写真:Theodore C. Marceau(1913年)/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)(ファイルのページ)カーネギーの名言
アンドリュー・カーネギー|1835〜1919年|スコットランド→アメリカ|実業家・慈善家
スコットランドの貧しい織物職人の家に生まれ、12歳で一家とともにアメリカへ渡った。糸巻き工場や電報配達の少年から身を起こし、鉄道会社を経て製鉄業で巨万の富を築き「鉄鋼王」と呼ばれた。晩年は「富は社会に返すべきだ」と説いて財産のほとんどを寄付し、世界各地に約2,500の図書館やカーネギー・ホールなどを建てた。
のせている言葉:13こ(出典あり 12・伝承・出典未確認 1)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(13こ)
- 金持ちのまま死ぬ者は、不名誉のうちに死ぬのである…
- 卵は全部一つのかごに入れよ。そして、そのかごをよ…
- 明るい性格は、財産よりも価値がある。
- その後、私は何百万ドルも稼いだが、どの百万ドルも…
- 図書館の根本的な良さは、ただでは何も与えないこと…
- 若者は、知識を自分の力で身につけなければならない…
- 私は、自分の足がはしごにかかったと感じ、必ず登っ…
- 機会をつかまないのは、大きな間違いである。
- 事務所の掃除から始める少年の中にこそ、思わぬ逸材…
- 「すべては良くなっていくのだから、すべては良い」…
- 神への最高の礼拝とは、人に尽くすことである。
- あり余る富は神聖な預かりものと考え、持ち主が生き…
- ここに眠るのは、自分より賢い人々を周りに集める方…
それぞれの名言に、出典(どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり伝承・出典未確認実は言っていない)をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
金持ちのまま死ぬ者は、不名誉のうちに死ぬのである。
原文(英語)The man who dies thus rich dies disgraced.
出典:論文「富」(『ノース・アメリカン・レビュー』1889年6月号 664ページ)
出典についてのちに『富の福音』として知られる論文の一節。英語版Wikiquoteに載っている。
意味と背景
大きな富を築いた人は、それを生きているうちに社会のために役立てる責任があり、使い道を考えずにため込んだまま死ぬのは恥だという意味。カーネギーはこの考えを自ら実行し、引退後は財産の大半を図書館や教育、平和のために寄付した。
座右の銘にするなら・面接での答え方
お金は使い方で価値が決まると、この言葉から学びました。アルバイト代の一部を毎月、地元の子ども食堂に寄付しています。稼ぐ力をつけると同時に、それを人のために生かせる人になることが、私の目標です。
卵は全部一つのかごに入れよ。そして、そのかごをよく見張れ。
原文(英語)put all your eggs in one basket, and then watch that basket.
出典:カリー商業学校での講演「事業成功への道」(ピッツバーグ、1885年6月23日)
出典について若者に向けた講演の一節。英語版Wikiquoteに載っている。ことわざ「卵を一つのかごに盛るな(分散せよ)」を逆手に取った言葉で、作家マーク・トウェインの小説にも似た言い回しがある。
意味と背景
あれこれ手を広げて力を分けるより、一つの事業に全力を集中し、その代わり細心の注意を払って守れ、という意味。カーネギー自身、鉄鋼業に資金と力を集中させて成功した。分散が常識とされる中で、集中の強さを説いた言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方
いろいろな習い事を少しずつやって、どれも中途半端だった経験があります。高校からは陸上一本に絞り、毎日記録をつけて管理したら県大会に出られました。一つに打ち込み、それを丁寧に見守る姿勢を仕事でも貫きたいです。
明るい性格は、財産よりも価値がある。
原文(英語)A sunny disposition is worth more than fortune.
出典:『カーネギー自伝』第1章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景
巨万の富を築いたカーネギーが、お金よりも明るい心の方がずっと大切だと語った言葉。苦しい時でも物事の良い面を見られる性格は、どんな財産よりも人生を豊かにしてくれる。若者には、そうした心を育てるよう勧めている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
家計が苦しかった時期も、母が明るく笑っていたおかげで家族は前向きでいられました。この言葉の通り、明るさは何より大きな財産だと思います。職場でも明るい雰囲気を作れる人として、チームに貢献したいです。
その後、私は何百万ドルも稼いだが、どの百万ドルも、初めての週給ほど私を幸せにはしなかった。
原文(英語)I have made millions since, but none of those millions gave me such happiness as my first week's earnings.
出典:『カーネギー自伝』第3章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。13歳で糸巻き工場で働き始めた時の週給(1ドル20セント)を振り返った言葉。
意味と背景
貧しい家計を助けるために初めて自分で稼いだお金は、のちの莫大な富よりも大きな喜びをくれたという意味。お金の価値は額の大きさではなく、そこにこめられた努力と、家族の役に立てた誇りにあることを教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方
初めてのアルバイト代で両親に食事をごちそうした時の喜びは、今も忘れられません。この言葉に深く共感します。働く喜びの原点を忘れず、誰かの役に立てる手ごたえを大切にしながら仕事に取り組みたいです。
図書館の根本的な良さは、ただでは何も与えないことにある。
原文(英語)The fundamental advantage of a library is that it gives nothing for nothing.
出典:『カーネギー自伝』第4章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。少年時代に働く若者へ蔵書を開放してくれたアンダーソン大佐の思い出を語る中の言葉。
意味と背景
図書館は本を自由に貸してくれるが、そこから何かを得るには、自分で読み、考える努力が必要だという意味。施しではなく、努力する人に機会を与える場所だからこそ価値がある。この考えから、カーネギーは世界中に図書館を寄贈した。
座右の銘にするなら・面接での答え方
受験勉強は図書館の自習室で続けました。この言葉の通り、場所や本があっても、自分が動かなければ何も身につきません。与えられた環境を生かすのは自分の努力しだいだと考え、入社後も研修を最大限生かしたいです。
若者は、知識を自分の力で身につけなければならない。これから逃れる道はない。
原文(英語)Youths must acquire knowledge themselves. There is no escape from this.
出典:『カーネギー自伝』第4章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景
学校にほとんど通えなかったカーネギーは、仕事の合間に借りた本で独学した。知識は誰かが頭に入れてくれるものではなく、自分で取りに行くしかないという、自らの体験から出た言葉。学びの主役は自分自身だと教えている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
授業を聞くだけで分かったつもりになっていた時は成績が伸びませんでした。自分で問題を解き、調べるようになって初めて力がつきました。社会に出ても、教わるのを待たずに自分から学びに行く人でありたいです。
私は、自分の足がはしごにかかったと感じ、必ず登っていくのだと思った。
原文(英語)I felt that my foot was upon the ladder and that I was bound to climb.
出典:『カーネギー自伝』第3章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。14歳で電報配達の少年として雇われた時の気持ちを書いた一節。
意味と背景
工場の地下で働いていた少年が、明るい電信局の仕事を得た時、ここから人生が上向いていくと確信した瞬間を語った言葉。小さな仕事でも、それを出発点と考えれば、上へ登るはしごの一段目になるという前向きな姿勢が表れている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
初めてのアルバイトは皿洗いでしたが、ここからはしごを登るつもりで働き、半年後にはホールを任されました。どんな仕事も最初の一段だと思えば、全力で取り組めます。入社後も、与えられた仕事を足がかりに成長したいです。
機会をつかまないのは、大きな間違いである。
原文(英語)It is a great mistake not to seize the opportunity.
出典:『カーネギー自伝』第3章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景
チャンスはいつも目の前に来るわけではなく、来た時にすぐつかまなければ過ぎ去ってしまうという意味。カーネギーは電報配達の少年時代、電信の打ち方を自分から覚え、技師の代わりを買って出たことで道を開いた。その経験からの言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方
先生に「発表をやってみないか」と言われ、迷いながらも引き受けたことで、人前で話す自信がつきました。チャンスは準備ができてから来るとは限りません。仕事でも声がかかったら、まず「やります」と言える人でありたいです。
事務所の掃除から始める少年の中にこそ、思わぬ逸材がいると心得よ。
原文(英語)Let him look out for the 'dark horse' in the boy who begins by sweeping out the office.
出典:『カーネギー自伝』第3章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。裕福な家の息子たちに向けた警告として書かれている。
意味と背景
恵まれた家の若者が本当に警戒すべきなのは、下働きから始めた貧しい少年だという意味。カーネギー自身も電信局の掃除から始めた。地道な仕事を任された人ほど、見えないところで力をつけ、いつか大きく伸びるという実感がこもっている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
部活で1年生の時は球拾いばかりでしたが、そこで先輩のプレーを観察し続けたことが後に生きました。地味な仕事にも学びがあると思っています。新人の時は雑用こそ丁寧にこなし、そこから成長していきたいです。
「すべては良くなっていくのだから、すべては良い」が私の座右の銘となり、本当の心の支えとなった。
原文(英語)"All is well since all grows better" became my motto, my true source of comfort.
出典:『カーネギー自伝』第25章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。哲学者ハーバート・スペンサーの進化の考えに影響を受けて、この言葉を座右の銘にしたと書いている。
意味と背景
世の中は少しずつ良い方向へ進んでいるのだから、今がどうであれ、すべては良い流れの途中にある、という楽観的な信念。宗教上の悩みを抱えていた若いカーネギーが、進歩を信じることで心の安らぎを得たと語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方
うまくいかない時も、長い目で見れば良くなっていると信じるようにしています。浪人の一年もこの言葉で前を向けました。仕事でも、目の前の失敗に落ち込みすぎず、少しずつ良くしていく姿勢を大切にしたいです。
神への最高の礼拝とは、人に尽くすことである。
原文(英語)The highest worship of God is service to Man.
出典:『カーネギー自伝』第25章(1920(死後出版)年)
出典について『カーネギー自伝』の原文(Project Gutenberg)。
意味と背景
祈りや儀式よりも、実際に人の役に立つ行いこそが、最も尊い信仰の形だという考え。カーネギーは特定の教会の教えから距離を置いたが、図書館や学校、平和のための寄付を通して、人に尽くすことを生き方の中心にすえた。
座右の銘にするなら・面接での答え方
形だけの善意より、実際に誰かの役に立つ行動を大切にしたいと思い、この言葉を選びました。介護施設のボランティアで、話し相手になるだけで喜ばれた経験があります。仕事でも人の役に立つことを一番に考えたいです。
あり余る富は神聖な預かりものと考え、持ち主が生きているうちに社会のために使うべきである。
原文(英語)surplus wealth should be considered as a sacred trust, to be administered during the lives of its owners
出典:論文「慈善の最良の分野」(『ノース・アメリカン・レビュー』1889年12月号 684ページ)
出典について論文「慈善の最良の分野」の一節。英語版Wikiquoteに載っている。
意味と背景
必要以上の財産は自分のものというより、社会から預かったものだと考え、生きているうちに世の中のために使え、という意味。カーネギーは遺産を子に残すより、自ら使い道を考えて寄付する方が、富を正しく生かせると考えた。
座右の銘にするなら・面接での答え方
自分の持っている時間や知識も「預かりもの」と考え、後輩の勉強を見ることにしています。余った力を周りに還すと、自分も成長できます。仕事で得た経験も、チームの皆に共有できる人でありたいと思っています。
ここに眠るのは、自分より賢い人々を周りに集める方法を知っていた男である。
原文(英語)Here lies a man who knew how to enlist in his service better men than himself.
出典:墓碑銘として語られる言葉(自伝・Wikiquoteに本文なし)
出典についてカーネギーが自分の墓に刻みたいと言った言葉として昔から語られるが、実際の墓には刻まれておらず、本人の著作での出典は確かめられない。自伝第2章には「自分より物事をよく知る人を見分けて選ぶ力」が成功の理由だという、同じ趣旨の記述がある。
意味と背景
自分一人の力ではなく、自分より優秀な人を見つけて力を貸してもらえたことこそが成功の理由だ、という謙虚な言葉。実際にカーネギーは、製鉄の専門家や有能な経営者を見いだして任せることで、巨大な会社を築き上げた。
座右の銘にするなら・面接での答え方
リーダーの役目は全部自分でやることではなく、得意な人を見つけて任せることだと、この言葉から学びました。学園祭では絵の上手な友人に看板を任せて大成功しました。人の力を生かせるリーダーを目指しています。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/アンドリュー・カーネギー
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