受験生に贈る名言20選|勉強がつらい時に効く言葉と励ましの一言
公開:2026-10-14 更新:2026-10-20

受験勉強は、長い一本道を一人で歩くようなものです。毎日机に向かっても、成績がすぐに上がるわけではありません。模試の判定に落ち込んだり、周りの友だちが自分より先に進んでいるように見えて焦ったりする日もあるはずです。
そんな時に支えになるのが、昔の人が残した言葉です。この記事では、受験生に贈りたい名言を20個選びました。名言サイトによくある「誰が言ったか分からない言葉」は外し、本や手紙など、どこに書かれているかを確かめられたものだけを集めています。それぞれに「受験生にどう効くか」の一言を添えました。後半には、受験生に送れる合格祈願・応援メッセージの例文も10個用意しています。
勉強が続かない時に効く名言
受験勉強でいちばん難しいのは、実は「難しい問題を解くこと」ではなく「毎日続けること」です。やる気が出ない日に読み返したい、積み重ねの言葉から紹介します。
学問の大禁忌は作輟なり。
吉田松陰出典あり出典:『講孟余話』(1855年)
「今日は気分が乗らないから休み」を繰り返すのが一番の遠回り。量は少なくていいので、ゼロの日を作らないことが合格への近道です。
この言葉の意味と使い方 →小さな一撃も、重ねれば大きな樫の木を倒す。
フランクリン出典あり出典:『貧しいリチャードの暦』1750年版
英単語10個、計算問題3問。その一振りは小さくても、半年続ければ大木が倒れます。今日の一振りをばかにしないでください。
この言葉の意味と使い方 →跬歩を積まざれば、以て千里に至る無し。小流を積まざれば、以て江海を成す無し。
荀子出典あり出典:『荀子』勧学篇
志望校までの道のりが遠く見える時ほど、足元の半歩に集中しましょう。千里の道も、半歩の合計でしかありません。
この言葉の意味と使い方 →力れば必ず達す
嘉納治五郎出典あり出典:嘉納が揮毫した語句(解説は「嘉納先生揮毫の語句の解説」『柔道』1952年)
柔道の父が好んで書いた三文字です。人の何倍もやれば、必ず届く。苦手科目の前で心が折れそうな時に、机の前に貼っておきたい言葉です。
この言葉の意味と使い方 →天才とは、1%のひらめきと99%の汗である。
エジソン出典あり出典:1927年の手紙で「確かに私が言った」と認め、1932年『ハーパーズ・マンスリー』9月号でも繰り返している。1901年には既にエジソンの言葉として新聞に出ている
ひらめきに見える天才も、中身は試しては失敗する地道な作業だったというのがエジソン本人の説明です。センスがないと悩むより、手を動かした量を信じましょう。
この言葉の意味と使い方 →勉強のやり方に迷った時に効く名言
がむしゃらに時間をかけても、やり方がずれていると成績は伸びません。勉強の「方法」について、昔の人はとても実用的な言葉を残しています。
学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし。
論語出典あり出典:『論語』為政第二 第15章(二之十五)
解説を読むだけ、ノートをきれいに写すだけの勉強は「学びて思わざる」状態。自分で解いて、なぜそうなるかを考える時間をセットにしましょう。
この言葉の意味と使い方 →考えを順序立てて進めること。最も単純で分かりやすいものから始め、少しずつ、段階を踏んで、最も複雑なものの理解へと上っていく。
デカルト出典あり出典:デカルト『方法序説』第2部(四つの規則の第三)
いきなり難関大の過去問に挑んで自信をなくすより、基礎問題から一段ずつ上るほうが結局は早い。復習の順番に迷った時の道しるべになります。
この言葉の意味と使い方 →たくさん詰め込んだ頭より、よくできた頭を。
モンテーニュ出典あり出典:『エセー』第1巻 第26章「子どもの教育について」
覚えた量より、覚えたことを使って考えられるかが試験で問われます。暗記した知識で一度問題を説明してみると、本当に分かっているかが見えてきます。
この言葉の意味と使い方 →彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。
孫子出典あり出典:『孫子』謀攻第三
「彼」は志望校の出題傾向、「己」は自分の得意・苦手。過去問を分析して、自分の弱点表と照らし合わせることが、負けない受験の土台です。
この言葉の意味と使い方 →初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢をたのみて、初めの矢になおざりの心あり。
兼好法師出典あり出典:『徒然草』第九十二段
「浪人すればいい」「後期試験がある」と思った瞬間、今の一本が甘くなります。どの試験も、この一本で決めるつもりで準備しましょう。
この言葉の意味と使い方 →周りと比べて焦った時に効く名言
塾の友だちの偏差値、SNSで流れてくる勉強時間の報告。比べ始めると、自分だけが遅れている気がしてきます。そんな焦りをしずめてくれる言葉です。
ゆっくりとしか歩かない人でも、いつもまっすぐな道を行くなら、走りながら道をそれる人よりずっと先へ進める。
デカルト出典あり出典:デカルト『方法序説』第1部
速く進んでいるように見える人が、正しい方向へ進んでいるとは限りません。自分の計画を信じて、まっすぐ歩き続けた人が最後に届きます。
この言葉の意味と使い方 →すべての戦士の中で最も強いのは、この二つ――時間と忍耐だ。
トルストイ出典あり出典:『戦争と平和』第10編第16章(クトゥーゾフ将軍の言葉)
受験は短距離走ではなく長期戦です。焦って問題集を次々に変えるより、時間をかけて一冊をやり切る忍耐のほうが強い武器になります。
この言葉の意味と使い方 →賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。
福沢諭吉出典あり出典:『学問のすすめ』初編
差を生むのは生まれつきの頭の良さではなく、学んだかどうか。今の成績の差は、これからの学び方しだいでいくらでも縮められます。
この言葉の意味と使い方 →一日をいたずらに使うことなかれ。この一日は惜しむべき重宝なり。
道元出典あり出典:『正法眼蔵』行持
「明日からがんばる」の明日は、なかなか来ません。今日という一日は二度と戻らない宝物。スマホを置いて、今日の一ページを開きましょう。
この言葉の意味と使い方 →早寝早起きは、人を健康に、豊かに、賢くする。
フランクリン出典あり出典:『貧しいリチャードの暦(Poor Richard's Almanack)』1735年版
夜中まで起きて勉強するより、早く寝て朝に頭が冴えた状態で解くほうが身につきます。本番は朝から始まるので、生活の時間を今から試験に合わせておきましょう。
この言葉の意味と使い方 →模試の結果に落ち込んだ時・本番前に効く名言
判定がEだった。過去問で点が取れなかった。本番が近づくと不安で眠れない。心が折れそうな時に、もう一度前を向かせてくれる言葉を集めました。
人生は誰にとっても楽なものではありません。でも、それが何だというのでしょう。私たちには根気が、そして何より自分を信じる心が必要なのです。
キュリー夫人出典あり出典:兄ユゼフへの手紙(1894年)。娘が書いた伝記『キュリー夫人伝』(1937年)に収録
楽な受験生活を送っている人はいません。屋根裏部屋で寒さに耐えて勉強した若いマリーも同じでした。必要なのは、根気と自分を信じる心だけです。
この言葉の意味と使い方 →朝の来ない夜は長い。(明けない夜はない)
シェイクスピア出典あり出典:『マクベス』第4幕第3場(マルコムの台詞、場の最後の一行)
結果が出ない時期は、長い夜のように感じます。でも朝の来ない夜はありません。今のつらさは、合格の朝へ向かう途中にすぎません。
この言葉の意味と使い方 →法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる。
日蓮出典あり出典:『妙一尼御前御消息』(妙一尼への手紙)
受験の季節はちょうど冬。でも冬は必ず春になります。合格発表の頃には、本物の春がやってきます。
この言葉の意味と使い方 →誰の身にも、その人が耐えられないことは起こらない。
マルクス・アウレリウス出典あり出典:『自省録』第5巻 第18節
本番前の不安は、試験の本当の重さより大きく感じるものです。ここまで耐えてきたあなたなら、当日の数時間も必ず乗り切れます。
この言葉の意味と使い方 →人事を尽くして天命を待つ
出典:宋の胡寅『読史管見』
やれることをやり切ったら、あとは落ち着いて当日を迎えるだけ。前日は新しい問題に手を出さず、これまでの自分を信じて早めに休みましょう。
この言葉の意味と使い方 →ちなみに、勉強の名言としてよく紹介される「少年老い易く学成り難し」は、長く中国の朱熹(朱子)の詩とされてきましたが、実は本人の詩文集に見当たらず、日本の禅僧の作である可能性が高いとされています。名言の中には、こうした「本当は別の人の言葉」も少なくありません。くわしくは当サイトの「実は言っていない名言」の記事で紹介しています。
受験生に送れる合格祈願・応援メッセージの例文10個
家族や友だち、先輩として受験生を応援したい時に、そのまま使える一言を用意しました。上で紹介した名言を下敷きにしたものもあります。LINEやメッセージカード、お守りに添える手紙などに使ってください。
- 毎日コツコツ積み重ねてきたこと、ちゃんと見てたよ。小さな一振りでも大きな木は倒れる。自分の積み重ねを信じてね。
- 冬は必ず春になる。合格の春を一緒に迎えよう。応援してるよ。
- 人事を尽くして天命を待つ。ここまでやり切ったんだから、あとは落ち着いていつもの力を出すだけ。
- 明けない夜はないよ。今がいちばんしんどい時期だと思うけど、終わったら好きなもの食べに行こう。
- 周りと比べなくて大丈夫。自分のペースでまっすぐ進んだ人が、最後にちゃんと届くから。
- 本番当日は、問題用紙の向こうに今までがんばってきた自分がいると思って。肩の力を抜いていってらっしゃい。
- がんばれ、より、がんばってきたね、と言いたい。その努力は試験の結果がどうでも消えないよ。
- 前の日はしっかり寝てね。早寝早起きは、健康にも点数にも効くらしいよ。
- 受験が終わったら、たくさん話を聞かせてね。合格を心から祈ってます。
- あなたが机に向かった時間は、ちゃんと力になってる。自信を持って、最後まで駆け抜けて。
応援メッセージを書く時は、いくつか気をつけたい点があります。まず、受験生は「落ちる」「すべる」「散る」といった言葉に敏感になっていることが多いので、冗談でも避けたほうが安心です。また、毎日限界までがんばっている人に「もっとがんばれ」と言うと、追い詰めてしまうことがあります。「がんばってきたね」「見ていたよ」と、これまでの努力を認める言葉のほうが、受け取る側の心に届きやすいものです。
短いメッセージで十分です。長い文章より、相手の努力を一つ具体的に挙げて「それをちゃんと見ていた」と伝えるほうが、ずっと励みになります。
資格試験の受験生にも 簿記と税理士試験に挑む人のブログ
受験は大学入試だけではありません。社会に出てから、働きながら資格試験に挑む人もたくさんいます。仕事や家事の合間に机に向かう毎日は、学生の受験とはまた違ったつらさがあります。
簿記1級に合格し、いまは税理士試験に挑戦している方が書いている簿記ブログめざすよは、そんな大人の受験生の心強い味方です。「【簿記】電卓はカシオなのかシャープなのか問題」では、実際に2台の電卓を使い比べて、試験で使いやすい機種を受験生の目線で比べています。検定試験を受けてきた感想も、勉強時間や当日の様子まで正直に書かれていて、「自分もがんばろう」と思わせてくれます。
まとめ:名言は「続けるための道具」
今回紹介した名言を読み比べると、時代も国も違う人たちが、そろって同じことを言っているのが分かります。大きな結果は小さな積み重ねからしか生まれないこと。焦らず、正しい方向へ進み続けること。そして、つらい時期は必ず終わるということです。
名言は読んで感動するためだけのものではありません。気に入った一つを手帳の表紙やスマホの待ち受け、机の前に貼っておけば、やる気が落ちた日に自分を立て直すための道具になります。受験生のみなさんが、自分に合った言葉を一つ見つけて、春まで走り切れることを応援しています。
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