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肖像画:モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール『ジャン=ジャック・ルソーの肖像』(パブリックドメイン)(ファイルのページ ) ルソーの名言 ジャン=ジャック・ルソー|1712〜1778年|ジュネーヴ→フランス|思想家・作家
ジュネーヴ生まれの思想家・作家。『社会契約論』で人民が国の主権を持つという考えを示し、フランス革命に大きな影響を与えた。教育論『エミール』では子どもの自然な成長を大切にする教育を説いた。自伝『告白』も有名で、「自然に帰れ」の言葉で知られる。
のせている言葉:14こ(出典あり 13・実は言っていない 1)更新:2026-10-20
この人の名言の一覧(14こ) 人間は自由なものとして生まれた。しかし、いたると… 最も強い者でも、力を権利に、服従を義務に変えない… 万物をつくる者の手を離れる時、すべては善いもので… 植物は栽培によって形づくられ、人間は教育によって… 生きるとは、呼吸することではない。行動することだ… 最も長く生きた人とは、最も多くの年を数えた人では… 教育で最も大切で、最も役に立つ決まりは何か。それ… 私は、偏見にとらわれた人間であるより、逆説を語る… 子どもを教えることは、時間を得るために時間を失う… 社会は人間を通して、人間は社会を通して研究しなけ… 私は、これまで例がなく、これからもまねする人のい… 私が他の人より優れているとは言わない。少なくとも… とうとう私は、ある身分の高い姫君の苦しまぎれの言… 自然に帰れ。
それぞれの名言に、出典 (どの本・手紙・演説か)と、確かさのしるし(出典あり 伝承・出典未確認 実は言っていない )をつけています。外国語の言葉は運営者が原文から訳しました。
人間は自由なものとして生まれた。しかし、いたるところで鎖くさり につながれている。 原文(フランス語) L'homme est né libre, et partout il est dans les fers.
出典:『社会契約論』第1編 第1章(1762年)
出典について 『社会契約論』の書き出しに近い一文。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている。
意味と背景 人は生まれながらに自由であるはずなのに、実際の社会では身分や権力や貧しさに縛られて生きている、という意味。ルソーは、どうすれば人々が自分たちで決めた正しい決まりのもとで自由に生きられるかを考え、その答えを『社会契約論』で示した。
座右の銘にするなら・面接での答え方 座右の銘というより、自分を縛っているものは何かを考えさせてくれる言葉です。周りの目や思い込みに縛られていないか、時々見直すようにしています。自分の意思で選び、責任を持って行動できる人でありたいと考えています。
最も強い者でも、力を権利に、服従を義務に変えない限り、いつまでも支配者でいられるほど強くはない。 原文(フランス語) Le plus fort n'est jamais assez fort pour être toujours le maître, s'il ne transforme sa force en droit et l'obéissance en devoir.
出典:『社会契約論』第1編 第3章「最も強い者の権利について」(1762年)
出典について 『社会契約論』の原文。フランス語版Wikiquoteに出典つきで載っている(後半は同じ文の続き)。
意味と背景 力ずくで人を従わせても、それはもっと強い者が現れるまでしか続かない。人を長く導くには、力ではなく、皆が正しいと認める決まりと納得が必要だ、という意味。リーダーの力の根っこは腕力ではなく信頼にあることを教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 部活のキャプテンになった時、命令するだけでは誰もついてこないと痛感しました。理由を説明し、皆が納得して動ける形にしたらチームがまとまりました。力ではなく納得で人を動かせるリーダーを目指しています。
万物をつくる者の手を離はな れる時、すべては善いものである。だが、人間の手に渡わた ると、すべてが悪くなる。 原文(フランス語) Tout est bien sortant des mains de l'Auteur des choses, tout dégénère entre les mains de l'homme.
出典:『エミール』第1編(書き出し)(1762年)
出典について 教育論『エミール』冒頭の原文(フランス語版Wikisource)。フランス語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 自然は本来よいものを生み出すのに、人間が自分の都合でいじり回すことで、かえって悪くしてしまう、という意味。子どもも生まれつき善いものを持っているのだから、大人が型にはめて歪めるのではなく、その自然な成長を助けることが教育だとルソーは説いた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 小さな子どもの好奇心を、大人が「ダメ」と止めすぎてしまう場面を見て、この言葉を思い出しました。人の良さを生かすには、余計な手を加えすぎないことも大切です。後輩の個性を伸ばせる先輩でありたいと考えています。
植物は栽培さいばい によって形づくられ、人間は教育によって形づくられる。 原文(フランス語) On façonne les plantes par la culture, et les hommes par l'éducation.
出典:『エミール』第1編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 植物が育て方によって大きく育ったりしおれたりするように、人間も受ける教育によってどんな人になるかが決まっていく、という意味。人は大きく強く生まれても、使い方を学ばなければ何もできない。だからこそ教育が必要だとルソーは説いた。
座右の銘にするなら・面接での答え方 同じ苗でも、水や日当たりで育ち方が全く違うと、家庭菜園で知りました。人も同じで、どんな環境で学ぶかが大切だと思います。将来は後輩が伸び伸び育つ環境を作れる人になりたいと考えています。
生きるとは、呼吸することではない。行動することだ。 原文(フランス語) Vivre, ce n'est pas respirer, c'est agir
出典:『エミール』第1編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。フランス語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 ただ息をして過ごしているだけでは、生きているとは言えない。体や感覚や能力を使い、自分が存在している実感を味わうことこそが生きることだ、という意味。子どもを過保護に守るより、自分で動いて生きる力を育てよとルソーは説いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 家でゴロゴロ過ごした休日より、ボランティアに参加した日の方が「生きている」と感じました。この言葉の通り、行動することで人生は豊かになります。仕事でも、考えるだけでなく実際に動ける人でありたいです。
最も長く生きた人とは、最も多くの年を数えた人ではなく、最も深く人生を感じた人である。 原文(フランス語) L'homme qui a le plus vécu n'est pas celui qui a compté le plus d'années, mais celui qui a le plus senti la vie.
出典:『エミール』第1編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。フランス語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 人生の長さは年数ではなく、どれだけ心を動かし、生きている実感を味わったかで決まる、という意味。ルソーは続けて「百歳で葬られても、生まれた時に死んでいたような人もいる」と書いている。一日一日を深く味わうことの大切さを教える言葉。
座右の銘にするなら・面接での答え方 祖父は「長生きより、毎日を楽しんだかどうかだ」とよく言っていました。この言葉と重なります。毎日を何となく過ごすのではなく、心が動く経験を大切にし、仕事でも充実した時間を積み重ねたいと考えています。
教育で最も大切で、最も役に立つ決まりは何か。それは時間を稼かせ ぐことではなく、時間を失うことだ。 原文(フランス語) la plus importante, la plus utile règle de toute l'éducation ? ce n'est pas de gagner du temps, c'est d'en perdre.
出典:『エミール』第2編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 子どもに早く知識を詰め込もうと急ぐより、遊びや体験に時間をかけ、ゆっくり育つのを待つ方がよい、という逆説的な教え。急いで教え込んだことは、間違った考えの根になりかねない。じっくり時間をかけることの大切さを説いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 後輩に教える時、早く覚えさせようと急ぐより、自分でやってみる時間をとった方が身につくと気づきました。この言葉の通り、育てるには時間がかかります。新人の育成でも、焦らず待てる先輩でありたいと考えています。
私は、偏見へんけん にとらわれた人間であるより、逆説を語る人間でありたい。 原文(フランス語) j'aime mieux être homme à paradoxes qu'homme à préjugés.
出典:『エミール』第2編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。フランス語版Wikiquoteにも載っている。
意味と背景 常識はずれだと笑われても、自分の頭で考えた逆説を語る方が、世間の思い込みをうのみにするよりずっとよい、という意味。「時間を失え」という教えに驚く読者に向けて、物事を深く考えれば常識とは違う答えに行き着くこともあると語っている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 「みんなそう言っているから」で判断しないよう心がけています。部活の練習方法も、常識を疑って試したら効果が出ました。変わり者と言われても、根拠を持って自分の考えを伝えられる人でありたいと思っています。
子どもを教えることは、時間を得るために時間を失うすべを知らねばならない仕事である。 原文(フランス語) l'instruction des enfants est un métier où il faut savoir perdre du temps pour en gagner.
出典:『エミール』第2編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。子どもたちと駆けっこでお菓子を取り合う遊びを通して教える場面の言葉。
意味と背景 子どもに何かを教える時、すぐに成果が出なくても焦らず、遠回りに見える遊びや体験に時間をかけることが、結局は一番の近道になる、という意味。ルソーは、すぐには効果がなくても、急がず、あきらめずに続けたと書いている。
座右の銘にするなら・面接での答え方 子ども会のボランティアで、急いで教えるより一緒に遊びながら教えた方が、子どもたちがよく覚えてくれました。この言葉の通り、遠回りが近道になることがあります。人を育てる時は、焦らず待てる人でありたいです。
社会は人間を通して、人間は社会を通して研究しなければならない。政治と道徳を別々べつべつ に扱あつか おうとする者は、どちらも決して理解できないだろう。 原文(フランス語) Il faut étudier la société par les hommes, et les hommes par la société : ceux qui voudront traiter séparément la politique et la morale n'entendront jamais rien à aucune des deux.
出典:『エミール』第4編(1762年)
出典について 『エミール』の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 社会のしくみは、そこに生きる人間の心を知らなければ分からず、人間の心もまた、社会の中で見なければ分からない、という意味。政治と道徳は切り離せないというルソーの考えをよく表しており、今の社会科の学び方にも通じる言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 ニュースを見る時、制度だけでなく、そこに生きる人の気持ちも想像するようにしています。この言葉の通り、仕組みと人は切り離せません。仕事でも、ルールや数字の裏にいる人のことを考えて判断できる人でありたいです。
私は、これまで例がなく、これからもまねする人のいない仕事に取りかかる。自分と同じ人間たちに、ありのままの一人の人間を見せたいのだ。その人間とは、私である。 原文(フランス語) Je forme une entreprise qui n'eut jamais d'exemple, et dont l'exécution n'aura point d'imitateur. Je veux montrer à mes semblables un homme dans toute la vérité de la nature, et cet homme, ce sera moi.
出典:『告白』第1巻(書き出し)(1782(死後出版)年)
出典について 自伝『告白』冒頭の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 自分の良いところも恥ずかしいところも、すべてをありのままに書くという、かつてない自伝の宣言。ルソーは、自分をよく見せようとせず正直に書くことで、人間の本当の姿を示そうとした。近代の自伝文学の出発点とも言われる言葉である。
座右の銘にするなら・面接での答え方 自分をよく見せようと飾るより、失敗も含めて正直に話す方が信頼されると感じています。この言葉のように、ありのままの自分を見せる勇気を持ちたいです。面接でも、等身大の自分の経験を正直にお伝えしたいと考えています。
私が他の人より優れているとは言わない。少なくとも、私は他の人とは違ちが う。 原文(フランス語) Si je ne vaux pas mieux, au moins je suis autre.
出典:『告白』第1巻(書き出し)(1782(死後出版)年)
出典について 自伝『告白』冒頭の原文(フランス語版Wikisource)。
意味と背景 自分が人より上だと言うつもりはないが、自分はほかの誰とも違うただ一人の人間だ、という意味。ルソーは、自分を作った型は自分を作った後に壊されたとまで書いている。人と比べて優劣を競うより、自分だけの個性を大切にせよと教えてくれる。
座右の銘にするなら・面接での答え方 成績で人と比べて落ち込んでいた時、この言葉で「違うこと自体に価値がある」と思えました。自分にしかない経験や視点を大切にしています。仕事でも、自分らしい強みでチームに貢献できる人でありたいと考えています。
とうとう私は、ある身分の高い姫ひめ 君の苦しまぎれの言葉を思い出した。農民たちにはパンがないと聞かされて、「それならブリオッシュを食べればいい」と答えたという話だ。 原文(フランス語) Enfin je me rappelai le pis-aller d'une grande princesse à qui l'on disait que les paysans n'avaient pas de pain, et qui répondit : Qu'ils mangent de la brioche.
出典:『告白』第6巻(1782(死後出版)年)
出典について 自伝『告白』の原文(フランス語版Wikisource)。ルソーがこの部分を書いたのは1760年代で、マリー・アントワネット(1770年にフランスへ嫁ぐ)がまだ子どもだった時期。有名な「パンがなければお菓子を食べればいい」が王妃の言葉とされるのは誤りで、その元になった話の一つがこの記述である。
意味と背景 若いルソーが、ワインのおつまみにパンを買いに行くのが恥ずかしく、昔聞いた「姫君の言葉」を思い出してブリオッシュを買った、という気恥ずかしい思い出話。ここに出てくる名前のない姫君の話が、のちにマリー・アントワネットの言葉として広まっていった。
座右の銘にするなら・面接での答え方 座右の銘には向きませんが、「有名な言葉の本当の出どころ」を語る絶好の例です。面接では「マリー・アントワネットの言葉とされるが、実はルソーの自伝に名前のない姫君の話として出てくる」と話すと、調べる力が伝わります。
自然に帰れ。 原文(フランス語) Retour à la nature.
出典:ルソーの著作にこの形の言葉はないとする説(日本語版Wikipedia「自然に帰れ」)
本当の出どころ ルソーの思想を表す言葉として教科書にも出てくるが、ルソー自身がこの言葉を書いたとは確かめられていない。日本語版Wikipediaによれば、「自然に帰れ」は18世紀後半の思想界で広く使われた言葉で、ディドロが書いたとされる文章に出てくることから、のちにルソーの名前と結びついたという説がある(1959年の研究論文)。
意味と背景 文明や社会が人間をゆがめてしまったので、人間が本来持っていた善良さや自由を取りもどそうという考え。原始の生活に戻れという意味ではなく、社会の中で人間らしさを回復しようという呼びかけと理解されている。
この言葉の使い方 座右の銘にするなら、忙しさの中で自分らしさを取りもどす心がけとして。面接では、情報や人の評価に振り回された時に、本当に大事なことを見つめ直した経験を話すとよい。ルソー自身の言葉かどうかは確かでない点も添えたい。
人物の説明の参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC
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