原文(フランス語) Plus les hommes seront éclairés, et plus ils seront libres.
出典:ヴォルテールの著作に見当たらず(フランス語版Wikiquote「Citations apocryphes」)
本当の出どころ 思想家コンドルセがヴォルテールの『奇跡に関する問い』の言葉として紹介したが、フランス語版Wikiquoteによれば、その著作にこの文は見当たらない。
意味と背景 人々が知識を身につけ、物事を正しく考えられるようになれば、権力や迷信に支配されず、より自由に生きられるようになる、という啓蒙思想の考え。ヴォルテールの考えをよく表しているが、本人の文としては確かめられていない。
この言葉の使い方 学ぶことは自分を自由にしてくれると信じています。知識が増えるほど選べる道も広がると実感してきました。ただこの言葉はヴォルテールの原文では確認できないので、紹介する時は「ヴォルテールの考えを表した言葉」と伝えます。
あなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを言う権利は命をかけて守る。 原文(英語) I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.
出典:ヴォルテールの著作になし。1906年に英国で出たヴォルテールの評伝の一文(英語版Wikiquote「Misattributed」)
本当の出どころ ヴォルテールの言葉として世界中で引かれるが、本人の著作や手紙にはない。英語版Wikiquoteによれば、1906年に英国で出版された評伝『ヴォルテールの友人たち』の中で、著者がヴォルテールの考え方を説明するために書いた一文が、のちにヴォルテール本人の言葉として広まった。
意味と背景 自分と違う意見でも、それを口にする自由は守らなければならないという、言論の自由の考えを力強く表した言葉。ヴォルテールの生き方をよく表しているが、本人の言葉そのものではない。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、意見の違う人と向き合う姿勢として。面接では、話し合いで反対意見の人にも最後まで話してもらい、よりよい案にまとまった経験を話すとよい。「本人ではなく伝記作者の要約」と添えられると、深く調べたことが伝わる。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB
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